「谷川米穀店」から次の店「宮武」に行く途中に、たまたま尽誠学園の野球場の脇を通った。さっそく野球好きの相棒と私が車を止めて見に行くと、ちょうど練習試合が始まるところだった。「ほうっ!これがあの尽誠学園のグランドか・・・立派やなぁ!」と感心しながら、しばらくうろついてからその場を離れた。
「宮武」は金毘羅さんで有名な琴平町のはずれの、田んぼの中にある。一般店なので、店構えは立派だ。異様に大きな駐車場があり、大型マイクロバスまで止まっている。店舗と駐車場は田んぼ2つ分くらい離れていて、その間を人がぞろぞろと歩いてい ひやひや
る。ちょうどお昼時だったので、店の前に行列ができかかってい
たが、なんとか滑り込む事ができた。店内はわりと広くカウンターとテーブル席と、奥には座敷もあった。ここは一般店と言われているが、システムは少し変わっていて、うどんは注文を取りに来て運んできてくれるが、天ぷらは自分で取りに行かなければならない。最後のお勘定も、レジに自分で丼を持っていって申告するという仕組みになっていて、シロウトには少し複雑だ。店内がとても混みあっていて、店員も忙しそうで申し訳なかったが、我々は2人で1杯の「ひやひや(小)」(230円)と「ゲソ天」(110円)を頼む。ここはメニューも変わっている。うどんは、熱いうどんに熱いだしをかけた「あつあつ」、冷たいうどんに熱いだしをかけた「ひやあつ」、冷たいうどんに冷たいだしをかけた「ひやひや」の3タイプから選ぶことができる。
運ばれてきたうどんをひと口食べる。
ん、うまい!
ここの麺は太くて少しねじれていている。噛むとむんずとした強い押し返しが奥歯にぐにーっとくい込んでくる。滑らかな舌触りで、口の中でぷりぷりと暴れまわる。
そうだ!この感触なのだ!
これこそが私が追い求めていたさぬきうどんなのだ!
だしを飲む。
う〜ん。この味だ!
さっぱりとしているが深みがある。ゲソ天は時間が経ってしっとりとしていたが、厚い衣がだしを吸っていい感じになる。2人で奪い合うように、あっと言う間に完食。1人で1杯食べられないのが非常に残念だ。次に来た時は死ぬほど食ってやる!と思った。
Y氏のコメント
お昼時なので行列を覚悟していたが、意外にもすんなり入ることができた。ここのうどんは熱いうどん、冷たいうどん、熱いダシ、冷たいダシの組み合わせが自由自在である。我々はひやひやを注文、ついででゲソ天。麺はエッジがたっており、歯ごたえ抜群だったが、汁が私にとっては少々薄め。ゲソ天も冷えているので今一であった。麺が良かっただけに少々残念である。
またここに来る途中にあの甲子園常連校である尽誠学園野球部のグランドの横を通ったので、車を止めしばし見学をする。甲子園常連校だけあって立派なグランドである。私の高校のグランドとはえらい差だ。甲子園を狙うにはやはりこれぐらいなきゃいけないと思った。
住所 | 仲多度郡琴平町上櫛梨1050−3 |
営業時間 | 8:30〜16:00頃 |
定休日 | 毎週水曜 (祝日の場合は木曜) |
形態 | 一般店 |