次の目的地「あたりや」の入店予定時間までには1時間以上もあったので、我々は途中で見つけた「YOU ME TOWN(ゆめタウン)」という超大型ショッピングセンターで時間を潰すことにした。ここで好物のHARIBOのグミを買ったり、バイエルン・ミュンヘンのレプリカ・ユニを見つけたり、マッサージ・チェアにかかったりしているうちに、あっという間に1時間過ぎてしまった。
「あたりや」はパチンコ屋の駐車場の敷地内にあるという一風変わったうどん屋だ。パチンコ屋の敷地に入り、駐車場のスロープを降りようとす
ると、私たちの前を1台の製麺屋のミニバンが入っていった。なんだか
嫌な予感がして後をついていくと、うどん屋から従業員が出てきて、今日
はもう終わりだという。『攻略本』には3時閉店(ただし麺終了次第閉店)と
書いてあったが、まだ2時20分だ。ぎりぎりに行ったのならまだしも、少し早くないか?と思いながらも、仕方ないので代替案を探す。そして高松市中心部にある「松家」というセルフのお店に行くことにする。
「松家」は高松市街のゴチャゴチャした狭い路地の中にあった。道が非常に込み入っていて、少し迷ってしまった。中途半端な時間だったので店の中は空いていた。私たちが入っていくと、店の主人は私たちがシロウトであることをすぐ見抜いたらしく、親切に手順を教えてくれた。この店では細麺と太麺を選べる。私たちは冷たい細麺に冷たいだしのかけうどん1玉(150円)を2人で分けて食べた。ここでようやく私たちは関西風の薄い色のだしを飲むことができた。だしはほんのりと甘くいりこはあまり前面に出過ぎず、上品な味でとてもおいしかった。麺はエッジがビシッと立った少しねじれのある麺で粉の香りとほんのり塩味が絶妙でとてもおいしかった。冷たい麺に冷たいだしはのどごしが良くて、この季節にはぴったりで、私のお気に入りになった。急に決めた店にしては大当たりだったので、大満足だった。
住所 | 高松市藤塚町3−15−6 |
営業時間 | 10:30〜夕方 (麺終了次第) |
定休日 | 毎週日曜、祝日 |
形態 | セルフ |