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YM2203・YMZ294・SP0256を使ったハードウエアMIDI音源の製作
SP0256-AL2のクロック切り替え回路

基板

開発当初のクロック切り替え回路

74HC157 ハザード波形図
初期に設計したクロック切り替え回路では74HC157で強制的にクロックを切り替えているので、出力されるクロックは上の図のようにハザードを含んでしまいます。 SP0256の誤動作を防ぐためにICにリセットをかけながらクロックを切り替えるので発音中の音が途切れてしまいます。 さらにブッって言う音が入るので音楽的にも電気的にもよくありませんでした。
発音サンプル

新しいクロック切り替え回路

クロックを動的に変更する手段を調べていたところ、公開特許公報 特開2007-86960に同じようなクロックの切り替え回路が掲載されていました。
公開特許公報 特開2007-86960
波形
この回路を使うと双方のクロックと同期して選択回路が働くため波形が乱れることがありません。実際の回路ではTEST端子は必要ありませんので省きました。
変形回路
発音サンプル
新たな基板は既存の74HC157と差し替えて使用できるように、両面基板を使って表面実装のICを使いました。
人生初の両面スルーホール基板作成です。アートワークはEagle(これも初挑戦)を使いました。
変形回路

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