COM Port to キーボード コンバータ ComKey

製作:2011年9月23日~2011年10月16日
執筆 2011年10月17日
設定画面 ExcelやAccessからAPIを使わずにシリアルポートから入力されたデータを取り込むために作りました。 データはキーボードからの入力としてエミュレートされます。

何をするソフト?

ComKeyはシリアルポートから入力されたデータをキーボード入力に変換するプログラムです。 この手のソフトは需要が薄いのか、フリーソフトではなかなか見つけることができませんでした。 バーコードリーダを扱うメーカーから同じようなソフトが販売されているようですが、価格が1~3万円程度と個人で使うにはとても高額です。 パーソナルユースなので、とりあえずデータの入力とEnterキーへの置換だけに機能を絞って作ってみました。 入力に使用するポートは、PCからシリアルポートとして見えているものなら何でもいいので、USB-シリアル変換ケーブルやBluetoothのSPP(シリアルポートプロファイル)で作られる仮想ポートを使用することもできます。

使い方

バージョン 1.02 ダウンロード README
.Net Framework 2.0が必要です。今のPCなら標準で入っているでしょう。

ComKeyで変換を行うデータは、バイナリデータで言うところの0x0D(改行)、0x20(スペース)~0x7E(チルダ)までです。 それ以外のデータはすべて破棄しますが、指定した特定の文字をEnterキーとして置き換える機能を持っています。 これはバーコードリーダで使われるサフィックスデータが来た時にEnterを入力するのに適しています。

使用する場合の注意点

シリアルポートから大量のデータが入ってくるような機器が接続されている場合、キーボードの操作とオーバーラップしてしまうため、PCが全く操作できなくなってしまう恐れがあります。 現在では無いとは思いますが、モデムなどが接続されている場合はポート名をよく確認してから実行するようにしてください。

パリティエラー・フレーミングエラー等のエラー対策は実装していません。 パリティエラーの場合は文字が?に置き換わるようになっていますが、それに対するメッセージは表示しません。

バージョン履歴

2011/10/16Ver.1.0232x32のアプリケーションアイコンを追加。
2011/9/25Ver.1.01Enterの置換がうまく行われていなかった。
2011/9/23Ver.1.00ExcelやAccessでCOMポートのAPIを叩くのが面倒なので、とりあえず作ってみた。