長岡市議会議員 藤田芳雄
連日の冷たい雨の中で闘った4月の市議会選挙でしたが、お蔭様で上位当選で再選を果たすことができました。
頂いた3174票という数は私のこれまでの一期4年間の議会活動と、一丸となって闘った藤田選対に対する等身大の評価と期待であろうと、素直に喜んでいます。
この選挙戦を通じてふれあうことのできた多くの方々のご意見や培ってきた友情を忘れることなく二期目の議員活動に生かしてまいりたいと思っています。今後とも更なるご支援をどうかよろしくお願いいたします。
早いものであれから既に数ヶ月がたとうとしており、5月の臨時市議会を経て先日終えた6月議会では、私は文教社会委員会の常任委員長に初めて選任され、その重責を果たし終えたところです。詳しくは本紙別項でご報告していますが、いくつかの課題を解決し、周囲の不安そうな視線を横目に、お蔭様で無事に委員長としての職務を遂行することができました。取材に来ていたメディアのうち、ある地元紙では「議会のバリアフリー 視覚障害者議員の委員長デビュー」などと、見出しに大きく書いて
くれ、私も成る程と感心してこれを読みました。障害ゆえのさまざまな課題も、自らの努力をはじめとして、周囲の協力と工夫次第で、問題は充分に解決可能であることを、ここでも実証できた気がしています。
当委員会は福祉、教育、医療、健康などの施策を所管する、市民生活には極めて密接な部署であり、私はこれからも全力でその職を全うしていく決意です。
その他、6月には市議会議員として天皇皇后両陛下がご来岡の折、盲導犬のオパールとともに県立歴史博物館でお見送りをした際、私たちの前で足を止められた両陛下に光栄にもお声をかけていただき、親しくお話をさせていただきました。また美智子
様には握手までさせていただき、その包容力に満ちたお手のぬくもりに大変感激しています。
また、公務としては7月には長岡市内の現地視察や四国の行政視察、子供家庭相談センター(千手)の開所式への出席など、様々な日程をこなし、個人的には5月の視覚障害者を中心としたマラソン大会や、長岡まつり協賛の平和の森コンサートの準備に追われるなど、多忙な毎日を送っています。
「藤田さんは目を離すと何を始めるかわからない。」とは事務局の田中君の弁ですが、「不可能を可能にする。」「マイナスをプラスに変える」。これは今年に入ってから既に何か校で講演した際に子供たちに話している言葉です。
私は選挙戦の真っ最中、ニューヨークヤンキースで活躍している松井選手の背番号と同じ55歳を迎えました。これからも皆さんとともに、盲導犬とともに、そして障害とともにこれまで以上に直球勝負、体当たり人生でまちづくりにあたっていきたいと思っています。
2003年7月7日
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