No.143
らーめん愉悦処鏡花(きょうか)(00/7/4)
ジャンル ラーメン
最寄り駅 JR中央線 立川駅
電話番号 042-525-3371
住所 東京都立川市柴崎町2−12−20
場所の目安 甲州街道日野橋の交差点から、立川通りに入り直進、錦町3丁目の交差点を左折して、立川南通りに入り直進。モノレールガードをくぐって、いなげやの先左側。
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜23:00 売り切れしだい閉店
休み 毎月20日〜22日
予約 不可
駐車場 なし
お品 今昔鶏想麺(地鶏だし淡口醤油味)780円、○○豚想麺(トンコツ醤油味)700円、鏡花そば(期間限定想麺 鴨だし溜まり醤油味)860円
増し 100円、葱増し 100円、肉増し 200円
だしたま100円、シナチク100円、山くらげ100円、岩のり200円、キムチ 200円
ホームページ
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コメント
 消化器系の調子が良くないといいつつも、またラーメンを食べている。元々、ストレスから来ている調子の悪さ。食うことがストレスの解消となる私にとっては、矛盾の中にいます。今日は、朝も昼も食欲全くなし、なのに夕食はラーメンでした。きっと長くないな、私の人生(爆)

 さて、今日のお店は、6月29日にオープンしたばかりの新店です。ラーメン博物館が主催した、ラーメン登竜門で準決勝まで進んだ町田恵一さんがが始めたお店です。
 いろんな意味で、こだわりのあるお店です。

 場所は、立川の南口。立川南通り(東西に走る道)沿い。駅からだと、南口に出て、モノレールの下の道を進み、最初に交わる大きな道を右折。すぐ先左側にいなげやがありますのでその先です。

 店の外観は写真の通り。ラーメン屋と言うより、和食かそば屋と言ったもの。その上中は全く見えません。扉は真っ黒の自動ドア。がんこほどではないけど、閉鎖的な感じを受けます。これは、お店の作戦でしょう。この扉を躊躇せずに開ける者に優越感を与えると言うやつ?

 扉を開けて中に入っても、まだお店の全容は見えません。薄暗い廊下の様になっている。右側に券売機があるのですが、これすら気づかずに、なかに進んでしまった。券売機の先、右側は待合い室。左側からお店の中に入って行きます。

 正面の厨房は明るいのですが、それ以外の店内はかなり暗い。バーの様な雰囲気。カウンターで20席ほど。客の座るカウンタの向こうは、店員がサービスをするための通路になっており、その奥は一段高くなってまた、カウンター。このカウンターに囲まれた奥に厨房があります。
 厨房からはすべての席が見渡せますが、客からは厨房の中は見えません。

 暗がりでラーメン食べるのか?いや、カウンターの各席には、スポットライトが当たっています。ラーメンが置かれる手元だけ。カウンタの内側には、ハロゲンの光源があり、ここから、光ファイバーで導かれた明かりが、手元を照らしています。なんとも凝った造り。お忍びでラーメンを食べに行くにはいいでしょう(笑)。

 酒でも飲んでからラーメンって、したいところですが、今のところはラーメンのみのメニュー構成の様です。

 行ったのは、夜の7時半前。客の入りは7割程度。お天気の影響があるみたい。王様のブランチで紹介された事もあって、通常はかなり混んでいるようです。

 食券を渡してから、ラーメンが出てくるまでに、約20分。かなり待たされますが、お店の雰囲気を楽しむにはいいのかもしれません。リピータになると辛いかも。丁寧にラーメンを作るには仕方のないことかも知れないけど。

 一番スタンダードな今昔鶏想麺と言うのを頼みました。さて、感想です。

スープ
 薩摩軍鶏をベースに20種以上の素材で作ると言うスープ。鶏と鰹の香りが強い。透明で表面には多量の脂が浮かび、スープの温度はかなり高い。もとダレは薄口醤油がベース。薄口の醤油以上の塩分を感じたから、塩もかなり入っている。と言っても、スープは透明に近い。比率から言えば元ダレの量は少なくて、スープの味を大切にしている感じ。
 少量の胡椒が入っているが、刺激的な味はなく、あっさりで控えめなもの。かなり繊細な味なので、味覚に神経を集中していないと、味がわからなくなる。途中で水を飲んで3回ほど味覚をリセットした。
 かなり考えて作ったスープだと思う。


 普通の太さの縮れのある麺。加水率は高く、ツルッとした食感としっかりした腰がある。もちろんかん水は入っているが、臭みはなくいい味だった。
 平ざるで湯きりをしているが、手元が何となくおぼつかないと思うのは私だけ?麺とスープの絡みはあまり良くなかった。


 チャーシュー、メンマ、山クラゲ、白ネギ
 チャーシューは食感を大切にした、固めの肩ロース。ジューシーさを残しており、豚の臭みもない。甘みは抑えたタイプで肉自身の味を楽しませてくれる。
 メンマは、かなり大きく味は薄め。こりこりとした食感があるが、臭みはない。でも、これ、ラーメンの麺と比べると異常に太く固いもの。麺と一緒に食べるとメンマだけ残って辛かった。量も多くて、ちょっと苦労した。麺と比べた時に個性がありすぎ。
 山クラゲも同じ。固い食感は存在感を与えるが、ラーメンと言う食べものの中では存在感がありすぎた。


 登竜門の時のラーメンの進化系である、鏡花そばと言うもの気になる。3つメインメニューはそれぞれ麺も違うと言う。何度か行ってそれぞれ試してみたいとは思った。
 レベルは高いが値段も高い。立地条件を考えると値段が高くなることは仕方ないのかもしれないが、普通のラーメンが、780円と言うのは、多摩ではかなり高い部類に入る。あと100円くらい下げたのが、多摩の実売価格かもしれない。

 ラーメンを待っている間、ラーメン好きと思われる人が、ご主人と会話している。写真を撮るのには文句を言わないが、厨房とカウンターがかなり離れているので、大きな声でご主人に話しかけていることに、閉口した。声が店内に響きわたっている。雰囲気を大切にしているお店なんだから、周りの人の事も考えてもらいたい。ご主人と話するなら、閉店間際とか、もうちょっと考えてもらいたいな〜〜〜。

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