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コメント 稲城団地の近くにあるお店。私が初めて行ったのは、結婚した頃だから、もう12年も前の事だろうか。それ以来、変わらぬ蕎麦と、うどんを出している。 瓦葺きで和風の店構え。駐車場も広く、車での便もいい。ガラス張りの大きな窓が店内を明るくしている。 暖簾をくぐると、右側に、蕎麦打ちの為の部屋がある。部屋中に飛んだ粉が、日々使われている場所であることを示している。テーブルと座敷で40人は入るかと言う店だが、休日の昼には、店の内、外に行列を作ることもある。 行ったのは、昼の1時半過ぎ。昼の混雑も一段落した頃。それでも席の半分くらいは埋まっていた。 うどん、蕎麦共に手打ち。うどんには、笹を混ぜ込んで打った笹切りと言う、緑色のうどんもある。今回はお蕎麦の感想にしておきます。せいろを食べました。 頼んでから、出てくるまで時間がかかったのは、たぶんお湯を換えていたのだと思う。 蕎麦 甘皮の入らない、白い蕎麦。二八と言うところか。表面には艶があり、一定の範囲で太さにばらつきがあるのは、手切りの証拠。しっかりした腰があり、表面のツルッとした食感もこの手の標準的な蕎麦として、いい方。香りは残念ながら弱かった。適度な甘みのある味もいい。 つゆ 鰹ダシの効いた東京らしいもの。本返しを使ったもので、醤油のツンと来る物は弱い。味の濃さも標準的な所である。多少の雑味があるものの、きちんとした手順を踏んで作ったことがわかるいいものであった。 わさびは練りわさび。まあ仕方ない。 まず評価すべきは、値段である。しっかりした手打ち蕎麦をこの値段で出しているのは、これだけで、十分に評価できる。量もちゃんとある。大盛りは+100円である。 洗練されたものではないが、地元でいつでも行ける美味しいそば屋として、十分に価値のあるお店である。 今回は食べていないので味の評価はしないが、うどんもなかなかのもの。また、笹切りうどんは香りがよく、これも楽しい。 せいろと天ぷらと言う楽しみももちろんあるが、ここでのお勧めは、冷やしたぬき蕎麦。千切りにしたナルト、キュウリ。ワカメ、揚げ玉、白ネギがたっぷり乗って580円。安くてボリュームがあって大満足の一品なのである。 |