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コメント 去年の一月あたりに週刊誌に出て以来気になっていたお店。やっと行って来ました。 場所は、1月10日に開業となる多摩都市モノレールの万願寺駅すぐそばです。拡張中の道路の脇なので、最近出来た店だとばかり思っていた。昔からあるお店の様です。年輩のご主人がやってました。外観は、赤。二面が道に面していて、明るい感じ。女性でも入りやすそうです。 内装も古いが、綺麗にしてあった。席数は10程度で、カウンターのみ。行ったのは夜の7時頃で、客数は3。私の後から一人。後から来た人は、カツ丼を頼んでいた。ラーメン中心のメニューのなか、御飯物はチャーハンとカツ丼。このカツ丼。気になりました。なんだか食べてみたい。ゴクゴクスタンダードなカツ丼に見えたのですが、こう言うスタンダードな物こそ食べてみたい。 メニューの中心は、醤油とミソのラーメン。パイタンラーメンと言うのは、白濁したトンコツに塩だそうです。また、野菜ラーメンと言う、醤油ベースに野菜炒めの乗ってくるものもある。私が頼んだのは普通のラーメン。 さて、感想です。 スープ いやー。東京ラーメン。澄み切ったスープのベースは、トリガラ。これにトンコツや豚足、さらに鰹節などの海産物。表面には、少量の鶏の脂が浮きます。元だれは醤油ベースで多少酸味のあるもの。味醂をつかっているのだと思います。 香りは弱いのですが、味の方は、海産物とトリガラがしっかりした味を出しています。私が小さい頃食べたラーメンに非常に近い味。私の原点みたいな感じ。スープの温度は高いです。舌を火傷してしまった。淡泊なスープには胡椒は入っていませんが、テーブルの胡椒をひとふりすると、これぞラーメンという感じ。テーブルの胡椒を使うことはほとんどない私ですが、ここでは使いました。 こう言うラーメンの為に胡椒は存在しているのだ。 決して複雑な味ではないのですが、まろやかさを出しています。ただ、多少の雑味あり。誉め過ぎかな〜〜〜。でもこういうラーメン好みなんですよ。 麺 自家製麺の細目の縮れ麺。かん水と小麦粉のみと言う麺の味は淡泊。加水率は標準的なもの。あっさりしたスープに淡泊な麺が合います。腰は標準的。でも最後まで伸びませんでした。 出前もやっている様ですが、この麺なら可能でしょう。 手打ちではないのですが、佐野ラーメンの麺を思い出した。 具 チャーシュー、メンマ、海苔、白ネギ。 チャーシューは、表面にしっかりした醤油味のついたもの。臭みはないが、固い。そして小さい。メンマは柔らかかった。歯ごたえは期待できないもの。味付けはスープの味とほとんど同じ濃さで、はっきりした特徴を感じなかった。白ネギは輪切りのもので、水には、さらしていない。スープに混ぜ込むと、スープの味をずいぶん変えました。 20年前なら、すごく美味しいラーメン。今の時代にはだた懐かしいラーメンと言う所でしょうか。 東京ラーメンのノスタルジーにはまるにはいいところかもしれない。 ここの本店。高幡の駅に近いところにある。百草園から川崎街道を来て、モノレールの下で左に曲がる。高幡の図書館のところで右に入った先。なぜか話題になるのは、支店のこっちのお店。 本店も試してみようと思う。あと、カツ丼も。 |