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雷文に続いて、FIRDAYに載った店に行くことになってしまった。決してFRIDAYの影響ではないんですよ。
このお店は、私の実家の近所。行こう行こうと思っていながら、まだ行ってなかったのです。
最近流行の和歌山ラーメンが食べられる、都内では数少ないお店。実家に行くついでに、やっと食べて来ました。
このお店の近辺は、道が非常に入り組んでいる上に、一方通行が多い為、都内でも有名な迷路の様な場所です。
近辺の道路事情に詳しくない限りは、車では近づかない方がいいと思います。駐車場もありません。
どうしても車で来る場合は、小田急線経堂駅の南から豪徳寺方面に進む、一歩通行の道があります。この道を進んで、世田谷線の踏切にさしかかる前のお寺の横あたりが、路駐ポイントです。世田谷線の踏切を越えてしまうと、停められる場所はない思って下さい。無理矢理停めたとしても、他の車に非常に迷惑になります。
この一方通行の道、今日も逆行車がいた。お店の場所を知らなければ、絶対車で行かないでください。ひどいことになります。
さて、家族で訪れたのは、昼の２時前。我々の前には、カップルが２組。我々が並んだすぐ後に、また６人ほどが並ぶ。雑誌のせいか、最近の和歌山ラーメンのブームの為か、昼飯の時間を過ぎても大混雑の状態でした。また、店の前を通りすぎる人たちも、興味津々で眺めて行きます。
並んでいる人たちも、店の前のメニューの看板を見ながら、ラーメンの話をしてる。ブームとは怖いものだ。
１０分並んでも、店からはダレも出てこない。やっと店の中に入れたのは、並んでから１５分後。席数は１２。もうちょっと回転が良くてもいいような気がする。店に入って注文してから、ラーメンが出てきたのは、１５分後。
注文してから出てくるまで、遅すぎます。席数が多いならわかるけど、私たちの前に、ラーメンが出てくるのを待っていたのは、４人だけ。それも我々とほとんど同時にオーダをした人。
店の人は３人いた。皿洗い１人。カウンターの対応１人。ラーメンを作る人が１人。３人もいて、１２人の客をさばくのにこんなに時間かかるか？
「いらっしゃい」の声はでかいが、対応は非常に悪い。この店、最大の不満です。
さて、ラーメンの方。最近話題の和歌山ラーメン。ラーメンではなく、中華そばと呼ぶ方が正しいみたいですね。
小ぶりのどんぶりで、ソーサがついてくる。スープは、通常のラーメンに比べると少ない。麺が満載の状態です。今回はスタンダードに中華そば頼みました。
濁ったスープに、細目のストレート麺。具は、メンマとチャーシュー。シンプルです。
スープ。濁ったスープにかなり塩の強いともダレ。スープは、長時間煮込んだ結果、白く濁った上、とろみがある。非常に濃厚なスープです。
表面は、油は浮かんでいません。長時間煮込んだ結果、油は乳化してスープに溶け込んでいます。トンコツの臭いも強烈。
美味しいのですが、評価は分かれると思います。塩味がかなり強く、さっぱり系のラーメンが好きな人の中には、美味しくないと評価する人がいると思います。
この店の紹介記事を見ると、和歌山ラーメン（トンコツ、鳥ガラ）のスープと西東京の和風だしをミックスしたものとあります。和歌山ラーメンのスープだけだと、東京では受け入れられないのかもしれない。そう言えば、和歌山ラーメンで東京で有名な「のりや」も、和歌山をベースにしてアレンジしている言っていたな。今週、「ラーメン博物館」に行く時間が出来るので、「井出商店」の味試してみます。それで、どう違うかわかるかもしれない。
麺は、細目のストレート。そんな麺でも、スープにとろみがあるので、大量のスープが絡んできます。コレが、塩っぱさを感じさせる原因かもしれない。
細い割りには、腰があって美味しかった。麺、合格。
具は、シンプル。メンマとチャーシュー。チャーシューは、ちょっと堅くてぱさついていました。メンマは臭み無く柔らか。
全体のバランスはよく、美味しいラーメンだとは思います。ただ、評価は分かれると思いますよ。だめな人には食べられないラーメンだと思う。
和歌山ラーメンを説明するのに、九州のトンコツと関東の海産物系の真ん中。中間的な味と説明する人がいたけど、濃厚さから言えば、本場のトンコツの方にずっと近いと思う。
美味しいラーメンで、ランキングに登場するのはうなづけますか、店の対応が悪すぎます。必然性があって、待つのは仕方ないけど、ここのは、人を待たせることを何とも思っていないだけ。
