ノロウイルス感染症の家庭における注意点

 学校、職場、施設内でノロウイルス感染によるおう吐・下痢症が発生しても、その最初の発端は家庭内での感染による場合が多いです。特に子どもや高齢者は健康な成人よりもずっとノロウイルスに感染し、発病しやすいですから、家庭内での注意が大切です。
 1. 最も重要な予防方法は手洗いです。帰宅時、食事前には、家族の方々全員が流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。
 2. 貝類の内臓を含んだ生食は時にノロウイルス感染の原因となることを知っておいてください。高齢者や乳幼児は避ける方が無難です。
 3. 調理や配膳は、充分に流水・石けんで手を洗ってからおこなってください。
 4. 衣服や物品、おう吐物を洗い流した場所の消毒は次亜塩素酸系消毒剤(濃度は200ppm以上、家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)を使用してください。
 ※次亜塩素酸系消毒剤を使って、手指等の体の消毒をすることは絶対にやめてください。

国立感染症研究所 感染症情報センター 疾患別情報 ノロウイルス感染症
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-a.html
2010年1月更新



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