新型インフルエンザ質問と回答
新型インフルエンザに感染すると重症になるのですか?
いいえ、ほとんどの方が軽症で回復しています。
ただし、持病がある方々のなかには、治療の経過や管理の状況によりインフルエンザに感染すると重症化するリスクが高いと判断される方がいます。とくに次の持病がある方々は、手洗いの励行、うがい、人混みを避けるなどして感染しないように注意してください。また、周囲の方々も、感染させないように配慮するようにしましょう。
・慢性呼吸器疾患
・慢性心疾患
・糖尿病などの代謝性疾患
・腎機能障害
・ステロイド内服などによる免疫機能不全
さらに、次に該当する方々についても、インフルエンザが重症化することがあると報告されています。感染予防を心がけ、かかりつけの医師がいる方は、発症時の対応についても相談しておきましょう。
・妊婦
・乳幼児
・高齢者
熱が出て咳(せき)もあります。病院を受診する必要がありますか?
必ず受診しなければならないわけではありません。症状が比較的軽く、自宅にある常備薬などで療養できる方は、診療所や病院に行く必要はありません。ただし、前の項で紹介した持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。
また、もともと健康な方でも、次のような症状を認めるときは、すぐに医療機関を受診してください。
小児
・呼吸が速い、息苦しそうにしている
・顔色が悪い(土気色、青白いなど)
・嘔吐や下痢がつづいている
・落着きがない、遊ばない、反応が鈍い
・症状が長引いていて悪化してきた
大人
・呼吸困難または息切れがある
・胸の痛みがつづいている
・嘔吐や下痢がつづいている
・3日以上、発熱が続いている
・症状が長引いていて悪化してきた
自宅で療養しています。家族が同居しているのですがどのような注意が必要ですか?
同居している家族への感染を確実に予防することは困難です。ただし、なるべく感染しないように、以下のことを心がけてください。
患者であるあなたは・・・
・咳エチケット(次の項)を守りましょう
・手をこまめに洗いましょう
・処方されたお薬は指示通りに最後まで飲みましょう
・水分補給と十分な睡眠を心がけましょう
患者の同居者は・・・
・患者の看護をしたあとなど、手をこまめに洗いましょう
・可能なら患者と別の部屋で過ごしましょう
・マスクの感染予防効果は限定的ですが、患者と接するときには、なるべくマスクを着用しましょう
※ 患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗濯・洗浄及び乾燥で消毒できます
とくに、持病があったり、妊娠している方などが同居している場合には、なるべく別の部屋で過ごすようするなど、より確実な感染予防を心がけてください。また、念のためかかりつけの医師に相談しておきましょう。医師の判断により、予防のためのお薬が処方されることがあります。
咳エチケット
1.周囲の人からなるべく離れてください。
咳やくしゃみのしぶき(飛沫)は約2メートル飛ぶと言われています。
2.咳やくしゃみをするときは、他の人から顔をそらせ、ティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
他の人にしぶき(飛沫)をかけないように心がけましょう。マスクをしていない場合には、ティッシュなどで口と鼻を覆うことも大切です。使ったティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てましょう。
3.咳やくしゃみを抑えた手を洗いましょう。
咳やくしゃみを手で覆ったら、手を石鹸で丁寧に洗いましょう。
4.マスクを着用してください。
咳、くしゃみが出ている間はマスクを着用しましょう。使用後のマスクは放置せず、ゴミ箱に捨てましょう。
※咳エチケットに加え、周囲への感染予防では、手洗いも大切です。石鹸を使って15秒以上かけて洗いましょう。洗った後は清潔なタオルやペーパータオルなどで十分に拭き取りましょう。
自宅で療養しています。熱が下がったので外出してもいいですか?
熱がさがっても、インフルエンザの感染力は残っていて、あなたは他の人に感染させる可能性があります。完全に感染力がなくなる時期については、明らかでなく、個人差も大きいと言われます。少なくとも次の期間は外出しないように心がけましょう。
熱がさがってから2日目まで
ただし、現在流行している新型インフルエンザについては、発熱などの症状がなくなってからも、しばらく感染力がつづく可能性があることが、様々な調査によって明らかになっています。
ですから、あなたが新型インフルエンザに感染していると診断されている場合や、あなたの周囲で新型インフルエンザが流行している場合には、発熱などの症状がなくなっても、周囲の方を守るため、さらに次の期間についてもできるだけ外出しないようにしてください。
発熱や咳(せき)、のどの痛みなど症状がはじまった日の翌日から7日目まで
ご協力に感謝いたします
以上、厚生労働省HPより
院長のブログこちらをクリックしてください。
公式サイトはこちらをクリックしてください。
携帯サイトのトップはこちらをクリックしてください。
Copyright© 2009 Mori Naika Clinic all rights reserved.