高齢の方の高血圧と降圧薬(日本高血圧協会)

 1.血圧が繰り返し測定しても医療機関で140/90mmHg以上(家庭血圧では130/85mmHg以上)あれば高血圧と診断されます。まずは減塩を心がけることで、それで降圧不十分なら薬を加えます。

 2.降圧目標は65歳以上でも一般には140/90mmHg未満です。ただし他に合併している病気があれば一律にはできませんので、全身状態をよく診察してもらってください。

 3.降圧薬の種類では、高齢の場合、一般的にはカルシウム拮抗薬(Ca拮抗薬)か、またはアンジオテンシンのブロッカー(ARB、またはACE阻害薬)+少量の利尿薬併用が勧められます。

 4.高齢では、他の病気をも合併していることも多く、その内容によって降圧薬の使い分けが必要です。例えば、糖尿病や腎臓病があればまずARB(またはACE阻害薬)、狭心症があればCa拮抗薬を用います。

 5.数ヶ月間様子をみて、降圧不十分なら、2剤さらに3剤と組み合せて併用療法を行います。
2009年8月更新



ブログはこちらをクリックしてください。
公式サイトはこちらをクリックしてください。
携帯サイトのトップはこちらをクリックしてください。

Copyright© 2009 Mori Naika Clinic all rights reserved.