高血圧と入浴(日本高血圧協会)

 1.日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2009」によれば、高血圧患者さんの入浴の心得は、湯の温度は38〜42℃くらいで、5〜10分間入浴することを目安にすることです。

 2.一般論として、高血圧患者さんは正常血圧者よりも入浴直後の血圧上昇が大きく、浴槽から出る時の血圧低下が大きい。しかもこれらの変化は、脱衣所と湯の温度との差が大きいほど増強されます。したがって、脱衣所の室温が20℃以下であれば、入浴前に十分にかけ湯をしてから浴槽にゆっくりとつかるようにしてください。

 3.浴槽から急に立ち上がって出ると血圧が下がりすぎて、めまいや瞬間的に意識を失い、重大な事故につながることがあります。ことに飲酒後の入浴ではこのような変化が顕著になりますので、飲酒後の入浴は控えましょう。

 4.冷水浴やサウナは避けましょう。
2009年8月更新



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