B&G MEMORIAL of SUMMER
BOYS and GIRLS in Long Vacation
「あっつ〜……」
まだ梅雨も明けきっていない七月初旬。土曜という事で学校も休みな高平継は、朝からエアコンの効いた自室でアイスの棒をかじりながら課題を真面目に
仕上げていた。そして継のベッドの上では、同じく課題を終えた柊木要がパソコンを使ってネットサーフィンを楽しんでいる。
「継くん、終わった?」
「んにゃ、もうちょい……ってか、期末終わったばっかなのに課題出すなんておかしくねぇか?」
もうとっくに味の抜けたアイス棒をゴミ箱に捨てて、口直しとばかりにコーラをグラスに注ぐ。グラスは客間の冷凍庫で冷やしておいたものなので、多少
コーラが温んでいても問題なく飲む事が出来るのだ。
「油断しないようにって意味でしょ? 夏休みの課題もその為にあるんだし。それに今日終わらせておけば、明日は一日遊べるんだから……頑張ってっ」
励ますように言いつつ、要の笑顔が継を応援する。六月の頭に幼馴染から恋人へと進展した継と要は、まだ付き合い始めて一カ月足らずという出来たて
カップルだ。だが要は実家が経営する欧風喫茶レストラン『ひいらぎ』の重要な戦力であるが故に、週末はなかなか休みが取れないでいた。しかし今日と
明日の土日二連休は、代理で大学生の男性と同じ陽ヶ崎高校に通う女子がアルバイトが入ってくれたおかげで久方振りの休みを頂戴しており、今日などは
朝も早くから高平家を訪れ、継の面倒を見ているというわけだった。
「…………っしゃあー、終わりぃ!!」
シャープペンをノートの上に投げ置き、継が宣言とともに大きく背伸びをする。朝の九時から取り掛かっていた課題は二時間強を要して全問回答。元々
継は成績も良い方なので、課題量が比較的少なかった今回は取り組みさえ早ければ昨夜の内に終わらせる事も出来たのだ。だが昔からの悪い癖で、いつも
先送りにしては遊び、締切ギリギリになって手を付けるという小学生のようなところがあった。夏休みの課題などがその最たる例で、毎年要の家に上がり
込んでは宿題を丸写しか、あるいは参考にしながら解くということを繰り返している。
「はぁい、良く出来ました。もうすぐお昼の時間だけど……継くん、何が食べたい?」
「昼飯かぁ……悪くないけど、まだそんなに腹減ってねーんだよなぁ。…………それより」
すっと立ち上がり、要が座っているベッドまで歩くと、継はノートパソコンを奪い取ってそのまま床に置く。そして右手で要の腰を抱き、抵抗しようと
した右手を左手で制する。
「け、けい、くん……っ」
「どっちかってーと、俺は……こっちのほうが良いな」
瞼を閉じ、顔を寄せる。要も躊躇してはいたが、やはり最愛の恋人に求められればそれに応じるのは当然の反応だ。同じように瞼を閉じて、右手を継の
左手としっかり絡める。
付き合い始めてから、もう何度か重ねていた口唇。回を重ねるごとに新しい試みがなされ、今ではただ重ねるだけでは満足できなくなったのか、より深い
繋がりを求めるようになってきた。それは今日も変わらず、さほどの時間もかからずに熱い水音を奏でる――――のだが。
「こんにちはー! 継さん!! ……かな、め、さ〜……ん……」
「!!?」
闖入者の登場に思わず口を閉じ、がりっと継の舌を噛んでしまう要。痛みで悶える継はしかし硬直している要が口を開けてくれなければ舌が千切れて
しまいかねないので、すぐには逃げられない。
そんな二人のあられもない様子を見てしまった闖入者――――もとい、佐伯由紀乃は顔を真っ赤にしながらも、自分が好きな二人が仲良くしている事を
嬉しく思いながらも。
「し、失礼しました〜……」
そそくさと退散し、胸の奥にかすかに感じる疼きが未だに残っている自分自身の心を、疎ましく思っていた。
Episode 0.6 Secret Love of Sister 〜前編〜
佐伯由紀乃は、継の父・高平晃司の再婚相手である佐伯智佳の連れ子である。といっても高平家に同居しているわけではなく、少し離れたマンションで
母子二人暮らしという生活は変わらない。父親は由紀乃が幼い頃に交通事故で亡くなっており、おぼろげながらその顔を憶えているといった程度の記憶しか
持たず、智佳から写真を見せられても今一つピンとこない、というのが素直な感想だった。
母親である智佳はインテリアデザイナーとして活動している。いくつかの会社と契約をして仕事を取って来ていたのだが、五年ほど前から晃司と仕事を
ともにする事が多くなり、その一年後には高平設計事務所の専属デザイナーとして正式契約するとともに社員となっていた。元々女性スタッフは少ない
らしく、その一番の理由は晃司の私生活での破天荒ぶりが原因だったのだが、智佳はそんな晃司をすんなりと受け入れ、ともに良き相棒として良好な信頼
関係を築いていった。
だが、晃司とどれだけ接近しても男女の一線だけは越える事はなかった。晃司は亡き妻である高平遼子を今も深く愛しており、また智佳も夫の事を忘れた
事は一度もない。にも関らず二人が再婚したのは、率直に言えば事業のためだった。本当に恋愛感情が無かったかと言われれば微妙ではあるが、それ以上に
晃司と智佳は仕事をより発展させるという目的意識のみに拘って、公私ともにパートナーとなった。だがお互いに籍は入れておらず、佐伯智佳は変わらず
佐伯智佳のままであり、その娘である由紀乃も名前は変わらない。佐伯――――それは今は亡き夫の名字。その名字をこれからも名乗る事が智佳にとって
変わらぬ愛の証拠であり、夫の忘れ形見である愛娘・由紀乃を大切に思ってのものでもある。
だが思春期真っ只中の由紀乃はそんな母の想いを完全には理解出来ず、昨年末から反抗的な態度を取っていた。
朝は智佳と顔を合わせる事を避け、帰りは夜も遅いと言える時間。治安は比較的良い陽乃海市ではあるが、だからといって中学生の少女が夜に出歩くなど
危険過ぎる。しかし由紀乃は「自分はそんなにバカじゃない」とタカを括って夜遊びをし、繁華街を目的もなくふらついていた。
そんなある日。三月も終わりに近づいた日ヶ峰町商店街の裏路地で。
陽乃平高校の制服を着崩した学生三人に取り囲まれ、由紀乃は乱暴に髪の毛を掴まれた上、壁に背中を張り付けられていた。
「よぉ、ねーちゃん。テメェ俺らにぶつかっといて謝りもなしかよ、おぉ!?」
「ガキだからって何しても許されっと思ってんじゃねっぞ、ゴルァ!!?」
「黙っとらんでなんか言わんかいこの小娘がぁ!! 剥くぞこのヤロウ!!!??」
最後の脅しは少々大袈裟だが、学生たちは怒りに任せて由紀乃に詰め寄る。だが由紀乃は冷めた目で三人を一瞥すると、ふん、と鼻を鳴らした。
「出来もしないこと言わないでよ。そんな言葉遣いであたしが怖気づくと思ってんの? やれるもんならやってみなさいよ……」
挑発し、ペッと唾を吐きかける。由紀乃はこれまで補導された事は一度もなく、またある程度横柄に振る舞っていても見逃されてきた。それは周囲から
見れば由紀乃は子どもでしかなく、『誰か』に保護されるべき対象だと、街行く『大人たち』が認識していたからだ。彼らは自分に由紀乃を案じてやる
ような義理はないし、危険を知らせてやるような義務もない。きっと『誰か』が手を差し伸べるだろうと責任を相互に押し付け合っていた。
――――自分には関係ない。お前がやれ、と。
どこまでも赤の他人でしかない少女に手を差し伸べる『誰か』は、残念ながら今日まで一人も現れなかったのだ。
それ故、由紀乃は自分が特別な人間なのだと錯覚していた。絡んできた不良三人はカミサマとやらが自分に与えた試練なのかもしれないが、『特別』な
自分には脅威ではない。すぐに見逃され、また自分は自由になる。そう慢心していた。
だが、彼らは『大人たち』ではない。由紀乃とそう変わらないくらいの年齢の子どもであり、しかし年下の少女に唾を吐きかけられて黙っていられるほど
大人しくもない。
「っにすんだ、テメェ!!!!」
ばちん!! と破裂音が響く。左の頬に感じる熱い痛みとともに由紀乃は倒れ伏し、はっとしたように彼らを見上げた。
「おいおい、いきなり殴ってんじゃねーよ、バァカ」
「っせぇ!! ナメた真似しやがってクソガキがぁ、オラ立てェ!!」
上着の襟を掴まれ、強引に立たされる。茫然としたままの視界に唾を吐きかけた不良の顔が映り、思わず由紀乃は身を強張らせた。
怒りに震える険しい顔。その眼に宿っているのは暴力性のみ。その暴力が今、自分だけに向けられている。
余裕などどこかに飛んで行ってしまった。叩かれた痛みも感じない。ただ一つの感情だけが全てを麻痺させている。
怖い――――シンプルにして最も直接的な感情。振るわれる暴力でもなく、与えられる痛みでもなく、ただ、向けられる敵意が怖い。
「……………………い、いや、いやぁっ!!!!」
身をよじって抵抗するが、せいぜい上着が脱げかけるだけだ。それに男一人の力にか弱い少女の力が敵うはずもない。そして初めて少女が見せた恐怖の
表情に、少年たちは愉悦を感じ――――同時に、邪な感情を抱き始めていた。
「んだよ、急にしおらしくなりやがってよぉ!?」
「いやー、だってさ。何、よく見てみりゃ結構かわいーじゃん、キミ」
「へへ……そーだなぁ、オメェが吐いたコレ、キレーに拭いてくれたら許してやんよ?」
少年が自分の頬を指差す。由紀乃は言われるままコクコクと頷き、上着の袖を手で持って拭こうとした。
「バァカ、ちげーよ。テメーが吐いたんだからテメーの口でちゃ〜んと、舐めて取るんだよぉっ!!」
パシン、と再び頬を叩かれる。先程よりも痛くはなかったが、少年の発言に耳を疑うように由紀乃は目を見開いた。
「ギャハハハ!! おいおい、AVの見過ぎだろオメー、マジでヘンタイじゃん?」
「あー、おじょーちゃん、コイツガチでヘンタイだから。ゆーこと聞かないと何されっかわかんねーよ?」
「っせーなぁ!! オメーらだって同じようなもんだろうが!! オラ早くしろよ……おいっ!!」
今度は頭を小突かれる。せめて抵抗しようと少年との間に腕を入れるが、上着を掴んでいた腕がぐいっと深く握りこまれ、シャツも一緒に掴み返す。
逃がさないという言葉と同時に掃除する事をより強いるための行為。力では敵わない上にこれだけ近づけられては、もう逃げようがない。
「……っ、ご、ごめんな、さい……ごめん、なさい……」
ぽろぽろと落涙し、許しを乞う。どうあっても逃げられない以上、それ以外に由紀乃に与えられた道はなかった。少年たちにそれを許容するだけの器量が
あれば、その申し出は受け入れられるだろう。年下の少女が調子に乗って犯した、些細なトラブルとして済ませる事はそれほど難しい事ではない。
だが、残念ながら。
「ハァ? 今更何言っちゃってんの? 先にぶつかってきたのはソッチだろーがよ! ケンカ吹っ掛けたのもソッチ!! だったらケツ拭くのもソッチの
仕事に決まってんだろうが!!!! 出来ねぇって言うんなら今この場でマジ剥くぞテメェ!!?」
それが許容出来ないからこそ、彼らは『不良』と呼ばれているのだ。
上着を乱暴に引き剥がされ、地面に押し倒される。組み伏せている少年とは別の二人が由紀乃の両手、両足をそれぞれ拘束し、抵抗する術を奪う。
「へへ、わりーなおじょーちゃん。あとで俺もヤらせてねぇ♪」
「あんま抵抗すっとメッチャ痛いからねー。あ、でも夜遊びしてんだし、もうとっくに開通済み? ギャハハハハハ!!!!」
下品な言葉を投げかけられ、これから自分の身に何が起こるかを理解してしまった由紀乃は激しく抵抗するが、既に遅い。とっくに自由は奪われており、
後はもう彼らの行為を受け入れるしかなかった。
ねぇ、カミサマ。こんなの酷いよ。これがあなたの試練なの? だったらどうかお願いです。もう悪い事はしません、お母さんにも心配はかけません、
良い子になります。本当です。だからお願いしますカミサマ。ううん――――お願い、お父さん。
「助けてぇ!! お父さぁん!!!!」
暗い路地裏に響く声。しかし時刻は夜の十時近く、すでに商店街の店はほとんど閉まっている。道行く人も少なく、飲み屋が並ぶ通りはまた別の路地だ。
だからこそ少年たちはここに屯していたのであり、由紀乃もそれは経験上知っている。
「ハハッ、いいねぇ。おとうさ〜ん、てか!? 抵抗されっと俺も燃えてくんぜぇ……おら、もっと叫んでみろよぉ!!」
「悪いヤツだねー、ホント。誰も来ねぇって分かってるクセにさぁ!!」
「何なら手伝ってやろうか? おーい、誰かいませんかぁー…………はい、誰もいませぇーン!!」
ゲラゲラと下品に笑う少年たち。由紀乃はしゃくり上げながらそれでもうわ言のように「助けて…」と繰り返す。その姿に苛立った少年がまた手を振り
上げる――――と同時に。
「――――何やってんだ、お前ら」
路地裏に響く声。両手には黒いごみ袋を持った男――――いや、少年たちとそう変わらない年頃の男の子が一人。
「あぁ!? んだ、テメェ!!?」
「こっちはお取り込み中なんだよ、テメェはとっとと帰ってママのおっぱいしゃぶってろや」
「それとも見学してくかぁ!? 今からこの子、三人で――――」
声が途切れる。それはあまりにも唐突過ぎる出来事だった。
由紀乃の足を掴んでいた少年はゴミ袋を投げ捨てた男の子に距離を詰められると同時に、膝蹴りを顔面に叩き込まれて悶絶し、それに気づいた腕を掴んで
いる少年が反応しようという時には、一直線に伸びた槍のような蹴りが鳩尾を貫く。呼吸を封じられた少年は前屈みになり、そこへ止めとばかりに天からの
流星・かかと落としが打ちこまれる。
「……は、はぁぁ!!?」
組み伏せていた少年が立ち上がり、仲間二人の惨状を目の当たりにして後ずさる。対峙している男の子は眼光も鋭く少年を見据え、次いで倒れたままの
由紀乃を見やった。
「お前がやったのか」
「だ、だからなんだよ!? ワリィのはそのガキだ!! つか、テメェこそなんなんだよ!!? ケンカ売ってんのかコラァ!!?」
それどころの騒ぎではないというのに、虚勢を張る不良少年。不意打ちとはいえ男の子の足技は相当のものだ。加えてその手際の良さは明らかに場馴れ
している人間のものであり、まがりなりにも不良としての嗅覚を持つ少年は己の不利を悟っていた。
「ケンカなんか売ってねぇ。俺が言いたいのは店の裏で騒ぐなって注意が一つ。下品な会話はお断りってのが一つ。あと、最後にもう一つあってな……」
「な、なんだよ!?」
ざりっ、と男の子が一歩近づく。少年の後ろは壁だ、退路はない。しかし見れば男の子の右手側はやや開いており、どうにか逃げ出すことが出来るよう
にも見えた。仲間二人には悪いが、どちらも重傷を負っており、とても一緒に逃げる事は出来そうにない。
「ちっ………クソッタレがぁ!!!!」
猪突猛進とばかりに駆け出す少年。体当たりをフェイントにしての脱出を敢行する。男の子はそれに驚いたのかさっと飛び――――
「な……はぁ!!?」
――――逃げようとする少年に追いつくように、バッステップで間合いを調整した。
「最後まで聞けよっ」
どすぅっ!! と腹部を抉る右ボディブロー。胃に穴が開きそうな強烈な一撃。誘い込まれたのだと少年が理解したのはこの一撃を受けてからだった。
「俺は世界中で一番許せねぇ事があってな!」
返す刀の左フック。側頭部(テンプル)を殴り飛ばし、その衝撃で意識が飛びかけるよりも先に壁に跳ね返され、結果意識は引き戻され、また左右両方に
ダメージを受ける。男の子はざっと深く踏み込むと、自分の手を握り潰さんばかりの力で右拳を固めた。
「どんな理由があっても、女の子を傷つけたり泣かせたりするヤツは、徹底的にぶちのめすって決めてんだよっ!!」
天を突くほどに高々と掲げられるアッパーカット。不良少年の顎を完膚なきまでに弾き飛ばし、さらに男の子はオマケとばかりに足元に転がしておいた
ゴミ袋を蹴り飛ばす。ゴミ袋は衝撃で破れ、少年は中から溢れだした生ゴミにまみれたまま昏倒した。
「……おい、鼻潰れ」
「ぶぇ!?」
一撃目で顔面に膝蹴りを叩き込んだ不良に勝手にあだ名をつけ、その前にしゃがみこむ男の子。
「お前らはここでもつれ合って転んだ。全員入院が必要なくらいド派手にな。そうだろ?」
右手をパキパキと鳴らしながら笑顔の脅迫。ネーミング通りに鼻を折られて前歯も欠けている少年は何度も頷き、男の子は路地裏から出ていくように指で
びっと出口を差した。少年もそれを直ぐに察し、まだ悶えている蹴り二発を食らった少年とともに気絶している仲間を引きずって退散。男の子に振り返る事
さえしなかった。
「やれやれ。っと……おい、大丈夫か?」
何とか起き上がっていた由紀乃の前にしゃがんで男の子が衣服を整えてくれる。幸いにも叩かれた痕はそれほどひどくはなく、今は少し腫れているだけだ。
「大したことなさそうだけど、やっぱ冷やした方がいいな。待ってろ、すぐに濡れタオル持ってきて貰うから……要、いるんだろ?」
「!?」
男の子の言葉と視線を追ってみると、路地をこそっと覗くような態勢で女の子の姿があった。
「うん、すぐにタオル持ってくるね。あ、でもちょっと汚れちゃってるから……」
軽やかな足音を弾ませて、要と呼ばれた女の子がやってくる。白い服はなにかの制服だろうかと考えていた由紀乃だが、それがコックなどが着る物だと
気付いたのはしばらくしてからだった。
「良かったら、シャワー浴びていかない? お店ので悪いんだけど、家までその格好で行くのはイヤだよね?」
「そーだな。俺もシップの用意しとく。要、任せて良いか?」
「了解です、継くんっ」
にっこりとほほ笑む要。そして、自分を助けてくれたこの男の人は、継。
二人に出会った桜の季節。そしてその一人である継が、母の再婚相手の息子だと由紀乃が知るのは……もう少し、後のことであった。
あとがき:
次なる番外編は、文化祭にも登場した継の義妹である佐伯由紀乃ちゃん。彼女がどのようにして継と知り合い、
また義兄妹として接してきたかを描いていきます。やはり元々メインキャラである継の関係者だけあって、龍也よりも
文章量は多くなります。結果、続きは後編に。
継との関係、要との関係、それがこれから広がって夏に至るわけですが……さて、どんなドラマが待っているのか?
管理人の感想
鷹さんより、番外編第3段をお送りして頂きました〜^^
今回は継の義妹、由紀乃のお話。彼女と継の間に、何が起こったのかってところですかね〜。その辺りは本編ではあまり語られていませんでしたし。
素直で良い子だと思った由紀乃ちゃんが、すげーすれているのには驚きましたが^^;
そして・・・あれ、目の錯覚かな? BGMではヘタレな継が、凄くかっこよく見えるのですが(ぉぃ
継の場合は謙悟とは違い、格闘技というよりは喧嘩慣れしてるって感じでしたね。どれも、相手を悶絶させるのに効果的な技でしたし。
次回は後編!・・・いや、中編かな? どちらにせよ、楽しみにしておきましょー^^