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導入経緯
7年前、先代社長から会社を引き継いだとき、少なくない負債がありました。
不安の中で悩んでいたとき、多く仕事を戴いていた元請会社の社長から「現場管理を徹底し現場利益を
確保しなさい」と指導され、マイスターを紹介してもらいました。
当時は大きな出費と思いましたが、導入を期に社内現場管理方法も変えて見ようと、従来問題点の洗い
出しと、改善目標を作りました。
マイスターに現場から上がるすべての情報を取り込み、社内ですべてのデータを共有する方針を実行しました。
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従来の問題点
1、監督の能力により現場利益に大きな差がある
2、個々の現場別利益を把握できない
3、監督自体、原価意識が希薄。指示待ち
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改善目標
1、現場利益は監督能力だけでなく、会社全員で利益を出す
2、共通経費などを減らし、現場での損益が会社の損益となるよう現場予算を組む
3、日報報告を基本とし、現場データはすべてマイスターに当日入力する
4、監督は実行予算若しくは「目標」を必ず作る
5、データはすべて社内で公開し、毎日進捗会議で利用する
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マイスター導入以降の状況
1、材料も含め当日発生の原価を工事毎で把握している
2、監督の原価意識の変化は作業段取りの効率化に現れている
3、監督間・現場間での機械・労務の調整が可能となった
4、現場でのロス、問題発生を当日報告・処理が出来る
5、副次的な効果として経理部のチェック処理はマイスターで完了している
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ご担当者の声
現在、当時の負債は完済し会社規模も少し拡大しています。
何よりも、監督以下スタッフの提案発言が多い会社になったと自負しています。
経営者ならば、現場損益データを公開・共有する事に抵抗があるのも事実ですが、
現在の厳しい環境の中、スタッフが動いてくれなければ利益が出ないのです。
スタッフが自ら動いてくれる仕組み作りも経営者の仕事と思います。
マイスター導入の利点の1つはPDCAの仕組みが作れる事です。
P:監督自ら利益目標を立てる
D:日々、効率的段取りで作業し当日報告
C:日報データの集計結果は進捗計画の基本
A:個々現場改善は監督と全社員で行う
コンサルティング指導のような高度な管理を意識する必要なく、マイスター運用がPDCAの実施なのです。
1、日報を早く、多く、正確に入力
2、結果はスタッフが工事利益改善に活用する を日々積み重ねることが基本と考えています。
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