簡易CG(重心位置)チェッカーの紹介


重心位置を決めるとき、または調べる時に主翼の下に両手の人差し指で、
または人差し指と親指で機体を支えてバランスを取って見ますよね。
特にHLG等は機体が軽いので楽に計れちゃいます。
ですが、指で支えているので数ミリの誤差は解りませんし、
もうちょっと前が良いのに...みたいな「希望的私感」がどうしても
入ってしまいます。重心位置の変化で飛びが大きく変わるグライダーでは
正しい重心位置を知っておきたいものです。


そこで、重心位置を有る程度正確に計る道具をつくってみました。
材料は機体スタンドを作った時に残ったコの字形の食器立てに
受信機を買った時にケースに詰まっていた硬質のスポンジです。
コの字形の食器立ての上に一辺が20ミリ程度の三角形に切った
硬質スポンジを両面テープで貼り付ければ完成です。
スケールを紙テープなどで固定すればより計りやすくなります。

実際に使ってみると、精度は1ミリ程度(1ミリ動けば傾く)です。
画像では若干前に傾いているので、実際の重心位置はあと1ミリ弱
前の方...と言う事になります。

これは軽い機体にしか使えませんので、もう少し汎用性と精度の高い
物も検討中です。

機体を支える部分を上の図のように改造して、主翼を載せやすくすると
同時に、蝶番部分で上反角を吸収しようと言うすんぽうです。

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