材料編

まずは材料編1です。
右からポリエステル樹脂(1100円)、離型ワックス(1400円)、
型用ゲルコート(2600円)、溶剤のアセトン(980円)
型用ゲルコートのみ通販(K−Factry)で購入しましたが、そのほかの物は全て
ホームセンターで調達可能です。

ポリエステル樹脂ではなくエポキシ樹脂でも可です。
エポキシの方が硬く若干重めに仕上がるみたいです。ポリエステルは硬化した後若干
収縮があり、硬化前よりも重量が減ります。
ポリエステル樹脂は安価ですが、臭いがものすごいので作業環境によっては使用を見合わせた方が良いです。
また、製品にした場合は軽く水分にも強いですが、強度の面ではエポキシ樹脂に軍配が上がります。

ゲルコートは絶対必要というわけではありません。
ゲルコートを使うのは粘度が高く厚塗りが利くと言う事と、製品を作る際に濃い色が気泡の有無を見分け安いからです。
普通の樹脂にエロジールなどで粘度を上げるとかで代用が出来ます。 着色出来れば言う事無しです。

メス型1組、製品2組を作った時点でポリエステル樹脂は1/3残り、ワックスは
ほんのちょっと使っただけ、ゲルコートは2/3残り、アセトンも半分残っています。

材料編2です。
右からガラスマット、#200のガラスクロス、ガラスクロス100g、
マイクログラスです。右の二つはメス型用、左の二つが製品用です。
右の二つはホームセンターで、左の二つは模型店で購入しました。
型が曲面がきつかったり、複雑な形状をしている場合はサフェージングマット
(極薄ガラスマット。模型店でも購入出来ます。)を下の層に使うと良いでしょう。
これは樹脂を含むとなじみがとても良くなります。50×50o程度に切って部分的に
使うのも手です
メス型用のガラス繊維はメス型一組作った後の物です。HLGのポッドクラスだと
これだけあれば後10組ぐらいはメス型が作れそうです。

最近はこれに加え、20gのマイクログラス(猿渡さん)や
49gのマイクログラス(サノファクトリーさん)を仕入れ、用途に応じて使い分けています。
これも離型に使う物です。ポバールといい、薄い膜を作ります。
これもK−Factryから通販で購入しました。600円でした。
画像の物はオスメス離型に一回、製品二組に使用した残りです。
後、製品10組分は使用可能だと思います。
実は洗濯糊(主成分PVAの物)が同じ成分です。
私は使った事がないのですが、代用出来るらしいです。

私はエポキシで製品を作るときには型を侵す心配が少ないのと、後で水洗いで落とすのですが、エポキシ樹脂製品を水に漬けたくない(私がするとなぜか曇ります)ので使用していません。

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