整形

完全に乾燥した主翼をネガティブシェルから取り出し、ねじれなどのゆがみを
チェックします。問題がなければ、サンディングボード(大きい方が良いです。
私は300×60×12のベニアに120番の耐水ペーパーを貼った物)や
バルサカンナで前縁、後縁を成型します。

私がHLGで使用する場合は、前縁は切りそろえて3oバルサの前縁材を
5分エポキシで接着、後縁は1oから0.5o程度まで研ぎだして、
必要に応じて低粘度瞬間接着剤をしみ込ませて補強します。

どうしてもロービングなどを入れた部分は膨らんでしまいますので、
全体も滑らかになるようサンディングしますが、翼型を崩してしまわないように
注意しながら作業を進めてください。
私は目安として補強のカーボンロービングが黒く透けて見える程度に
サンディングしています。
ロービング部分以外はそれほど削り込んではいません。
軽くはなりますが、それ以上に弱くなります。


エルロンは電動機やグライダーなど、テープヒンジが使える場合は主翼の
後縁を切り離して上面テープヒンジのエルロンとして使用しますが、
エンジン機のようにテープヒンジが使えない場合は
後縁部分を切り取り、エルロン材を使用した方が無難かと思われます。
画像は今回製作した主翼の生地完成状態の物です。25.5dm2で110gです。
この後、エルロンの切り離し、サーボホールの加工が残っていますが
ラダー機用の主翼でしたらこの後左右を接合して終わりです。
もし、ラダー機用としてこの主翼を製作したとすれば、フイルムを張っても
このサイズで100gちょうど位です。1dm2あたり4グラムの計算です。


この主翼の後縁は薄いですねー0.5o程度しかありません。

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