テンプレートの作成

スチロールコアカッターはテンプレートと呼ばれる型紙に沿って動き、
発泡スチロールを切り出します。その為に、テンプレートは正確で、
カッターの熱線がスムースに動かなくてはなりません。
私はテンプレートを0.8o航空ベニヤで作っています。
テンプレートは翼型を基準線により上下に分けた形で翼上面カット用、
下面カット用の2枚を一組として短形翼なら同じ物2組、
テーパー翼なら長いものと短い物のやはり2組用意します。

Wingproのイメージです。
テンプレートを作るための型紙は”ラジコン談話室”津田さん作成のWingPro
と言うフリーソフトを使用して作成しています。
このソフトは翼型の座標を入力することにより主翼の翼型をプリンターに
出力することが出来ます。このソフトに入力する座標は、
ラジコン技術やイリノイ大学の翼型データペースから引用します。
形状は画像を参考にして下さい。斜度のきつい前縁部分がスムースに熱線が
動くように導入部を設けてあります。
テンプレートのサイズはプランク用のバルサの厚みを差し引いた大きさにします。
熱線の移動する面は極力滑らかに、熱線がスムーズに移動出来るようにします。
ひっかかったりすると出来上がりのスチロール面がでこぼこになってしまいます。
対策は色々と考えられますが、瞬間接着剤を塗って目の細かい
サンディングペーパーで滑らかに仕上げるとか、
4B以上の鉛筆の芯をこすりつけるとかの方法があります。


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