半自動装置の製作

半自動装置とは、スチロールカッターを重りの力と発泡スチロールの切れ具合で
人力を使わず送るための装置です。
発泡スチロールを熱線でカットする際に大切な事は、一定のスピードで途中で
止めない事ですが、人間がコントロールする限りかなりの熟練が必要です。
ましてやテーパー翼ともなれば、もっと大変です。
この装置を使えば楽に、正確なコアを切り出す事が出来ます。

半自動装置本体
今までにも半自動装置は色々と紹介されていましたが、私自身なかなか
手が出せずにいました。 と言うのも今までに紹介されていた物は、ベース
になるテーブル部分も含めた装置だったため、四畳半の片隅工房の
きむらクラフトでは置く場所にさえ困ってしまいます。
上の画像は現在きむらクラフトで使っている物ですが、使用する時には
装置をテーブル(工作台)の縁にクランプで固定して使います。
片付ける時は、結わえて立てかけておけるので邪魔になりません。

必要な物
カーテンレール (1メートル程の物)
カーテンレールを壁に固定する金物(もしくはL型の金物)
10×10程度のアルミアングル
タミヤのプーリー工作セット
3oベニヤ少々
M3のボルトナット数本
クリップ数個
50グラム程度の重り

水平プーリー
製作
製作と言っても2種類のプーリーとアームだけの簡単工作です。
上の図は水平に設置されるプーリーです。

水平プーリー
3oベニヤで作られたプレートにプーリーがスムーズに動く様に
M3のボルトで固定します。
もう一枚のプレートも同様に固定します。この2枚のプレートの
隙間にカーテンレールが入り、ナットを締める事で固定されます。
また、ゆるめて移動させる事が出来ます。

垂直プーリー
垂直プーリー
カーテンレールを壁に取り付けるための金物を利用して垂直プーリーを
作ります。 私が使った金物はカーテンレールに付いていた物ですが、
アングル材などでもOKです。

これらの物をカーテンレールにセットして完成です。



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