フィリップ・グラス
Philip Glass
1937-
1937年1月31日、メリーランド州ボルチモアのユダヤ系に生まれる。
音楽院を卒業後、フランスに渡りナディア・ブーランジェに師事。
タクシー運転手をしながら、ラヴィ・シャンカールに出会い、インドへ旅行。
そこでチベット難民と出会い、グラスはチベット仏教徒になる。
初期はミヨーや、コープランド風の作風だったが、インド音楽を学んだ彼は、次第にミニマリズム的要素の強い作風に変わる。
やがて三部作オペラの第一作である「浜辺のアインシュタイン」を演出家ロバート・ウィルソンと共に制作し、
ライヒ等と共にミニマル・ミュージックを代表する作曲家の地位を固める。
映画音楽にも興味があった彼は、同時に映画音楽も作曲するようになり、
ゴッドフリー・レシオの実験的なカッツィ三部作「コヤニスカッツィ」「ポワカッツィ」「ナコイカッツィ」をはじめとして、
多数の映画に作曲している。近年の作品はいろんな意味でマンネリズムに陥っており、賛否両論。
Dances Nos.1-5 Sony Classical ★★★★★
グラス全盛期の代表作。2枚組み。ひたすら長く、それでいてハマれる。おすすめ。
Dancepieces Sony Classical ★★(売却済)
80年代以後のグラスの代表的な作品をベスト風に収録したアルバム。
特に持っていて良いことはない。
Dracula Nonesuch 保留
Einstein on the Beach Nonesuch ★★★★★
「浜辺のアインシュタイン」完全版。3枚組みの前衛オペラ。
現代音楽界のみならず、全世界の音楽を代表する傑作中の傑作。
3時間以上ずっとミニマル。ところどころ美しいコーラスあり。メリハリ利いて文句なし。
この一作を発表しただけでも、グラスの名は音楽史に永久に残る。
Glassworks Legacy 保留
Koyaanisqatsi Nonesuch 保留
Kundun Nonesuch 保留
Mishima Nonesuch 保留
Music in Twelve Parts Nonesuch ★★★★★
グラスの3枚組みの傑作。「浜辺のアインシュタイン」等と並び称される。
Music in Twelve Parts Virgin ★★★★★
旧盤の演奏も素晴らしい! 新盤と聴き比べればなおグッド。個人的にはこちらの演奏が好き。
Music With Changing Parts Nonesuch ★★★★★
グラスの全盛期のころの傑作。約60分間ミニマルしっぱなし、真性トリップ音楽。
僕はこれを聴きながら毎回異世界へトリップしている。
Naqoyqatsi Sony Classical 保留
North Star Virgin ★★(売却済)
あんまり感動はしなかったね。ひとつひとつの曲が短すぎるから……
Powaqqatsi Nonesuch 保留
Satyagraha CBS 保留
Solo Piano CBS 保留
Songs From Liquid Days CBS 保留
The Photographer CBS ★★★★
オペラ。メロディも綺麗で、後半激しい演奏が聴かれる。グラスの傑作。
80年代以降の作品を代表する作品。
Two Pages Nonesuch ★★★★★
初期の傑作の復刻。収録作品は、「Two Pages」「Contrary Motion」「Music
in Fifths」「Music in Similar Motion」の4つ。
どれも初期の凄かったころのグラスを聴くことができて貴重。これを聴きながらレッツ・トリップ!