ポール・デュカス
Paul Abraham Dukas
1865-1935

 1865年、パリでユダヤ人の家庭に生まれる。独学で音楽の勉強を始め、パリ音楽院に入学。
 管弦楽曲「ポリュクト」で注目される。その後は作曲・編曲をするかたわら、パリ音楽院の教授としても活躍。
 弟子の一人にオリヴィエ・メシアンがいる。
 1934年、フランス学士院会員に選ばれるが、1935年死去。
 非常に自分に対して厳しい性格で、寡作でほとんど曲を書かず、
 1920年代には大半の曲を自己批判によって破棄してしまい、今日残るのは13曲くらい。
 だがその残った曲はどれも素晴らしい出来のもので、作品を破棄してしまったのが非常に惜しまれる。
 代表作「魔法使いの弟子」は、ユーモアあふれる印象的な傑作で、ディズニーの「ファンタジア」で演奏され有名になる。


 デュカス:魔法使いの弟子
  指揮:ジャン・フルネ 演奏:オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 DENON 評価:★★
 演奏はまずまずだが、なんじゃこりゃと思うほど音質が悪い。
 マイクが遠いのかどうかわからないが、音がモヤモヤしており、はっきり聴き取れず、眠くなる。
 90年代に録音したものであるのに、これではどうしようもない。録音エンジニアは何をやっているのだと言いたい出来。

 Dukas:The Sorcerer's Apprentice/Symphony in C/La peri
  指揮:Armin Jordan 評価:★★★
 まあ、普通ですな。良くもなく、悪くもない。




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