手作りティータイム
お茶を飲むということは、単に喉を潤すということではなく、本来は 気持ちを安らげるため、身体をリラックスさせるためという意味合いが 強いと思われます。
ここでは、自分でちょっと手を加えてお茶を楽しむための情報を お知らせしたいと思います。飲むほうだけでなく、 食べるほうもやっていきます。

(更新:99.5.4)


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自分でほうじ茶

ほうじ茶というのは、番茶や煎茶を炒ったものです。 ということは、お店で売っているほうじ茶がなくても、 飲みたいなと思ったときに作ることも可能なのです。 ほうじてすぐ飲むお茶の香ばしさはまた格別なものですし、 しかも緑茶の香が残るような浅炒りにするなどの加減もお好みで できます。

ちょっと気分を変えたいときなど、自分でほうじ茶を作ってみるのも 良いのではないでしょうか?

お茶を炒るためには、焙烙(ほうろく)という素焼きの片手鍋のような ものが売られています。お煎茶のお点前などでは、 刺繍のわっぱの様なもので紙皿を作って使ったりもします。 でも、試しにやってみるなら、普通のお鍋などで十分です。 この際、 お茶が余計な匂いを吸わないように、前の料理の匂いなどが残って いないことは良く確認しましょう。特にフライパン などを使うときは、油が残っていないことに注意してください。

ここではお鍋を例にとります。

  1. まずお鍋を良く洗って、完全に水分が 飛ぶように少し空炒りします。
  2. あまり熱いお鍋にお茶をいれると すぐに焦げてしまいますから、いったん冷ましてから、煎茶か番茶を 適量入れ、弱火で気長に炒ります。 和紙を敷くとよりやさしく火が通せます。
    ほうじ茶にするにはあまり上等の お茶でない方がおいしいと思いますが、いろいろ試してみてください。
  3. 炒っているうちに、だんだんと香りが立ち上ってきますので、それを 目安にお好みを加減してください。

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お好み煎茶

玄米茶をお好きな方も多いでしょうが、玄米だけ買ってきてお好みの お茶に混ぜれば、簡単に自分専用の玄米茶ができてしまいます。 そばの実をそば茶として 飲むことも多いですが、これをお茶に混ぜて飲んでもよいでしょう。

  1. 炒った玄米やそばの実を煎茶と一緒に急須に入れます。
    ちょっと熱めのお湯を注ぐのがポイントです。
  2. 玄米茶の場合、玄米とお茶の葉を同量くらいにするのが目安です。
    そば茶の場合、お茶の葉を入れないほうがおいしいという方も多いので、 ご自分で試してみてください。

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お茶割り酒

ウイスキーや焼酎をウーロン茶などで割る人は最近はだいぶ増えて きましたが、日本茶を使っても結構おいしく飲めます。 最近は Tea ハイ という商品名で酒割り用に抹茶状になった専用茶も 開発されていますので、これを使えば冷たいお酒にも簡単に利用できます。

日本茶には老化防止や肝脂肪防止の効果もありますから、お酒好きは 一度試してみてください。

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茶の葉の酢の物

飲み終わった茶の葉をざっと洗い、軽く絞って小鉢に盛り、 三杯酢をかけるだけでつまみの一品でき上がり。

昔からお茶の葉に醤油をかけておつまみにするというのは 貧乏学生などを中心に良く聞く話しですが、実はお茶の葉というのは 結構いけるものなのです。騙されたと思って一度お試しを。 少し上等のお茶の葉のほうがおいしいのはいうまでもありませんが、、、

ちなみに三杯酢は、

の割合です。

出涸らしの茶の葉は痛む恐れがありますので、常温で急須に 一晩放っておいたものを翌日使うなどというのは注意が必要です。 念のため。^_^;;

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簡単茶の葉飯

お茶で炊く茶飯もいいですが、無精ものにはもっと簡単でそれなりに おいしい方法もあります。

ご飯が炊き上がったら、1合につき小さじ1杯を目安に煎茶の葉を 良く混ぜ、数分蒸らすだけ。簡単な割りに雰囲気ばっちりです。 ご飯を炊くときに塩を少々入れておいてもよいでしょう。 1回で食べ切れる量だけ作るようにしてください。

前日の残ったご飯など、どうしても味が落ちるので、 一度電子レンジなどで温めて茶の葉飯にしてみるのも良いかも (今度やってみよう :-)。 みなさんもいろいろ工夫してみてください。

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茶しゃぶ

薄めに入れたお茶を用いて「しゃぶしゃぶ」を食べるというのが 流行り初めているようです。余分な脂肪分を落とし、さっぱりした 味になると評判です。

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魚そうめん

ちょっと本格的になってしまいますが、魚そうめんに抹茶で色付けし、コンソメスープで洋風メニューというのはいかがでしょう?

材料は、白身魚を 200g (4人分)、卵白1個分、塩 5g、片栗粉 10 〜 20g、抹茶約 5 〜 10g、日本酒少々。魚は鯛や平目のように身のきめが細かいものが便利です。また、市販のすり身などで代用するのも手軽です。

  1. まず、白身魚を包丁で出来るだけ薄くそぎ切りにします。
  2. これをさらに包丁でつぶしてからすり鉢で良くすります。
  3. 次に、卵白を少し泡立て、塩と一緒にすり込むように少しずつ白身魚に混ぜていきます。
  4. ここで、片栗粉と抹茶を片寄りがでないように注意しながら少しずつ加えます。
  5. この後、日本酒で固さを調整し、裏ごしします。
  6. 最後に、2 〜 3 ミリの口金の絞り器で熱湯に絞り出し、さっと火を通した所で冷水にとればでき上がりです。

和風に澄まし汁と飾り麩というのもいいですが、白い皿に冷やした金のコンソメとそこに泳ぐ翠の素麺、というのもちょっと面白いのではないでしょうか。

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ヴィシソワーズ

簡単路線がいつの間にか本格路線になっているような気がしなくもありませんが、コンソメが来た以上、ポタージュ系も、、、ということで、最近メジャーなヴィシソワーズに行ってみましょう。

材料は、煎茶 200cc(茶湯です)、じゃがいも 350g(2〜3個くらい)、玉葱 50g (小 1/4 くらい)、長葱の白いところ 50g (10cm くらい)、ブイヨン 500cc、牛乳 400cc、 バター 30g 、アサツキ少々、塩/胡椒少々。

#ポロネギでは? という突っ込み不可 :-)
#また、レシピは余り信用しないように。かなりいいかげんですので、
#ご自分でアレンジをよろしく。^^;

  1. じゃがいもの皮を剥き、薄くいちょうに切り、水にさらして水気を切っておく。
  2. 玉葱、長葱は、それぞれ薄切りにする。
  3. 鍋にバターを熱し、玉葱と長葱を弱火でゆっくり炒める。
  4. 葱がしんなりしてきたらじゃがいもを加え、バターを吸わせるようにゆっくり炒める。
  5. 鍋にブイヨンを加え、軽く塩、胡椒をして20分ほど煮込む。
  6. じゃがいもが充分柔らかくなったら、粗熱をとり、ミキサーにかけてピューレ状にする。
  7. これを鍋に戻し、煎茶、牛乳を加え、塩胡椒で味を整える。
  8. 冷たいスープとして楽しむ場合は、これを冷蔵庫で充分に冷やす。暖かいスープとして楽しむ場合は、これを一煮立ちさせる。
  9. 器に盛り、好みであさつきを散らす。

冷やす場合は、器に盛ってから冷やす方がきれいにできるかもしれません。

これってあまりお茶を使ったという感じが出ていないような気がしています(色にも味にも香にも、、)。
玉露を使ったほうがよいかとか、最後に抹茶を散らしたらどうかとか考えていますが、お料理好きの方のご意見をお待ちしています。よろしくお願いします。

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お気づきの点、ここに載せたらよさそうな情報がありましたら、ぜひご一報ください。 田中 慎一郎(hamadaen@iris.or.jp)