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S-760 Unofficial Database
Hardware Information


◆ OP-760-1のマウスについて

Roland純正のマウスは使いにくいです。 OP-760-1はATARIやMSXで使われているマウスと互換性があるので、その筋の店で探してみるか、または少ないですが、PS/2とMSXマウスのコンバータなどを探してみるとよいと思います。

私はPS/2マウスを接続するコンバータを自作して使っています。マウスのホイールの上下にも対応している優れものです。

◆ OP-760-1のモニタについて

OP-760-1にはモニタを接続してエディットをする機能があります。というか、それが目的でわざわざオプションをつけるわけですが、サンプラーのためにテレビを移動させるのはすごく面倒です。
私は、パーツを買ってきて液晶のディスプレイを作りました。液晶のディスプレイはパチンコの台に使われているものです。安いものだとアナログRGB入力だけのものが多いのですが、少し高い製品ですとコンポジットビデオ入力が内蔵されている機種もあります。私が使ったのは、大阪の共立電子(デジット)で販売されていた東芝の5インチTFTで1万5000円と高いユニットですが、秋月で売っていたSONYのチューナーと386アンプをつけてテレビも見られるようになっています。
液晶ユニットはTFTを買ったほうがいいです。このユニットを買う前に秋月でDSTNの液晶を買ったのですが、にじみがひどくとても使えるものじゃありませんでした。

◆ S-760の基板について

Librettoのページでもやりましたが、基板と使われているチップの型番です。S-770の解析ページからの引用があるので、もしかしたら見当違いがあるかもしれません。

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次にOP-760-1の基板です。

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◆ S-760に使える増設メモリについて

先の基板の解説でもありましたが、S-760にオンボードで搭載されているメモリはFastPage パリなし 80nsタイプのDRAMです。一方S-760に使用するのもFastPage パリなしの72ピンSIMMです。スピードは60nsと70nsがありますが、どちらも使えます。EDOは...多分使えないと思います。
市場には純正のメモリは流通していないと考えたほうがいいのですが、実際S-760に装着できるメモリは意外とあります。Macintoshで言うと68040の載ったあたりのマシン、PCで言うとPentiumの載ったマシンから調達することができますし、中古市場でもそこそこ出回っています。
中古で購入するならば、Macintoshの店で買うよりはPC系のジャンクショップで買ったほうがお得です。PC系のほうが機種の移り変わりが激しく、メモリの値段も馬鹿みたいに下がっているからです。私の使っているメモリも16Mバイト2枚セットで50円でした。

最近手に入れたメモリで不自然な動きをするものがあったので写真をとりました。

その1
メモリの容量が32Mバイトで認識しているにもかかわらず、秒数の表示が正しい値(363.8秒)を示していません。さらに、電源を入れなおすたびにこの数字が変わってしまいます。明らかにおかしいです。

その2
これはサンプリングを実行した後のプレビューです。サンプリング中はレコーディングボリュームを最小に絞っているのですが、謎の音というかゴミデータが混ざってきます。これも記録される位置はほぼ同じ場所なので、その部分のメモリが死んでいる可能性があります。

中古のメモリを買う場合は、2~3種類買っておいたほうが良いと思います。コネクタの接触不良でハングアップなどの動作不良が出ることがあるからです。出来れば金メッキのコネクタのタイプが良いですね。それから、2枚のメモリを使うときは同じ型番のチップが載っているものを選んだほうが良いような気がしますが、信憑性はありません。

Update 2024/01/21