デジタル時代のアナログリズムマシン! SP-432 の製作
第3ステージ MIDIイベントプロセッサ/トリガー入力編
- ▲このページの趣旨
- このキットはLM8972というシーケンサICから発せられるリズムしか刻めません。
- そこで、MIDIの信号でリズムマシンをコントロールしようという企画です。
- 家にはTR-606もあるので、それから出てくるトリガーが入力できるようにする回路も並列に取り付けています。
- ▲MIDIイベントプロセッサ...?
- ...とは、つまりMIDI信号を受信して特定の情報が来たときに音を鳴らすようにするためのものです。
- 学生のころに祇園囃子のロボットを同期演奏制御したことがあったので、それのポートの多い版という事になります。
- じつは、多点出力のもので製品として楽器メーカーから発売されているものは、ン十万っていう値段もするんですよ。
- 要するに音楽とメカをシンクロさせるためのものでVJなんかに使われています。
- ▲仕様
- 受信チャンネルは10Chの固定です。ベロシティに反応します。
- ノートナンバーは GMマップ または 独自マップ です。詳しくはインプリメンテーションチャートを見てください。
- ベロシティが確認できるLEDが付けられます。要らないなら代わりに抵抗をつけて省くこともできます。
- 2電源です。これはPICの動作ノイズで音の出力に影響しないようにするためです。(誰か改善できる人、良い案をください...;;)
- ▲さっさと作ろう!
- 回路図 PNG版 CE/BSch版
- ユニバーサル基板の結線図 PNG版
- コントローラ PIC16F84A に書き込むファームウエア LHAファイル
- 基板が出来上がったら、次に音源部の LM8972 を取り外します。並列につなぐのではなく取り外します。
- そして、ICの刺さっていた穴にケーブルを配線します。
- PICにプログラムを書き込んでください。電源を入れてシンクロLEDが消えれば受信OKです。
- ▲トリガー入力回路
- TR-606からのトリガー入力を受け付けるための回路です。
- TR-606のトリガーは14V 1mA以下の出力しか確保できませんので、入力インピーダンスを高くしてあります。
- この回路は前述のイベントプロセッサと並列につなぐことができます。
- チャージの制限抵抗は、音を聞きながら最良の音量になるように調整してください。
- 回路図 PNG版 CE/BSch版
- ▲最後に
- このリズムマシンはまだまだ改良点があると思います。
- 外部インターフェイスもMIDIだけでなく、直接電気の流れるスティックをつけても面白いかもしれません。(クラフトワークみたいにね)
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