FM音源の音色編集を行うためには結構な数のパラメータを触らないといけません。
    はじめのうちは MIDIコントローラ を使ってボリュームで変更していたのですが、値の保存をするには不向きです。
    そのうえ意外とボイスアサインを触る事が多く、16進数をポチポチ打ち込むのがすごく面倒だったのでコントロールのためのソフトをVisual Basic 2005で作ってみました。
    
    システム画面
    この画面ではシステム全体に影響する設定がメインになっています。
    
    
    
    チャンネル・ボイスアサイン画面
    チャンネルやボイスのアサインとイベントフィルタのON/OFFがGUIで行えます。これはとても便利。
    
    
    
    
    YM2203/YMZ294音源エディタ画面
    YM2203とYMZ294の音源パラメータを変更します。FMP7やN88-BASICのVOICE命令のパラメータを中央のテキストエリアに貼り付けて読み込むこともできます。
    「FMボイスダンプ」はMiditalk内のRAMに保持している音色データをSP0256を使って喋らせるものです。
    MIDI OUTが無いので音色のパラメータをいかに読み出すかという課題を解決するために、声で喋らせるという苦肉の策になっています。
    音源パラメータを列挙した音色ライブラリを搭載しているので、プリセットとして簡単に呼び出すことができます。
    
    
    
    
    YM2203効果音モードエディタ画面
    YM2203のチャンネル3にある効果音モード用に各オペレータの周波数を任意に指定して音を作ることができます。
    Drumstarと併用して演奏させることが多いので、そちらの設定もいじれるようにしてあります。
    
    
    
    
    SP0256エディタ画面
    SP0256のフレーズの作成と発音テストができます。
    
    
    
    
    SP0256 TEXT-to-SPEECH 自動変換画面
    長いスピーチのフレーズは英文を直接打ち込んで自動的に発音コードに変換することもできます。
    変換アルゴリズムはアメリカ海軍研究所の資料を基にチューニングを行いました。
    
 変換サンプル
    
    
    
    
    コントロールチェンジ送信
    一般的なMIDIのコントロールチェンジを送信します。
    チャンネルアサインに関係なく特定のパートに直接イベントを送ることも可能で、レイヤーした特定のパートのパラメータを変更するのが主な目的です
    
    
    
    
    デバッグ画面
    SP0256を使ってボイスアサイナやFM音源のデバッグ用にレジスタのダンプができます。
    ICDが無くてもほとんどのレジスタのデータが得られるので、デバッグに重宝します。