FRISKタイマーの製作
製作:2005年2月11日
執筆:2005年5月8日

PICのメーリングリストを見ていると、なにやら面白い記事がありました。
32,768Hzの水晶を使い、タイマーを作るというネタでした。実は32kHzの水晶はおろか、セラロック以外は使った事が無かったので、実験にと思い挑戦してみることにしました。
記事の内容はまさに今から作るものと同じものですが、アイデアだけ頂いて回路やソフトは自前です。
回路について

壊れた携帯電話から取り出した1.3Vタイプの振動モーターを使ってタイムアウトを知らせます。
LEDも携帯電話から外したチップ型を使って背の高さを稼ぎます。
パーツは極力少なくし、待機中はもとより動作中も電力を極力使わない設計にしてあります。

中身は必要なもの以外入ってません。基板はホットボンドで固定してあります。高さをオーバーすると閉まらなくなりますからね。
電池のホルダはすでに高さオーバーだったので、一部をカットしてあります。ケースの中央の突起も結構邪魔でした。
基板の中央に穴をあけて上手く収まるようにしてあります。
動作中もLEDは消えています。ケースは閉めて使うのであえて点けておく必要も無いでしょう。
バイブレータは自励式のブザーと置き換えても良いかもしれませんね。モータは電池の消耗が激しいのです。
プログラムと使い方
SET回数 | 分数 |
0 | スリープ |
1 | 1分 |
2 | 2分 |
3 | 3分 |
4 | 5分 |
5 | 10分 |
6 | 15分 |
7 | 20分 |
8 | 30分 |
9 | 45分 |
10 | 60分 |
11 | 90分 |
PICに書き込むプログラムはこちら。
電池を入れると動作チェックのために一瞬だけLEDとバイブレータが動作し、スリープに入ります。
RESETボタンを押すと時間設定の状態で起動するので、設定したい分数に対応する回数だけSETボタンを連打します。最後にSETボタンを押してから4秒たつとカウントダウンを開始します。
カウント開始の直前にSETボタンを押した数だけバイブレータが振動します。SETボタンを押さない場合は、そのままスリープします。
カウント中は待機中と同じようにウンともスンとも言いません。カウントアップするとバイブレータが振動して時間が来たことを知らせます。で、スリープに突入。