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2003年2月16日 (日) 更新

談話室プラスワン

(このコーナーでは読者の方から頂いたメール等を掲載しています)

 
 

長岡市議会での話ですか、問題ですね

藤田さんこんにちわ。
静岡の島田です。

早速ですが藤田よしおのホームページ 見聞録「盲導犬は動物虐待?
を読ませていただきました。
驚きました!!
藤田さんが、議員として実績を積み上げられていることを喜んでおりました。
障害の当事者が、活動してきた市議会でこうした、薄っぺらな話が
あるんですね。

まずオパールの話ですが、一言で言えば
盲導犬としてのオパールの喜びにつながる「仕事」に余計な
口出しをしないようにと言うことです。
オパールは、なれない議会室で主人のために一所懸命仕事を
覚えようとしているプロセスです。
あらゆる機会を捉えた藤田さんの共育(共に育つ)、大切なプロセスです。
こうしたプロセスの一場面をとらえて、かわいそうとか虐待とか
表面的な話をする人が、まだいるんですね。
子育てで大事なしつけを忘れて児童の人権とか個性の尊重のはき違えをして
頭を抱えている大人を思い出しました。
また身体障害者補助犬法は、レストランやホテルでの話だけではありませんよ。

アッ。ちょっとした工夫を思いつきました。
一般質問に立つとき、右手にオパールのサポート
そして左手にテレビ携帯電話によるテレサポートはどうでしょうか。
質問の最中にヤジを飛ばしたり邪魔をする議員がいたら
カメラをそちらに向けて発言者を確認します。あとで・・・。。
テレサポートについては、長谷川貞夫先生が全国的に推進されているところです。
実際、議会で活用されたら喜ばれると思いますよ。

次に視察への随行者の件です。
こちらも一言で言えば議員活動機会の平等と言うことではないでしょうか。
議員活動としての成果を評価する場合は、当事者の活動機会が
損なわれていないかを重視することが、常識化されてきました。
このあたりに視覚障害者の一般企業での
就労問題と重なる部分がありますね。
だから障害を持つ方の就労に際してはジョブコーチとかサポート制度などの
就労機会の支援制度があるわけです。
ぜひ長岡市議会においても世の中の流れに逆行することなく
議員活動機会の平等と言うことを考えて
ほしいと思います。

今、議員活動で一番大事なことは、大きな転換期を迎えている福祉問題
そして教育問題、景気問題などでどれを考えるにあたっても
現地、現実、現物の三現主義と考えます。
いくらインターネットで容易に情報が入手できるようになったとはいえ
現地現実の視察は、現状把握のための大切な手段です。
現状把握のケースによっては、むしろ随行者が一人では足りなくはないですか。
選挙で投票した方たちの期待にこたえるための活動を経費節減で
制約することは、逆に問題になりませんか。
厳しい経済環境での地方自治体における経費節減と言うことを
考えても節約箇所の優先度が違うのではないでしょうか。

さて、支援日制度ひとつ捉えても各地域ごとの問題点を
一般の議員さんがどれだけ把握できているのでしょうか。
当事者でなければ分からない部分が必ずあります。
一般の議員さんにきずくのが遅いと言うのも、こくな話でもあります。
物理的なバリアフリーは進んでも人の意識面での
バリアフリーには時間がかかるものとつくずく考えさせられました。
人は、「知らない」と言うことに関しては鈍感なものなのです。
だから当事者の方にがんばってもらわなければいけないのです。
克服すべき困難が、多いと思いますが応援しておりますので
がんばってください。

最後に、今よく言われている地方の時代の話です。
この話は、耳タコです。
確かに行政の仕事の流れを見ていると国や県から
現場の第一線ともいえる市区町村に仕事とその責任が降りてきています。
市区町村のほうに降りてきていると言うか、ぶん投げていると言うか
仕事の量、責任、義務は、着実に増加していますね。
ただし困ったことに行政関連の資源が国や県からシフトされておりません。
資源シフトがないままに地方へのパワーシフトが
進まないのは、当たり前でしょう。
地方の時代と言われている裏側の問題ではないかと考えます。
近い時期に必ずひずみが、発生してくるものと思われます。
私の予想はよく当たるんですよ。
夏ごろに贈った骨そしょう症の構造改革を
読み返してみてください。今読むと面白いですよ。
いつもは、ソフトムードでやさしい表現の島田ですが、今回は、
カチッとくる点がありテンションの高まったことを自覚しております。

では言いたいことを言いましたがこの辺で失礼します。

(2002-12-19)

 
 

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