ワックスを塗らないので、清掃中の通行止めの無い特殊なワックス。


ワックスの光沢と耐久性を極限まで高めようとした場合、
もっとも有力な手段がドライワックスシステムです。
ドライワックスシステムとは、通常汚れてからワックスを塗るウェットクリーニングに対し、
汚れる前にフロア洗浄機とワックスを磨くバフィングマシンで床を常に一定の期間光沢と美観を保つシステム。

このドライワックスシステムの何がすごいのか？というと、
通常、ウェットクリーニング（ワックスを塗り足していく清掃）では必ずい１年、２年に一度に
『ワックス剥離』という恐ろしく面倒で環境に有害な作業が発生してしまう。

ワックス剥離（はくり）とは、塗り足していったワックスの層が厚くなり過ぎて、ワックス層の中に
汚れが入り込み見た目が『まだらに黒く茶色く床が見えている』現象のこと。

ワックス皮膜の中に汚れが入り込んでいるので、ワックスを塗れば塗るほど汚れていきます。

これをず〜〜っとお客様に言わず、ただただワックスを塗っている業者さんもいらっしゃいます。
汚れていく作業を行ってお金をもらってはまずいのでは？と私は思うのですが・・・

そのようなウェットクリーニングの短所であるワックス剥離の期間を３倍から５倍の伸ばすことが
ドライシステムですと行えます。
しかも環境に良くないワックス剥離剤を発生させる事も少なくなるので、エコなフロア管理システムです。

ドライシステムは１５年も前くらいから行われているシステムなので、
今やどこの清掃業者さんでも行えると思いますが、まれにドライシステムをきちんと理解していない
業者さんもいらっしゃるのでご注意を。