1.カーペットに最も効果的なお手入れ方法って?
カーペットには化学繊維でできたものと、天然繊維できたものがあります。
さらに繊維の形状はカットタイプとループパイルに分かれます。
などなど、カーペットには様々な種類がありますが、
ひとつ共通して言える、とても重要なお手入れ方法があります。
それが掃除機がけです→
なんだ、そんなことか・・・とお思いですよね。
でもカーペットのお手入れで最も重要なことなのです。
詳しく申し上げますと
カーペットの
汚れの約7割はドライソイル(乾いた汚れ)とされています。
つまり、
掃除機で取れる汚れは約7割近いという事です。
掃除機は吸引するので、繊維の中に絡みついたホコリやダニの死骸、髪の毛なども取り除いてくれます。
逆に、
このドライソイルを濡らしてしまうと汚れが取れにくくなってしまうので、
しっかり掃除機をかける事がポイントです。
粘着テープなどでゴミを取るのが間違いと言う訳ではありませんが、
掃除の3回に1回は掃除機で吸引にしてみましょう
。
さらに、
掃除機がけは格子状に(縦、横)にかけると
ゴミやホコリを取り逃さずに吸い取れます。
2.カーペットに飲み物をこぼしてしまったら?
カーペットなどに飲み物をこぼしてしまったら、どう対処するのが適切か。
ひとつ絶対にやってはいけない対処方法があります、それが
濡れたタオルでゴシゴシとこすって取り除く、
これは絶対やってはいけません。
どうして?
カーペットはループにしろカットパイルにしろ、こすってしまえば繊維の奥へ奥へと
汚れを押し込んでいってしまいます。
汚れを取っているつもりが、実は奥へ奥へと汚れを押しています。
飲み物などをこぼしてしまった時、
最も効果的な対処方法は、
『
乾いたタオルなどで優しく叩く』です。
そんなんじゃ汚れ取れないよ!ゴシゴシこすらないと!と聞こえてきそうですが、
実際にこぼしてしまったら、
乾いたタオルをこぼしたカーペットの上にのせて
飲み物をタオルに移すように優しく叩いて回収してください。
タオルはこぼした量にもよりますが、2〜3枚ほどあると安心です。
この作業を何回か繰り返した
最後に濡らしたタオルで叩いて飲み物を移していきます。
濡らしたタオルに飲み物が移らなくなるまで、この作業を繰り返してください。
この方法で完全に汚れが取れるわけではないのですが、
ゴシゴシとこするより汚れを回収できますし、さらにカーペットも傷めませんので
こぼしてしまった!けど一旦冷静になって叩いてくださいね。
ご覧の皆様へ
カーペットはデリケートな素材です、ご自宅のカーペットでも施設のカーペットでも
それは同じことが言えます。
ですから、カーペットとは日々のお手入れの方法によって素材が保たれるかどうか数年後に変わってきます。
上に記してある内容はご自宅でも施設でもご活用頂ける内容です。
現在は吸引力の素晴らしい掃除機などがありますので、それらを活用するだけでも
数年後のカーペットの状態は変わってくるでしょう。
これからも少しずつではありますが、カーペットに最適なお手入れ方法を
載せていきますので参考にして頂ければと思います。