YAMAMBA Dance Collaboration:Mountain Spirit
動法プロジェクト作品
月のない夜半、鬱蒼とした深山で女に行きあったという話は各地に残る。
かれらは山に棲む女・山姥と呼ばれ、歌をうたって旅人をなぐさめたり、山越えの重荷に型を貸すこともあった。
世俗を離れ一所不在、山から山へとめぐり歩く。
あるいは恐ろしげな鬼女といわれ、あるいは神の妻たる巫女といわれ、あるいは遊女とも、産婆ともいわれる。
いずれにせよ、ふもとの里に住む人びとにとっては恐れと忌避と憧憬の対象であったが、たしかに触れうる存在としてあらわれた。
ふるく日本人にとっては山が、鬼の棲み、聖なるものの拠り、世捨て人のひそむ地であった時代のことである。
本作品は、能の仕舞と常磐津の舞踊をもとに構成された「山姥」再現のこころみである。
踊り手たちは、まったく異なる切り口をもって三種三様に山姥を舞う。それぞれ孤立しているようでもあり、複雑に切り結ばれているようでもある。
ぼんぼりがほの明るく照らす舞台は大きく動き、また鎮み、そこにいまや失われつつある山、その清浄と畏怖、闇と静寂、そして古の風がたちあらわれる。
山姥・パリ版ちらしより
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山姥(東京版) |
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← 山姥 (パリ版) Creation choregraphique: L'esprit de la montagnue 出演=森陽子(日舞) 田中敏(仕舞) 室野井洋子(舞踏) 1997/2/22 鎌倉芸術館 1997/4/7,8,9 パリ/在仏日本大使館文化センター 企画:在仏日本大使館文化センター 助成:国際交流基金 |