か行 323 かいいすいしょく (解衣推食) かいいぬにてをかまれる (飼い犬に手を噛まれる) かいえきちっきょ (改易蟄居) かいおうこうおう (海翁好鴎) かいがいきだん (海外奇談) かいかじしん (改過自新) かいがらでうみをはかる (貝殻で海を量る) がいかんじてい (蓋棺事定) がいかんないめい (外寛内明) かいかんゆうえき (開巻有益) かいきょうかいそう (戒驕戒躁) かいけいのはじ (会稽の恥) かいげんえきてつ (改弦易轍) かいげんくよう (開眼供養) かいげんせつりゅう (開源節流) かいこういちばん (開口一番) かいこうきでん (解甲帰田) がいこうじれい (外交辞令) かいこうそうぐう (邂逅相遇) かいこうへんしょう (回光返照) がいこつをこう (骸骨を乞う) かいごのはな (解語の花) かいざんそし (開山祖師) かいざんとうかい (回山倒海) かいししんろう (海市蜃楼) かいじゃきせい (改邪帰正) がいしゅういっしょく (鎧袖一触) がいじゅうないごう (外柔内剛) かいしんけんせい (開心見誠) かいしんてんい (回心転意) かいせいさんめい (海誓山盟) がいせいのき (蓋世の気) かいそうめいぎ (開宗明義) がいだせいじゅ (咳唾成珠) がいだたまをなす (咳唾珠を成す) がいだんこうせつ (街談巷説) かいたんふけい (怪誕不経) かいていろうげつ (海底撈月) かいてんかんち (改天換地) かいとうかんめん (改頭換面) かいとうらんま (快刀乱麻) かいとうらんまをたつ (快刀乱麻を断つ) かいばかべん (快馬加鞭) かいはさんねんろはみつき (櫂は三年艪は三月) かいぶつせいむ (開物成務) かいほうやこう (懐宝夜行) かいもんゆうとう (開門揖盗) かいよりはじめよ (隗より始めよ) かいりょくらんしん (怪力乱神) かいりょくらんしんをかたらず (怪力乱神を語らず) かいろうどうけつ (偕老同穴) かうんきほう (夏雲奇峰) かえぎなしのはれぎなし (替え着無しの晴れ着無し) かえりがけのだちん (帰りがけの駄賃) かえりみてたをいう (顧みて他を言う) かえるのこはかえる (蛙の子は蛙) かえるのつらにみず (蛙の面に水) かおがうれる (顔が売れる) かおがきく (顔が利く) かおがひろい (顔が広い) かおからひがでる (顔から火が出る) かおにどろをぬる (顔に泥を塗る) かおをかす (顔を貸す) かおをつぶす (顔を潰す) かかいはさいりゅうをえらばず (河海は細流を択ばず) かがくじょうたつ (下学上達) かかたいしょう (呵々大笑) かかつのしん (瓜葛の親) かきのかわはこじきにむかせうりのかわはだいみょうにむかせよ (柿の皮は乞食に剥かせ瓜の皮は大名に剥かせよ) がきのめにみずみえず (餓鬼の目に水見えず) がきもにんず (餓鬼も人数) かぎゅうかくじょう (蝸牛角上) かぎゅうかくじょうのあらそい (蝸牛角上の争い) かきゅうじんそく (家給人足) かぎゅうのけい (火牛の計) かきょあっかん (科挙圧巻) かくがんかんか (隔岸観火) かくこていしん (革故鼎新) かくじいせい (各自為政) がくしゃのとったてんかなし (学者の取った天下なし) がくしゃびんぼう (学者貧乏) かくじゅせんざい (鶴寿千歳) かくすよりあらわる (隠すより現る) かくぜんたいこう (廓然大公) かくはつどうがん (鶴髪童顔) かくぶつちち (格物致知) かくほんぜんてい (各奔前程) かくめいのし (鶴鳴の士) がくもんにおうどうなし (学問に王道無し) がくやからひをだす (楽屋から火を出す) かくりつきちょ (鶴立企佇) かくれたるよりあらわるるはなし (隠れたるより見わるるは莫し) がくをこのむはちにちかし (学を好むは知に近し) がけいしゅうじゅく (駕軽就熟) かけいやち (家鶏野雉) かけうまにむち (駆け馬に鞭) かけつけさんばい (駆けつけ三杯) かげにいてえだをおる (陰に居て枝を折る) かげのかたちにしたがうがごとし (影の形に随うが如し) かげをおそれあとをにくむ (影を畏れ迹を悪む) かげんこうご (花言巧語) かこうぎい (夏侯妓衣) かこうさいし (仮公済私) がこうとうぎゅうのおをあやまりてぼくどうにわらわる (画工闘牛の尾を誤りて牧童に笑わる) かごかきかごにのらず (駕籠舁き駕籠に乗らず) かごでみずをくむ (籠で水を汲む) かごにのるひとかつぐひとそのまたわらじをつくるひと (駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人) がこるいく (画虎類狗) かさとちょうちんはもどらぬつもりでかせ (傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ) かじあとのくぎひろい (火事あとの釘拾い) かじあとのひのようじん (火事後の火の用心) かじきとう (加持祈祷) かししょうてん (花枝招展) かしのたま (和氏の璧) かしょうこうせい (禍従口生) かじょうちゅうゆ (火上注油) かしょのくに (華胥の国) かしょのくににあそぶ (華胥の国に遊ぶ) かしょのくにのゆめ (華胥の国の夢) かしょのゆめ (華胥の夢) かしょばんきん (家書万金) かしょばんきんにあたる (家書万金に抵る) がしんしょうたん (臥薪嘗胆) がじんしんち (雅人深致) かじんはいながらにしてめいしょをしる (歌人は居ながらにして名所を知る) かじんはくめい (佳人薄命) かしんほうぞう (禍心包蔵) かせいはとらよりもたけし (苛政は虎よりも猛し) かせいもうこ (苛政猛虎) かせいをまつ (河清を俟つ) かぜがふけばおけやがもうかる (風が吹けば桶屋が儲かる) かせぐにおいつくびんぼうなし (稼ぐに追い付く貧乏なし) かぜにそよぐあし (風にそよぐ葦) かぜはふけどもやまはどうぜず (風は吹けども山は動ぜず) かぜはまんびょうのもと (風邪は万病のもと) かそうさいり (禍棗災梨) かそうさけん (可操左券) がぞくきょうしょう (雅俗共賞) かたいきはおれる (堅い木は折れる) かたきをさきにしうるをあとにす (難きを先にし獲るを後にす) かたくちきいてくじをわくるな (片口聞いて公事を分くるな) がだてんそく (画蛇添足) かたなおれやつきる (刀折れ矢尽きる) かたぼうをかつぐ (片棒を担ぐ) かたるにおちる (語るに落ちる) かちゅうぎひょう (夏虫疑氷) かちゅうしゅりつ (火中取栗) かちゅうのくりをひろう (火中の栗を拾う) かちょうふうえい (花鳥諷詠) かちょうふうげつ (花鳥風月) かっかそうよう (隔靴掻痒) かっきゅうしょうほう (鴬鳩笑鵬) かっけいぎゅうとう (割鶏牛刀) かっこふばつ (確乎不抜) かっこまんぷく (割股満腹) かっさつじざい (活殺自在) かつしていをうがつ (渇して井を穿つ) かつしてもとうせんのみずをのまず (渇しても盗泉の水を飲まず) がっしょうれんこう (合従連衡) かってかぶとのおをしめよ (勝って兜の緒を締めよ) かっぱくせいどん (活剥生呑) かっぱにすいれん (河童に水練) かっぱのかわながれ (河童の川流れ) かつもくしてみる (刮目して見る) かつもくそうたい (刮目相待) かつもまけるもときのうん (勝つも負けるも時の運) かつをきてたまをいだく (褐を被て玉を懐く) かてばかんぐんまければぞくぐん (勝てば官軍負ければ賊軍) がでんいんすい (我田引水) かでんにくつをいれず (瓜田に沓を納れず) かでんにくつをいれずりかにかんむりをたださず (瓜田に沓を納れず李下に冠を正さず) かでんりか (瓜田李下) かとしへき (家徒四壁) かどまつはめいどのたびのいちりづか (門松は冥土の旅の一里塚) かとらくしょ (河図洛書) かなえのけいちょうをとう (鼎の軽重を問う) かなえのわくがごとし (鼎の沸くが如し) かなしいときはみひとつ (悲しい時は身一つ) かなづちのかわながれ (金槌の川流れ) かなわぬときのかみだのみ (叶わぬ時の神頼み) かにのよこばい (蟹の横這い) かにはこうらににせてあなをほる (蟹は甲羅に似せて穴を掘る) かねうけするともひとうけするな (金請けするとも人請けするな) かねがうなる (金が唸る) かねがかたきのよのなか (金が敵の世の中) かねがこをうむ (金が子を産む) かねがものをいう (金が物を言う) かねにあかす (金に飽かす) かねにいとめをつけぬ (金に糸目を付けぬ) かねのきれめがえんのきれめ (金の切れ目が縁の切れ目) かねのひかりはあみだほど (金の光は阿弥陀ほど) かねのわらじでたずねる (金の草鞋で尋ねる) かねはてんかのまわりもの (金は天下の回り物) かねはわきもの (金は湧き物) かねもちかねつかわず (金持ち金使わず) かねもちけんかせず (金持ち喧嘩せず) かねもちとはいふきはたまるほどきたない (金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い) かねやたいこでさがす (鉦や太鼓で捜す) かねをかせばともをうしなう (金を貸せば友を失う) かねをくう (金を食う) かねをねかす (金を寝かす) かひつせいしょう (下筆成章) かひんこうし (家貧孝子) かふくはあざなえるなわのごとし (禍福は糾える縄の如し) かふくむもん (禍福無門) かぶとをぬぐ (冑を脱ぐ) がふらいめい (瓦釜雷鳴) かぶをまもりてうさぎをまつ (株を守りて兎を俟つ) かぶんしょうけん (寡聞少見) がべいじゅうき (画餅充飢) がべいにきす (画餅に帰す) かべにみみありしょうじにめあり (壁に耳あり障子に目あり) かほうはねてまて (果報は寝て待て) かまをかける (鎌をかける) かみあういぬはよびがたし (噛み合う犬は呼び難し) かみなりがおちる (雷が落ちる) かみはしょうじきのこうべにやどる (神は正直の頭に宿る) かみはみとおし (神は見通し) かむうまはしまいまでかむ (噛む馬はしまいまで噛む) かめのこうよりとしのこう (亀の甲より年の劫) かめのとしをつるがうらやむ (亀の年を鶴が羨む) かもがねぎをしょってくる (鴨が葱を背負って来る) かものみずかき (鴨の水掻き) かもんをはじず (下問を恥じず) かゆいところにてがとどく (痒い所に手が届く) からすにはんぽのこうあり (烏に反哺の孝あり) からすのぎょうすい (烏の行水) からすをさぎ (烏を鷺) かりてきたねこ (借りてきた猫) かりのつかい (雁の使い) かりはじん (下里巴人) がりょうてんせい (画竜点睛) がりょうてんせいをかく (画竜点睛を欠く) かりるときのじぞうがおなすときのえんまがお (借りる時の地蔵顔済す時の閻魔顔) かれきにはながさく (枯れ木に花が咲く) かれきもやまのにぎわい (枯れ木も山の賑わい) かれもひとなりわれもひとなり (彼も人なり我も人なり) かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず (彼を知り己れを知れば百戦殆うからず) かれんせんち (寡廉鮮恥) かれんちゅうきゅう (苛斂誅求) かろとうせん (夏炉冬扇) かわいいこにはたびをさせよ (可愛い子には旅をさせよ) かわいさあまってにくさひゃくばい (可愛さ余って憎さ百倍) かわこしてやどをとれ (川越して宿を取れ) かわだちはかわではてる (川立ちは川で果てる) かわにみずをはこぶ (川に水を運ぶ) かわをきらせてにくをきりにくをきらせてほねをきる (皮を切らせて肉を切り肉を切らせて骨を切る) かをさりてじつにつく (華を去りて実に就く) かんいせんけつ (甘井先竭) かんうんやかく (閑雲野鶴) かんおうちらい (鑑往知来) かんおんたいとく (感恩戴徳) かんがいあいのぞむ (冠蓋相望む) かんがいむりょう (感慨無量) かんがえるあし (考える葦) かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる (勧学院の雀は蒙求を囀る) がんかじふん (玩火自焚) がんがとべばいしがめもじだんだ (雁が飛べば石亀も地団太) かんかんがくがく (侃侃諤諤) かんぎゅうじゅうとう (汗牛充棟) かんきんこぶ (歓欣鼓舞) がんくにんじょく (含垢忍辱) かんくふんとう (艱苦奮闘) かんげんみみにさからう (諫言耳に逆らう) がんこいってつ (頑固一徹) がんこうけいけい (眼光炯炯) がんこうじくじ (顔厚忸怩) がんこうしはい (眼光紙背) がんこうしはいにてっす (眼光紙背に徹す) がんこうしゅてい (眼高手低) かんこくかんのけいめい (函谷関の鶏鳴) かんこくけいめい (函谷鶏鳴) かんこつだったい (換骨奪胎) かんこどりがなく (閑古鳥が鳴く) かんこんそうさい (冠婚葬祭) かんざんじっとく (寒山拾得) がんしょ (雁書) かんじょうあってぜにたらず (勘定合って銭足らず) かんしょうせんじょう (寒松千丈) がんしょうにゅうち (含笑入地) かんしょうばくや (干将莫邪) がんしろうそん (含飴弄孫) がんじんそうとく (玩人喪徳) かんじんたいど (寛仁大度) かんしんのまたくぐり (韓信の股くぐり) かんぜんちょうあく (勧善懲悪) かんぜんむけつ (完全無欠) かんたんあいてらす (肝胆相照) かんたんあいてらす (肝胆相照らす) かんたんこえつ (肝胆胡越) かんたんのあゆみ (邯鄲の歩み) かんたんのゆめ (邯鄲の夢) かんたんをくだく (肝胆を砕く) かんちじゅっさく (奸智術策) かんちゅうきてん (管中窺天) がんちゅうのてい (眼中の釘) がんちゅうのひと (眼中の人) かんてんきち (歓天喜地) かんてんのじう (旱天の慈雨) かんてんぼうき (観天望気) かんとうのあい (甘棠の愛) かんなんしんく (艱難辛苦) かんなんなんじをたまにす (艱難汝を玉にする) かんにんぶくろのおがきれる (堪忍袋の緒が切れる) かんのうちにまみる (肝脳地に塗る) かんぱこうじん (看破紅塵) かんはつをいれず (間髪を入れず) かんばのろう (汗馬の労) かんぴはくらく (韓悲白楽) がんぶつそうし (玩物喪志) かんぺき (完璧) かんぺききちょう (完璧帰趙) かんぽうのまじわり (管鮑の交わり) がんほこふく (含哺鼓腹) がんめいころう (頑迷固陋) がんめいふれい (頑冥不霊) かんめいやくよう (簡明扼要) かんらくあいじょう (歓楽哀情) かんらくきわまりてあいじょうおおし (歓楽極まりて哀情多し) かんりとうえき (冠履倒易) かんわきゅうだい (閑話休題) かんをおおいてことさだまる (棺を蓋いて事定まる) かんをもっててんをうかがう (管を以って天を窺う) 244 きいてごくらくみてじごく (聞いて極楽見て地獄) きいんせいどう (気韻生動) きうそうだい (気宇壮大) きえさんぽう (帰依三宝) きえんばんじょう (気炎万丈) きおうはとがめず (既往は咎めず) きおうふきゅう (既往不咎) きかいのけい (棄灰の刑) きかおくべし (奇貨可居) きかおくべし (奇貨居くべし) きがおけない (気が置けない) きかおんざ (帰家穏座) きがきいてまがぬける (気が利いて間が抜ける) きかくようしゅう (騎鶴揚州) きかこうじつ (葵花向日) ききいっぱつ (危機一髪) ききかいかい (奇奇怪怪) ききじょうずのはなしべた (聞き上手の話し下手) ききにふれる (忌諱に触れる) ききゅうそんぼう (危急存亡) ききゅうそんぼうのとき (危急存亡の秋) ききゅうのぎょう (箕裘の業) きくじゅんじょう (規矩準縄) きくとみるとはおおちがい (聞くと見るとは大違い) きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ (聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥) きくゆうこうか (菊有黄華) きけいたたん (詭計多端) きけばききばら (聞けば聞き腹) きけばきのどくみればめのどく (聞けば気の毒見れば目の毒) きこうくほ (規行矩歩) きこくしゅうしゅう (鬼哭啾啾) きこそうとう (旗鼓相当) きこどうどう (旗鼓堂堂) きこのいきおい (騎虎の勢い) きこんとうてい (帰根到底) きざんのせつ (箕山の節) きしかいせい (起死回生) きしずかならんとほっすれどもかぜやまず (樹静かならんと欲すれども風止まず) きしせんめい (旗幟鮮明) きじせんもく (貴耳賤目) きじのかくれ (雉の隠れ) ぎじむこう (疑事無功) きしもじん (鬼子母神) きじもなかずばうたれまい (雉も鳴かずば撃たれまい) きしゅせんぼう (貴珠賤蚌) きしゅつでんにゅう (鬼出電入) きしょうてんけつ (起承転結) きしょくまんめん (喜色満面) ぎしんあんき (疑心暗鬼) ぎしんあんきをしょうず (疑心暗鬼を生ず) きじんけいえん (鬼神敬遠) きじんのゆう (杞人の憂) きしんやのごとし (帰心矢の如し) ぎせいとうめい (欺世盗名) ぎぜんきつりつ (巍然屹立) きそうてんがい (奇想天外) きそうのしょう (箕帚の妾) きそくえんえん (気息奄奄) ぎそくとうせき (擬足投跡) きそくをのぶ (驥足を展ぶ) きたるものはこばまず (来たる者は拒まず) きちじつりょうしん (吉日良辰) きちょいっか (機杼一家) きっこうへんう (吉光片羽) きっちゅうのらく (橘中の楽) きではなをくくる (木で鼻をくくる) きどあいらく (喜怒哀楽) きにたけをつぐ (木に竹を接ぐ) きにもちがなる (木に餅がなる) きによりてうおをもとむ (木に縁りて魚を求む) きによりてほうをとけ (機に因りて法を説け) きのうのつづれきょうのにしき (昨日の襤褸今日の錦) きのうのともはきょうのてき (昨日の友は今日の敵) きのうのふちはきょうのせ (昨日の淵は今日の瀬) きのうはきのうきょうはきょう (昨日は昨日今日は今日) きのうはひとのみあすはわがみ (昨日は人の身明日は我が身) きのまたからうまれる (木の股から生まれる) きのみはもとへ (木の実は本へ) きはこころ (気は心) きびにふす (驥尾に付す) きぶつかなぶついしぼとけ (木仏金仏石仏) きふのいちだく (季布の一諾) きみきみたらずともしんしんたらざるべからず (君君たらずとも臣臣たらざるべからず) きみはずかしめらるればしんしす (君辱めらるれば臣死す) きみょうちょうらい (帰命頂礼) きめいたえん (喜名多怨) きめんひとをおどす (鬼面人を嚇す) きもうとかく (亀毛兎角) きもとたけうら (木もと竹うら) きもにしみる (肝に染みる) きもにめいずる (肝に銘ずる) きもをいる (肝を煎る) きもをおとす (肝を落とす) きもをぬかれる (肝を抜かれる) きもんのがく (記問の学) きゃくとうじっち (脚踏実地) きゃくとかみそりはたつのがよい (客と剃刀は立つのがよい) きゃくのはやおき (客の早起き) きゃっかしょうこ (脚下照顧) きゆう (杞憂) ぎゅういんばしょく (牛飲馬食) きゅうえんほんりん (窮猿奔林) きゅうかようふつ (救火揚沸) ぎゅうかんじょうば (牛換乗馬) きゅうかんぶんさい (救患分災) きゅうかんぼくしゅ (旧慣墨守) ぎゅうきだじん (牛鬼蛇神) きゅうぎゅうのいちもう (九牛の一毛) きゅうこうきんり (急功近利) きゅうざんばしょく (泣斬馬謖) きゅうしいっしょう (九死一生) きゅうしにいっしょうをえる (九死に一生を得る) きゅうしゅうちょしょ (窮愁著書) ぎゅうしゅうばぼつ (牛溲馬勃) ぎゅうしゅをかけてばにくをうる (牛首を懸けて馬肉を売る) ぎゅうじをとる (牛耳を執る) きゅうじんのこうをいっきにかく (九仞の功を一簣に欠く) きゅうすればつうず (窮すれば通ず) きゅうすればらんす (窮すれば濫ず) きゅうせつしじん (弓折矢尽) きゅうそこうびょう (窮鼠噛猫) きゅうそねこをかむ (窮鼠猫を噛む) きゅうたいいぜん (旧態依然) きゅうちょうじゅうだん (旧調重弾) きゅうちょうすんだん (九腸寸断) きゅうちょうにゅうかい (窮鳥入懐) きゅうちょうふろころにいればりょうしもころさず (窮鳥懐に入れば猟師も殺さず) きゅうていたいりょ (九鼎大呂) きゅうてきしゅくえん (旧敵宿怨) きゅうてんちょっか (急転直下) ぎゅうとうばにく (牛頭馬肉) きゅうぼくはえるべからず (朽木は雕るべからず) きゅうぼくふんど (朽木糞土) きゅうよいっさく (窮余一策) きゅうりゅうちげん (汲流知源) きゅうりゅうゆうたい (急流勇退) きゅうをおう (笈を負う) きょあんせいび (挙案斉眉) きょうがくあいちょうず (教学相長) きょうかくさつぎゅう (矯角殺牛) きょうかすいげつ (鏡花水月) きょうかんじゃくし (強幹弱枝) きょうがんじょし (強顔女子) ぎょうきのよ (澆季の世) きょうきんたんぱく (胸襟担白) きょうけいのせい (薑桂の性) きょうげんきご (狂言綺語) きょうざんちょうかい (峡山超海) ぎょうしじゃくちょう (凝思寂聴) きょうしゃいんいつ (驕奢淫逸) ぎょうじゅうざが (行住坐臥) きょうしゅぼうかん (拱手傍観) きょうしょのきん (挟書の禁) ぎょうじんびそく (仰人鼻息) きょうせいかんよう (矯生慣養) きょうだいはごしょうまでのちぎり (兄弟は後生までの契り) きょうだいはたにんのはじまり (兄弟は他人の始まり) きょうたきっしょう (凶多吉少) きょうてんどうち (驚天動地) きょうなしうることはあすにのばすな (今日なし得ることは明日に延ばすな) きょうにいなかあり (京に田舎あり) きょうのきだおれおおさかのくいだおれ (京の着倒れ大阪の食い倒れ) きょうのひとはりあすのとはり (今日の一針明日の十針) きょうはひとのみあすはわがみ (今日は人の身明日は我が身) きようびんぼう (器用貧乏) きょうへいひっぱい (驕兵必敗) きょうへききょこう (向壁虚構) きょうぼくはかぜにおらる (喬木は風に折らる) きょうみさくぜん (興味索然) きょうらんをきとうにめぐらす (狂爛を既倒に廻らす) きょうりょくどうしん (協力同心) きょおうじっき (虚往実帰) きょかんしょくひ (拒諌飾非) きょきょじつじつ (虚虚実実) きょくいほうげい (曲意逢迎) きょくがくあせい (曲学阿世) きょくこうのらく (曲肱の楽) きょくこうわか (曲高和寡) きょくじつしょうてん (旭日昇天) きょくじつしょうてんのいきおい (旭日昇天の勢い) ぎょくせきこんこう (玉石混淆) ぎょくせきどうさい (玉石同砕) きょくてんせきち (局天蹐地) ぎょけいかんじ (魚懸甘餌) きょしつしょうはく (虚室生白) ぎょしのあめ (御史の雨) きょしんたんかい (虚心坦懐) きょそしっとう (挙措失当) きょそしんたい (挙措進退) きょちょうせいせい (虚張声勢) きょはきをうつす (居は気を移す) ぎょふのり (漁夫の利) きよほうへん (毀誉褒貶) きよみずのぶたいからとびおりる (清水の舞台から飛び降りる) ぎょもうこうり (魚網鴻離) ぎょゆうふちゅう (魚遊釜中) きりつぼげんじ (桐壷源氏) ぎりとふんどしはかかされぬ (義理と褌は欠かされぬ) きりひとは (桐一葉) きりゃくじゅうおう (機略縦横) きりょうちんせん (棄糧沈船) きろくたけはちへいじゅうろう (木六竹八塀十郎) ぎろんひゃくしゅつ (議論百出) ぎをみてせざるはゆうなきなり (義を見てせざるは勇無きなり) きをみてもりをみず (木を見て森を見ず) きんいぎょくしょく (錦衣玉食) きんおくちょきょう (金屋貯嬌) きんかいちじつのえい (槿花一日の栄) きんかいっちょう (槿花一朝) きんかぎょくじょう (金科玉条) きんかくのそう (巾幗の贈) きんきししゅ (琴棋詩酒) きんきじゃくやく (欣喜雀躍) きんぎょくりょうげん (金玉良言) きんげんじっちょく (謹厳実直) きんげんしんこう (謹言慎行) きんげんみみにさからう (金言耳に逆らう) きんけんりっこう (勤倹力行) きんこうぼくぜつ (金口木舌) きんこくしゅすう (金谷酒数) きんこせいめい (金鼓斉鳴) きんこんいちばん (緊褌一番) きんこんふくしゃ (禽困覆車) きんしぎょくよう (金枝玉葉) きんしつあいわす (琴瑟相和す) きんしつそうわ (琴瑟相和) きんじゅういてき (禽獣夷狄) きんしゅひっせき (近朱必赤) きんしょうしんび (謹少慎微) きんじょうてんか (錦上添花) きんじょうとうち (金城湯池) きんじょうはなをそえる (錦上花を添える) きんじょがっぺき (近所合壁) きんしんしゅうこう (錦心繍口) きんせいぎょくしん (金声玉振) きんせきのまじわり (金石の交わり) きんでんぎょくろう (金殿玉楼) きんときのかじみまい (金時の火事見舞い) きんぴょうだっき (錦標奪帰) ぎんぷうろうげつ (吟風弄月) きんべんはせいこうのはは (勤勉は成功の母) きんぼうだいめい (金榜題名) きんもうしつぼう (謹毛失貌) きんらんのちぎり (金蘭の契り) 98 くあればらくあり (苦あれば楽あり) くいもののうらみはこわい (食い物の恨みは怖い) くうくうじゃくじゃく (空空寂寂) くうけつらいふう (空穴来風) くうこくそくおん (空谷足音) くうこくのきょうおん (空谷の跫音) くうぜんぜつご (空前絶後) くうちゅうろうかく (空中楼閣) くうふくにまずいものなし (空腹にまずい物なし) くうふくはさいこうのソース (空腹は最高のソース) くうりくうろん (空理空論) くおんじつじょう (久遠実成) くがみらくづめ (苦髪楽爪) くげにもつづれ (公家にも襤褸) ぐこういざん (愚公移山) ぐこうやまをうつす (愚公山を移す) くさいものにはえがたかる (臭い物に蠅がたかる) くさいものにふた (臭い物に蓋) くさいものみしらず (臭い者身知らず) くさってもたい (腐っても鯛) くさをうってへびをおどろかす (草を打って蛇を驚かす) くさをむすぶ (草を結ぶ) くじのたおれ (孔子の倒れ) ぐしゃいっとく (愚者一得) ぐしゃもいっとく (愚者も一得) くじんかんらい (苦尽甘来) くしんさんたん (苦心惨憺) くすりくそうばい (薬九層倍) くすりひとをころさずくすしひとをころす (薬人を殺さず薬師人を殺す) くすりもすぎればどくとなる (薬も過ぎれば毒となる) くせあるうまにのうあり (癖ある馬に能あり) くだのあなからてんをのぞく (管の穴から天を覗く) くちがうるさい (口が煩い) くちがすぎる (口が過ぎる) くちがへらない (口が減らない) くちからでればせけん (口から出れば世間) くちがわるい (口が悪い) くちきははしらにならぬ (朽ち木は柱にならぬ) くちじまんのしごとべた (口自慢の仕事下手) くちではおおさかのしろもたつ (口では大阪の城も建つ) くちとさいふはしめるがとく (口と財布は締めるが得) くちにのる (口に乗る) くちにみつありはらにけんあり (口に蜜あり腹に剣あり) くちはわざわいのもん (口は禍の門) くちびるほろびてはさむし (唇亡びて歯寒し) くちもはっちょうてもはっちょう (口も八丁手も八丁) くつをへだててかゆきをかく (靴を隔てて痒きを掻く) くにくのさく (苦肉の策) くにみだれてちゅうしんあらわる (国乱れて忠臣見る) くにやぶれてさんがあり (国破れて山河在り) くばのこころ (狗馬の心) くはらくのたね (苦は楽の種) くびがつながる (首が繋がる) くびがとぶ (首が飛ぶ) くびがまわらない (首が回らない) くびぞくちょう (狗尾続貂) くびふりさんねんころはちねん (首振り三年ころ八年) くびをすげかえる (首を挿げ替える) くびをたてにふる (首を縦に振る) くびをつっこむ (首を突っ込む) ぐもんじほう (求聞持法) くらがりからうし (暗がりから牛) くらやみのてっぽう (暗闇の鉄砲) くるしいときにはおやをだせ (苦しい時には親を出せ) くるしいときのかみだのみ (苦しい時の神頼み) くれおぱとらのはながもうすこしひくかったら、せかいのれきしはかわっていただろう (クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わっていただろう) くれないはそのうにうえてもかくれなし (紅は園生に植えても隠れなし) くれぬさきのちょうちん (暮れぬ先の提灯) くんしあやうきにちかよらず (君子危うきに近寄らず) くんしこきゅう (君子固窮) くんしさんかい (君子三戒) くんしじゅんめい (君子殉名) くんしのまじわりはあわきことみずのごとし (君子の交わりは淡きこと水の若し) くんしはうつわならず (君子不器) くんしはうれえずおそれず (君子は憂えず懼れず) くんしはおくろうにはじず (君子は屋漏に愧じず) くんしはきならず (君子は器ならず) くんしはぎにさとりしょうじんはりにさとる (君子は義に喩り小人は利に喩る) くんしはげんにとつにしておこないにびんならんとほっす (君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す) くんしはとくをおもう (君子懐徳) くんしはなにじゅんず (君子は名に殉ず) くんしはひとりをつつしむ (君子は独りを慎む) くんしはひとりをつつしむ (君子慎独) くんしはひょうへんす (君子は豹変す) くんしはまじわりたゆるともあくせいをいださず (君子は交わり絶ゆるとも悪声を出さず) くんしはわしてどうぜずしょうじんはどうじてわせず (君子は和して同ぜず小人は同じて和せず) くんしひょうへん (君子豹変) くんしゅさんもん (葷酒山門) くんしゅさんもんにいるをゆるさず (葷酒山門に入るを許さず) くんじょくしんし (君辱臣死) くんそくのあく (君側の悪) くんとうせいせい (薫陶成性) ぐんぶんるいじゅう (群分類聚) ぐんもうぞうをなでる (郡盲象を撫でる) ぐんもうひょうぞう (群盲評象) ぐんゆうかっきょ (群雄割拠) ぐんようをかってもうこをせむ (群羊を駆って猛虎を攻む) ぐんりゅうむしゅ (群竜無首) 122 けいえいあいとむらう (形影相弔う) けいえいそうどう (形影相同) けいえいそうりん (形影相憐) けいおうかいらい (継往開来) けいがいこのごとし (傾蓋故の如し) けいがいちき (傾蓋知己) けいがいにせっす (謦咳に接す) けいかとうさん (傾家蕩産) けいきのし (傾危の士) けいきゅうひば (軽裘肥馬) けいぎょくのかん (桂玉の艱) けいきょもうどう (軽挙妄動) けいぐんいっかく (鶏群一鶴) けいぐんのいっかく (鶏群の一鶴) けいこうぎゅうご (鶏口牛後) けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ (鶏口となるも牛後となるなかれ) けいこうのしん (閨閤の臣) けいこくたいぎょう (経国大業) けいさいとんじ (荊妻豚児) けいじつていこう (計日程功) けいしてとおざく (敬して遠ざく) けいしゅうさっか (閨秀作家) げいじゅつはながくじんせいはみじかし (芸術は長く人生は短し) けいせいさいみん (経世済民) けいせいにまことなし (傾城に誠なし) けいせつ (蛍雪) けいせつのこう (蛍雪の功) けいたいのきみ (継体の君) けいだくかしん (軽諾寡信) けいたりがたくていたりがたし (兄たり難く弟たり難し) けいちょうふはく (軽佻浮薄) けいていかきにせめげどもそとそのあなどりをふせぐ (兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ) けいてんあいじん (敬天愛人) げいはみちによってかしこし (芸は道によって賢し) げいはみをたすく (芸は身を助く) けいひのちょう (繋臂の寵) けいびょうたんしゃ (軽描淡写) けいふうほえい (繋風捕影) けいふにゅうえん (掲斧入淵) けいまのたかあがり (桂馬の高上がり) けいみょうしゃだつ (軽妙洒脱) けいめいくとう (鶏鳴狗盗) けいめいさんどう (形名参同) けいめいのじょ (鶏鳴の助) けいりんいっし (桂林一枝) けいろうらいほん (驚浪雷奔) けがのこうみょう (怪我の功名) げきけつのしん (隙穴の臣) げきりんにふれる (逆鱗に触れる) げこのたてたくらはない (下戸の建てた蔵は無い) げすとたかとにえをかえ (下種と鷹とに餌を飼え) げすのあとぢえ (下衆の後知恵) げすのかんぐり (下種の勘繰り) げすのさかうらみ (下種の逆恨み) げたもほとけもおなじきのきれ (下駄も仏も同じ木の切れ) げっかすいこう (月下推敲) げっかひょうじん (月下氷人) けっかふざ (結跏趺坐) げっかんこうせい (月寒江清) げつめいせいき (月明星稀) げめんじぼさつないしんにょやしゃ (外面似菩薩内心如夜叉) けらのみずわたり (螻蛄の水渡り) けをつつしみてかたちをうしなう (毛を謹みて貌を失う) けをふいてきずをもとむ (毛を吹いて疵を求む) けんいとんそく (牽衣頓足) けんえんのなか (犬猿の仲) げんえんりゅうちょう (源遠流長) けんかいころう (狷介固陋) けんかすぎてのぼうちぎり (喧嘩過ぎての棒千切り) けんがそうせい (犬牙相制) けんがのべん (懸河の弁) けんかりょうせいばい (喧嘩両成敗) けんきょうふかい (牽強付会) げんきんしえん (言近旨遠) けんきんのい (献芹の意) けんくたくぜつ (堅苦卓絶) げんくはくんしのすうき (言行は君子の枢機) けんぐんばんり (懸軍万里) けんけんごうごう (喧喧囂囂) けんけんしせい (見賢思斉) けんけんふくよう (拳拳服膺) げんこういっち (言行一致) げんこうすうき (言行枢機) けんこうはとみにまさる (健康は富にまさる) けんこうりへい (堅甲利兵) けんこんいってき (乾坤一擲) けんしゃのとし (懸車の年) けんじゃはちゅうどうをとる (賢者は中道を取る) けんじゃはながいみみとみじかいしたをもつ (賢者は長い耳と短い舌を持つ) けんじゃひだるしだてさむし (賢者ひだるし伊達寒し) けんしゅじとう (堅守自盗) けんしょうじょうぶつ (見性成仏) けんしんすいろ (懸針垂露) げんしんせっぽう (現身説法) げんしんていざい (原心定罪) げんせいりゅうせい (源清流清) げんぜりやく (現世利益) けんぜんなるせいしんはけんぜんなるしんたいにやどる (健全なる精神は健全なる身体に宿る) げんぞくふくしょく (還俗復飾) けんちほうせん (硯池法船) けんていふくつ (堅貞不屈) げんでんしんきょう (言伝身教) けんとうしこ (懸頭刺股) けんどちょうらい (捲土重来) けんとのあらそい (犬兎の争い) けんとほうけん (見兔放犬) けんにょばんじゃく (堅如磐石) けんにんふばつ (堅忍不抜) けんぱくいどう (堅白異同) けんぱくどういのべん (堅白同異の弁) けんばつどちょう (剣抜弩張) けんばのとし (犬馬の年) けんばのよう (犬馬の養) けんばのろう (犬馬の労) けんびちちょ (見微知著) けんぷうしだ (見風使舵) げんぺいとうきつ (源平藤橘) けんぼうじゅっすう (権謀術数) けんほうそうしん (見縫挿針) けんみつしょしゅう (顕密諸宗) けんもうそうば (見毛相馬) けんりぼうぎ (見利忘義) 235 こあんしき (居安思危) こいえからひをだす (小家から火を出す) ごいけんごりょうかんにんじゅうりょう (御意見五両堪忍十両) こいちみょうさん (挙一明三) こいにじょうげのへだてなし (恋に上下の隔て無し) こいのたきのぼり (鯉の滝登り) こいのひとはね (鯉の一跳ね) こいのやまいにくすりなし (恋の病に薬無し) こいはしあんのほか (恋は思案の外) こいはもうもく (恋は盲目) こういだいむへん (広大無辺) こういってん (紅一点) こういふんじん (香囲粉陣) こういんむち (荒淫無恥) こういんやのごとし (光陰矢の如し) こういんりゅうすい (光陰流水) こううんりゅうすい (行雲流水) こうかいさきにたたず (後悔先に立たず) こうかくにつかぬ (高閣に束ぬ) ごうかけんらん (豪華絢爛) こうかじせん (膏火自煎) こうかてきめん (効果覿面) こうがんあいめい (鴻雁哀鳴) こうがんいし (抗顔為師) こうがんしんこく (高岸深谷) ごうがんふそん (傲岸不遜) こうがんむち (厚顔無恥) ごうきかだん (剛毅果断) こうきしゅくせい (綱紀粛正) ごうきぼくとつ (剛毅木訥) ごうきぼくとつじんにちかし (剛毅木訥仁に近し) こうきゅうとうせき (孔丘盗跖) こうきょもくちょう (綱挙目張) こうけいにあたる (肯綮に中たる) こうけいふちょう (好景不長) こうけつみかん (口血未乾) こうけんようふ (黄絹幼婦) こうげんれいしょく (巧言令色) こうげんれいしょくすくなしじん (巧言令色鮮し仁) こうこうをしたいじぶんにおやはなし (孝行をしたい時分に親はなし) こうこのうれい (後顧の憂い) こうざいしっそく (高材疾足) こうさいだつもく (光彩奪目) こうさいらくか (幸災楽禍) こうさいりくり (光彩陸離) こうざんけいこう (高山景行) こうさんこうしん (恒産恒心) こうさんなきものはこうしんなし (恒産無き者は恒心無し) こうざんりゅうすい (高山流水) こうしかっぽ (高視闊歩) こうじこうせつ (口耳講説) こうしそうにく (行尸走肉) こうじたま (好事多魔) こうじのがく (口耳の学) こうしのまご (孔子の孫) こうじまおおし (好事魔多し) こうしもときにあわず (孔子も時に遇わず) こうじもなきにしかず (好事も無きに如かず) こうじもんをいでず (好事門を出でず) こうしゅごうだつ (巧取豪奪) こうしょうにゅうしゅう (口尚乳臭) こうじょうりゃくち (攻城略地) こうしょそうじん (校書掃塵) こうじょりょうぞく (公序良俗) こうじんばんじょう (黄塵万丈) こうせいおそるべし (後生畏るべし) こうせきあたたまらずぼくとつくろまず (孔席暖まらず墨突黔まず) ごうぜんきつりつ (傲然屹立) こうぜんたいご (恍然大悟) こうぜんのき (浩然の気) こうぜんのきをやしなう (浩然の気を養う) こうぜんのつばさ (鴻漸の翼) こうだいきこう (好大喜功) こうたんじょすい (交淡如水) こうちせっそく (巧遅拙速) こうちはせっそくにしかず (巧遅は拙速に如かず) こうちゅうしおう (口中雌黄) こうちゅうひつばつ (口誅筆伐) こうちんむゆう (高枕無憂) こうどうきちにち (黄道吉日) こうとうせつじ (交頭接耳) こうとうむけい (荒唐無稽) こうとうりょくしゅ (紅灯緑酒) こうとさんくつ (狡兔三窟) こうとししてそうくにらる (狡兎死して走狗烹らる) こうとりょうく (狡兔良狗) こうなりなとげてみをしりぞくはてんのみちなり (功成り名遂げて身を退くは天の道なり) ごうにいってはごうにしたがう (郷に入っては郷に従う) こうはひゃっこうのもと (孝は百行の本) こうひょうさくさく (好評嘖嘖) こうふゆけい (行不由径) こうふんせいが (紅粉青蛾) こうへいむし (公平無私) こうぼういっせん (光芒一閃) こうぼうしんじょう (厚貌深情) こうぼうにもふでのあやまり (弘法にも筆の誤り) こうぼうはふでをえらばず (弘法は筆を択ばず) こうぼうばんじょう (光芒万丈) ごうほうらいらく (豪放磊落) こうぼくはかぜにたおる (高木は風に倒る) ごうほしゅかん (合浦珠還) こうみつふくけん (口蜜腹剣) こうみょうらいらく (光明磊落) こうみょうをちくはくにたる (功名を竹帛に垂る) こうめいせいだい (公明正大) ごうもうふか (毫毛斧柯) こうもうへきがん (紅毛碧眼) こうもりもとりのうち (蝙蝠も鳥のうち) こうやのあさって (紺屋の明後日) こうやのしろばかま (紺屋の白袴) こうらいこじょう (後来居上) こうりじょへい (興利除弊) こうりゅうふくこ (降竜伏虎) こうりょういっすいのゆめ (黄粱一炊の夢) こうりょうしてい (膏粱子弟) こうろんおつばく (甲論乙駁) こうろんたくせつ (高論卓説) ごうんかいくう (五蘊皆空) こうんやかく (孤雲野鶴) こえいしょうぜん (孤影悄然) ごえつどうしゅう (呉越同舟) こえつのい (胡越の意) こえなきにききかたちなきにみる (声なきに聴き形なきに視る) こおうこんらい (古往今来) こおりにちりばめみずにかく (氷に鏤め水に描く) ごかいじっじゅう (五戒十重) こかいのし (湖海の士) こかこい (狐仮虎威) ごかのあもう (呉下の阿蒙) ごがんろくしょく (五顔六色) こき (古稀) こぎしゅんじゅん (狐疑逡巡) こぎゅうこば (呼牛呼馬) ごぎゅうぜんげつ (呉牛喘月) ごぎゅうつきにあえぐ (呉牛月に喘ぐ) ごきゅうのこん (梧丘の魂) こきょうににしきをかざる (故郷に錦を飾る) こくえさいしょう (黒衣宰相) こくおうちらい (告往知来) こくさくのきよう (告朔の餽羊) こくしむそう (国士無双) こくしゅうきゅうけん (刻舟求剣) こくびゃくぶんめい (黒白分明) ごくらくねがわんよりじごくつくるな (極楽願わんより地獄作るな) こくりみんぷく (国利民福) こくろせいしゅう (刻露清秀) こぐんくとう (狐群狗党) こぐんふんとう (孤軍奮闘) こけいさんしょう (虎渓三笑) こけつにいらずんばこじをえず (虎穴に入らずんば虎児を得ず) こけのいっしん (虚仮の一心) こけんにかかわる (沽券に関わる) ここうのしん (股肱の臣) ここうをのがれてりゅうけつにいる (虎口を逃れて竜穴に入る) ここばかりにひはてらぬ (ここばかりに日は照らぬ) こころがきえる (心が消える) こころがさわぐ (心が騒ぐ) こころここにあらざればみれどもみえず (心ここに在らざれば視れども見えず) こころざしあるものはことついになる (志ある者は事遂に成る) こころざしはかみのすじ (志は髪の筋) こころにかきをせよ (心に垣をせよ) こころのおにがみをせめる (心の鬼が身を責める) こころのほっするところにしたがえどものりをこえず (心の欲する所に従えども矩を踰えず) こころはふたつみはひとつ (心は二つ身は一つ) こころやすいはふわのもと (心安いは不和のもと) こころをくだく (心を砕く) こころをゆるす (心を許す) ここんとうざい (古今東西) ここんどっぽ (古今独歩) こじきをみっかすればやめられぬ (乞食を三日すればやめられぬ) こしたんたん (虎視眈眈) ごじっぽひゃっぽ (五十歩百歩) こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう (小姑一人は鬼千匹に向かう) ごじゅうにしてしじゅうくねんのひをしる (五十にして四十九年の非を知る) ごじゅうにしててんめいをしる (五十にして天命を知る) ごしょうだいじ (後生大事) ごしょうだいじやかねほしやしんでもいのちのあるように (後生大事や金欲しや死んでも命のあるように) こしょうならしがたし (弧掌鳴らし難し) ごしょうねがいのろくしょうわる (後生願いの六性悪) こじょうらくじつ (孤城落日) こしょくそうぜん (古色蒼然) こじらいれき (故事来歴) こじんのそうはく (古人の糟魄) ごぞうろっぷ (五臓六腑) ごぞうろっぷにしみわたる (五臓六腑に沁みわたる) こたつでふぐじる (炬燵で河豚汁) こちゅうのてん (壺中の天) こちょうのゆめ (胡蝶の夢) こっきふくれい (克己復礼) こっくべんれい (刻苦勉励) こってはしあんにあたわず (凝っては思案に能わず) こつにくあいはむ (骨肉相食む) ことがのびればおひれがつく (事が延びれば尾鰭が付く) ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず (尽く書を信ずれば即ち書無きに如かず) ことじににかわす (琴柱に膠す) ことばはくにのてがた (言葉は国の手形) ことばはこころのつかい (言葉は心の使い) ことばはみのあや (言葉は身の文) ごとべいのためにこしをおる (五斗米の為に腰を折る) こどものけんかにおやがでる (子供の喧嘩に親が出る) こぬかさんごうもったらむこにいくな (小糠三合持ったら婿に行くな) このおやにしてこのこあり (この親にしてこの子あり) このこころおやしらず (子の心親知らず) こはかすがい (子は鎹) こはさんがいのくびかせ (子は三界の首枷) こばほくふうにいななく (胡馬北風に嘶く) ごふうじゅうう (五風十雨) こふくげきじょう (鼓腹撃壌) こぶげきれい (鼓舞激励) こほうぜつがん (孤峰絶岸) こぼくかんがん (枯木寒厳) こまのまいだおれ (独楽の舞い倒れ) ごまめのはぎしり (ごまめの歯軋り) こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる (米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る) こめのめしよりおぼしめし (米の飯より思し召し) こめをかぞえてかしぐ (米を数えて炊ぐ) こやしなわんとほっすれどもおやまたず (子養わんと欲すれども親待たず) こゆえにまようおやごころ (子故に迷う親心) こりつむえん (孤立無援) ごりむちゅう (五里霧中) ころがるいしにはこけがはえぬ (転がる石には苔が生えぬ) ころばぬさきのつえ (転ばぬ先の杖) ころんではただはおきぬ (転んでもただは起きぬ) ころんぶすのたまご (コロンブスの卵) こをしるはちちにしくはなし (子を知るは父に若くはなし) こをみることおやにしかず (子を見ること親に如かず) こをすつるやぶはあれどみをすつるやぶはなし (子を棄つる藪はあれど身を棄つる藪はなし) こをもってしるおやのおん (子を持って知る親の恩) こんくけつぼう (困苦欠乏) こんごうふえ (金剛不壊) ごんごどうだん (言語道断) こんぜさくひ (今是昨非) こんぜんいったい (渾然一体) ごんべえがたねまきゃからすがほじくる (権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる) こんりんならく (金輪奈落)