モズさんの愛情物語〜♪

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♪〜モズが枯木で 鳴いている〜♪


キィー キィー キチキチキチ キチキチキチ





高い空にモズの鳴き声が響き渡ります。

1羽だけで暮らしはじめたモズが

自分の縄張りを

仲間に知らせているのです。





♪〜モズよ寒いと 泣くがいい〜♪


鉛色の空から雪が舞う季節になりました。

モズは厳しい冬を

1羽で生きて行かねばなりません。


肉食のモズが群れで暮らすと

獲物が不足し

すぐに生きて行けなくなるのです。


そして・・・


モズの恋の季節がやってきました〜♪


メスは縄張りを離れ

オスの縄張りの中に入って行きます。

やがて気に入った縄張りの

オスと一緒に暮らし始めます。

オスと暮らし始めたメスは

自分ではほとんど獲物を捕らず

オスの運んでくる獲物を

じっと待っています。

産卵に備え

栄養と体力をつけておくのです。


モズは普通3〜6個の卵を

一日1個、朝早くに生みます。

卵を温め始めて15日で、

ヒナが孵ります。

誕生してから15日目で、

ヒナ達は巣立ちますが

まだ親鳥から食べ物をもらっています。

巣立ちから15日、

ヒナ達は独り立ちして行きました。。。


やがて・・・


春から二度の子育てを終えたモズは

卵がよく似ているカッコウの托卵もします。

卵を温め餌を与え、子育てをするのです。

そして・・・カッコウも巣立って行きました、、、


稲が黄色く色づく頃、、、


オスもメスも

そして今年生まれた若モズ達も

ふたたび・・・

1羽だけで暮らして行くのです〜♪





《2003.01.01》