この「松籟」の執筆は私todomanの母である。
格別文章がうまいわけではない。(事実、読みづらい)
ストーリーが有るわけでもない。
が、なぜか しみじみとさせられてしまうのだ。
文中にもあるように「全てが失われたもの、去ってしまった人々のこと」だからだろうか。
(なんと、私の四代前の祖母まで登場する。)

明治・大正・昭和を生きた女系家族の「記憶」である。
その当時の蒲原地方の風物の記録としての価値も有るかも知れない。
私自身知らない道具、風習などもなぜか懐かしい。


親戚筋の恥になるかもしれない事なども書かれている。
その点は、遠い過去の事とご容赦願いたい。

なお、文章は以下の点で読みづらい。
・漢字の誤用
・新旧仮名遣い混用
・句読点、分かち書き、改行の少なさ
・人称の混乱
これらすべてオリジナルのまま載せた。
多少の「読みづらさ」も文章の味 と考えたからである。


松籟


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