歌舞伎町爆弾17歳について
12月4日、東京新宿歌舞伎町のビデオ店に17歳の少年が爆弾を投げ込み、店が壊れる事件があった。幸いけが人はなかったが、本人は無差別殺傷を企図していたことを供述しているらしい。マスメディアは早速、17歳をキーワードにして今年の事件を振り返りながら、「まじめ・成績優秀だった」少年について通り一遍のことを報じている。
そもそも、17歳が不安定で犯罪・非行に走りやすいということは、かなり昔から指摘されてきたことで、現在の17歳だけが特別だとは思わない。(メディア文化などの時代状況によって多少の影響はあったとは思うがここでは触れない)半分冗談だが天草四郎も17だった。今回の少年は、報道によると「テロリストになりたい」と将来の夢に書いていたという。彼は何年かに一人出るような典型的な爆弾魔の類型にはいるのではないだろうか。世が世であれば爆弾を作るために某「赤●」に入って、中東でテロを起こしていたかもしれない。そう考えると、この件を持ってすぐに「17歳」でひとくくりに論ずる愚は避けねばならない。ただし、繁華街での無差別殺傷を企図したという行為は未遂とはいえ特に重罪に値するであろう。その償いはきちんとさせなければならない。