16 既設別荘との渡り廊下
NO−1
2003/9月28日〜12月6日(完了)
10月からは、既設別荘との渡り廊下の施工です。屋根を作るのがむずかしく、
いろいろ設計しましたが、なかかな名案が浮かびません。なぜ難しいかと言いますと、
古民家の屋根と渡り廊下の屋根をどうつなげるかが、わからないのです。つなげて谷を作ることで、
古民家の屋根の雨が渡り廊下の屋根に落ち、雨漏りを防げると考えたからです。古民家の屋根の
雨を、渡り廊下の屋根に直接受けた場合、雨の跳ね返りが古民家にあたらないか、それを解決する
方法があるのかが、判りませんでした。板金屋の藤本さんに相談したところ、渡り廊下の屋根と
古民家のつなぎの部分を少し上げると(1寸5分)雨があたらなくなると言われ、その工法で
施工することにしました。これなら、いままで施工してきた屋根と同じに作業をすればよいから
簡単です。早速図面を書きました。別荘と古民家とは、床の高さが15尺違います。別荘の
方が15尺高くなっていますから、階段が必要です。階段を当初2段で設計しましたが、施工
途中で3段に変更しました。これは、2段にすると、踏み板の高さが7寸5分、ちょっと高すぎます。
ふつうの階段ですと、8寸まではいいようですがこの渡り廊下は、水周りが既設の別荘にあるため、
食事を運んだり、トイレにいったりと頻繁に使います。少しでも広く、ゆるやかにほうが良いのではと
考えました。最終的には、踏み板を3段とし、高さを5寸5分、踏み板の幅を1寸2分としました。
まず、基礎工事からです。基礎は独立基礎とし、深さは約50センチ、そこにコンクリートを流し込み
合板で4寸幅の基礎としました。もちろん鉄筋も入れました。前に下屋を作るときに一回施工しているので
簡単にできました。しかし、古民家とのレベルを合わせるのがたいへんでした。
つぎに、足場を作り、柱、梁、土台の切り込みをはじめ、化粧垂木の着色、天井板の着色等棟上・土台の準備を
しました。これは一人でこつこつ出来ますが、時間がかかります。
そして、出来たところから、ボランティアの方が来たときに手伝ってもらい、少しずつ組み立てて
いきました。
まず、会社の市川さんと今井さんが,八ヶ岳に来た帰りに寄っていったので、急遽別荘側の
梁の受け材をボルトで止める作業を手伝ってもらいました。(この写真を取ったのですがフイルムが
はいっていませんでした。ゴメンナサイ)
また、18日には、大治さんが来てくれましたので柱の
ホゾ穴を土台にほってもらいました。げんのうと、のみで2寸の深さの穴を彫ります。はじめての
大工仕事で苦労していました。ためしに2本の柱を建ててみましたがまっすぐに建ちました。
御苦労様でした。
屋根工事は、今回は難しいので板金屋藤本さんに(藤本さんはこの家の解体と建て方までしてくれた
方で、下屋の工事のときも来て手伝ってもらいました)頼むことにしました。26日に来てもらい
棟上までを、2人でしました。切り込んだ材木が寸法どおりか、うまく組み込みが出来るか心配でしたが
1日で天井板まで、はることが出来ました。翌日からはまた一人で垂木を打ち、その上に合板をはり、
ルーフィングをはりました。これで取りあえずは雨漏りの心配はありません。ブルーシートをかぶせ
ました。後は屋根工事を藤本さんに施工もらいます。
30日と1日は先輩の藤武さんとお友達の田中さんが来て土台の工事を手伝ってくれました。
土台も階段板の受けを柱1本に2本入れないといけないので一人ではできません。
柱、梁、土台すべての材木を4寸角にしたために、作業は大変でした。皆さんのおかげで、
10月には屋根から土台まで組み立てることが出来ました。また、いろいろアイデアもいただき、すばらしい
渡り廊下が出来そうです。11月からは、階段の手すりを両端2箇所にとりつけました。その後、階段の
根太を1寸間隔で3段取り付け、床をはりました。床板は、壊した蔵の古材を使いました。厚さ8寸の松板です。
床は、外のため夜間でも見やすいように、古色での着色はしないで、なるべく明るい色にしようと思っています。
照明は、感知式にして人が通る時に点灯するように考えています。
サッシの枠を取り付け、その後床を張り終えて、いざサッシのガラス戸を入れようとしたら、床がサッシの
枠ぎりぎりなためサッシのガラス戸を入れることが出来ませんでした。(大失敗・・・・)
来月行ったときに、もう一度床をはずしてサッシを入れ、床を張ります。
また、民家側の柱に別荘側から梁を渡しましたが、民家側の柱に梁の先端を1寸のホゾで差し込んだだけでした。
地震のときそれが外れると屋根が落ちます。心配になり梁と柱にななめに2箇所、「方づえ」を入れることに
しました。はじめの1ヶ所は、寸法を間違えしめるボルトが、梁の上にある化粧垂木にあたり、ボルトが
閉められなくなりました。ボルトの穴の位置を変えるか悩みましたが、化粧垂木を少し削ることで、どうにか収まりました。
渡り廊下の工事は、失敗だらけです。残りの「方づえ」と、床をはずしてサッシをおさめること、屋根の半分は
12月にします。
12月6日に屋根の半分を藤間さんと施工した。既設別荘とのつなぎ、古民家とのつなぎは、ステンレスの板で1尺
上げ、コーキングで隙間を止めました。屋根からの雨の跳ね返りが、どうしても壁にあたるのでトヨをつけることにしましたが、
これは来年としました。これで渡り廊下の工事は完了です。
既設別荘と古民家の渡り廊下を
作るため、足場を組みました。
まず、基礎工事です。合板で作った枠と
中に入れる鉄筋。
コンクリートを入れ、枠をはずしました。
上の梁からの垂直もOKです。
田中さんが基礎なる材木のホゾを切っています。
まっすぐ切れないと言っていました。
土台の細工、切り込んであるところに
木をはめ込み、その上に踏み板をはります。
細工の完了した屋根部分の梁の仮組み
うまく乗るか心配です。
細工をした土台に藤武さんと田中さんが着色中
いつもの「古色漆調オイルフィシュ」を使用。
別荘側にボルトで止めた梁の受け。
市川さんと今井さんが手伝ってくれました。
大治さんが土台に柱のホゾ穴を
げんのうとノミで彫っています。
切り込んだホゾ穴にためしに
柱を建ててみました。OK、まっすぐに建ちました。
藤本さんと2人で棟まで上げました。
まずまず、うまく建てることが出来ました。
建てた棟に化粧垂木をうち
天井板をはりました。2人で1日仕事でした。
翌日からは、垂木をうち、合板をはりました。
合板の上にルーフィングをはり,後は屋根を施工します。
ルーフィングをはり終わったら,雨が降ってきました。
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下地の合板も全て張りました。
屋根の完了です。既設別荘との取り合いも
うまくいきました。雨漏りはしません。
土台に床受け用の木をうち,踏み板を施工します。
右は仮に置いた踏み板です。
階段の2段目、1段目の土台を柱に
取り付けています。
2段目、1段目もうまく収まりました。
柱の上に手すりを付けます。
手すりの受け用の細工です。
斜めはむずかしいです。
うまく収まりました。
土台は出来ました。
大治さんが床の根太の釘を打っています。
力のいる仕事です。
一段目・二段目の床がはれました。
ためしにサッシを入れてみました。
うまく収まりました。作業のじゃまになるので
いったんはずしました。これが失敗の元。
床はり完了。ガラス戸を入れようとしましたら
床につかえて入りません。もう一度やり直し
梁と柱に方づえを入れました。
ボルトが上の化粧垂木にぶつかり入りません
化粧垂木を切り込んで収めました。
片側だけ屋根が出来ました。
渡り廊下は、完成しました。
出来てしまえば簡単ですが、ここまで
考えるのが大変でした。
渡り廊下にかかった材料費
| 柱・土台用角材(檜) | 4寸×4寸×10尺 @ 5,040円
5040×11本=54,440円
4寸×4寸×13尺 @ 6,653円
6653×2本=13,360円
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| サッシ(網戸付) 特注(170cm×180センチ) | @ 48,000円
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| 屋根材 | 1坪 @ 4500円
4500×2坪=9,000円
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| 藤本さん手間賃・板金材料代 | 25,000円
合計 150,746円
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