| 合計 16,396円
(2)荒床の施工
2002/8月7日〜工事中
1階床工事にあたり、まず土台のレベルを調査したところ東側と西側では2間半で約5分西側が低く
なっていました。敷居の高さは土台から4寸8分ありました。床を水平にするためにはまず、5分の狂いを
なおさなくてはいけません。
しかし床板になにを使うかが決まっていません。カタログを取り寄せ検討しましたが
今風の床板は古民家には合いません。しかも値段が1坪、オークで15000円、松では3万円〜5万円します。
とりあえず古材の床板を使うことで、知り合いの解体屋に電話はしたところ、坪3000円〜6000円位で
ゆっずてくれるとのことでしたが今手持ちがなく、いつにるかわからないことでした。また、古材をあつっかている
業者に聞いたところ坪8000円で売ってくれるといわれました。一度見せてもらうになっています。
しかし、「天はわれを見捨てず」いつも懇意にしている下の部落の人が、「蔵を壊すので廃材をあげる」と
いってきました。蔵を見せてもらったら150年ぐらい前の蔵で信州地方独特の造りの落とし板の蔵でした。これは
柱に切り込みを入れて、柱と柱の間に1寸位の板を差込み、その上に土壁塗った物です。この板はくぎも打ってなく
長さも6尺あり床板使えそうでした。10月上旬に解体するとのことでしたので、それまで待つことにしました。
10月19日 いよいよ蔵の解体の日が来ました。まず重機で屋根を取り壊し、次に前面の壁、側面の壁
最後に棟木をはずしました。約3時間で完了、なにかむなしい、さびしい気持ちになりました。150年前、地元の人達が
大勢で力をあわせ一生懸命建てた蔵が,わずか3時間で廃材になってしまうなんて・・・・・
厚さ1寸3分、幅1尺2寸、長さ4尺の赤松の(天然もの)落し板80枚を貰ってきました。これを床材で使います。
しかし、厚さが若干違いました。また、そりがあり、そのままでは使えません。近所の木工屋で厚さ1寸でプレスをかけ
真っ直ぐにしてもらうことにしまた。今は忙しいので年明けということにしました。
古材を使うには、それを使えるように加工するのに時間と、手間がかかります。それが私にはたのしいのですが、
商売として関わる人は、たいへんだとつくずく思いました。(手間の割には儲からないことがわかります)
これからは、床調湿材、根太、断熱材、荒床、までを、施工します。
また、この蔵からは、1尺5寸角、長さ3間の棟木を貰ってきました。これは2寸5分に製材し、階段に
使います。ちょっと幅が広すぎた感じもしましたが、りっぱな階段ができることでしょう。土壁もトラック3台分貰ってきました。
これで、土間のタタキをつくります。捨てる物は何もありません。古民家はすべて利用できます。
蔵の解体
蔵の解体
落し板 角のところに土壁が塗ってあった

右から解体後は土壁で汚れている。
真ん中は金ブラシで土壁をおとました。
左はプレスをかけた。
蔵の棟木 製材して階段に使う
蔵の壁土 土間のタタキに使う
また、同じ部落の人が「いま家を壊しているが畳をいらないか」と声をかけてくれました。早速見せてもらいましたが
畳はサイズが合わないので遠慮しました.建具と畳の下につっかていた荒床を貰うこととし、早速
バールとゲンノウを持ってはがしにいきました。これで合板を使わずにすみます。
床下調湿炭を入れたいと思っていますがこれが高い。ホームセンターで売っているマレーシア産のバーべキュウ
用の炭も検討しましたがこれは焼く温度が低く効果はないそうです。竹炭で7000円/坪、ひのき・杉の針葉樹を800度で
焼いた最高級品は1.7万円/坪以上します。床下20坪で34万円・・・・思案中です。
もらってきた建具
もらってきた床下地用の荒床。
これで床の材料がそろったのでいよいよ1階の床工事の開始です。
まず、もらってきた落し板を近所の木工店に持っていって、製材してもらうことにしました。板は1寸4分ありましたが
そっているのでプレスをかけて平らにしてもらうことにしました。1枚ためしに製材してもらったところ、あつさは、1寸
しかとれませんでした。しかし、むく板で1寸あれば充分です。材質は赤松の天然物、いまこれだけの板はないそうです。
製材は年明けにすることにしました。これで床板の寸法が決まりましたので、根太・荒床が張れます。
まず、根太を発注しました。2寸×3寸×12尺を30本たのみました。
床板の厚さが1寸と決まったことから、レベルをとることにしました。上から床板1寸・荒床4分・根太3寸になります。
土台は水平ではあるませんので、根太で調整します。薄いベニヤ(1o〜5oの5種類の板)を根太の下に
置き調整していきます。
11月9日根太が納品されました。10日には、JMRAの「民家の学校」の3期生が塩山に古色塗りの実習に来た帰りに
10人手伝いに来てくれました。さっそく根太の取り付けをしてもらいました。高いとところは、鋸でけずり、低いところは
ベニヤを下にひきました。鋸を始めて使う人がほとんどでドキドキしながら見ていました。
この日は、小屋組まで施工してくれた、大工の横山君と藤森君が来てくれて指導をしてくれました。
帰るときには皆さん、どうにか鋸は使えるようになりました。
遊んでいる人が多いですネ

根太工事中 ノミで削って調整
11月23日〜24日にかけて、大泉でセルフビルドでログハウスを建てた、野々村さんがホームページを見て手伝いに来て
くれました。彼は、今大工をしていますがやはり古民家に興味があるそうで、将来は古民家の大工をやりたいと言ってました。
いろいろアドバイスを受け、根太を貼ることが出来ました。根太は、まず土台のレベルをとり、高いところは根太を削り、低い
土台と根太の間に木を入れ、調整していきました。根太と土台は根太ボンドで接着し、(床を歩いたときに音の出ないように)
横から2本3寸5分の釘を打ちました。


調湿炭は、インターネットでいろいろ探しましたが、佐賀県の轄原さんにおねがいすることにしました。
インターネットで資料の請求をしたとき見本まで送っていただき、見積もり、割り付け図まで作っていただき、
誠意ある応対がよかったからです。これは年内に納品していただき、(11月30日発注・12月14日納品予定)
年内には荒板まで施工する予定です。
12月から材料もそろってので、床工事を始めました。根太の取り付けが終わっているので、下に調整炭を入れ、土台と土対の
間に、断熱材を受ける幅のせまい板を付け、(これは解体のとき持ってきた板を利用した)その上に断熱材を幅に合わせカットし、
ひきつめました。あとは根太に4分の荒床をはりました。荒床は、前の部落の古民家を解体するときにもらってきた物を利用しましたが
厚さが4分の物と3分の物があり、選択に手間取りましたが、なんとか4分の物で囲炉裏の部屋の分は、間に合いました。
他の部屋の分は購入しないと足りません。合板にするか、4分の板にするかまだ結論は出ていません。できれば板を使いたいのですが
いくらかかるか心配です。
調整炭を床下にいれました
断熱材 受け用の古材
荒床の工事中
荒床を囲炉裏の部屋に張りました。
後は1寸の本床を張ります。
荒床を貼ったあっとに、囲炉裏まわりの整理をしました。足を入れるところです。周りに板をはり、底に床と同じな板を張りました。
高さをどのくらいにしたらよいか迷いましがカミサンの足の長さに合わせました。板は蔵を解体したときに大量に貰ってきたので
助かりました。これも買うとなると、相当な価格になります。板は汚れているので、サンダーで磨くのは大変ですが、やはり古民家は
極力あるものを再生して使うのがよいと、あらためて思いました。
手前は炭を入れるところ
1寸の床を置いてみました。着色のためし塗り。
左が柿しぶの3回塗り右が漆調古色仕上げオイルフィニッシュ
(3)床板の施工
2003/1月〜
2003年1月、もらってきた蔵の落とし板を製材しました。
幅の狭いものは、横山さんが来て1寸の厚さに製材してくれました。
その日野々村さんもボランティアで手伝いに来てくれました。
幅の広いものは横山さんのプレイナーだは出来ないので、近所の清水製材に頼みました。
解体後の蔵の落とし板
厚さ1寸5分・幅1尺・長さ1間
とげのように出ているものは、ここに壁土が付いていた
そりがあるのでそのままでは使えません。製材して厚さ1寸で床板にします
これを全部製材します
横山さんがカンナでそりを直しています。
野々村さんがプレイナーにかけて厚さ1寸に
そろえています。
2003/12月24日〜工事中
いよいよ本床の施工です。1年前に製材した蔵の落とし板を張っていきます。板をまず真っ直ぐに
します。縦に墨をつけ電気のこぎりで切り、直角をとって横を切断、材木のいたんでいる部分を
のぞいて、また縦に切って真四角の板にします。長さは一定にしましたが幅はまちまちです。
とりあえず、切断した板をならべていきました。いたんでいる板が多く蔵の廃材では、たりそうも
ありません。たりない所は後で適当な床板を購入しなくてはいけません。
荒床との取り付けは、さねが切ってないため釘かビスで止めなくてはいけません。川崎の民家園で
見てきましたが、釘で打ってあるところと、大きなホチキスのようなもので止めてある所とまちまち
でした。いろいろ研究しましたが、ダボを彫ってビスで止め、ダボ栓で穴をふさぐことにしました。
柱とのからみ、囲炉裏とのからみ、細かいところは細工がたいへんです。完成まで2ヶ月〜3ヶ月
ぐらいかかるかもしれませんが、ゆっくり・ていねいに施工するつもりです。
いよいよ、2004年の仕事始めです。
去年の続きの床張りです。とりあえず、寸法を測りながら床板を置いてみました。やはり板は、傷んだ
ところが多くまともに使えるのは、7割程度です。つかえるところをすべて置いてみたら、7坪ほど足りません。
2坪は、大月からもってきたけやきの板を使うこととしました。5坪はこれから調達します。
インターネットでいろいろ調べましたが、市販の無垢の床板は厚さが5分(15ミリ)のものばかりで、
1寸の床板はありませんでした。
高桐さんや横山さんに相談したら、
@製材屋から購入する。(これは新材のため、最低1年は乾燥させないと反りやゆがみがでる。
1年おいても、完全とはいかない)
A大月から持ってきた余った梁や柱を製材して使う。(5坪分あるか?)
Bどこかでいらない蔵をもらって解体して使う。(そううまくいらない 蔵が見つかるか?
また、解体したときの廃材の処理がたいへんだ。お金がかかる)
いろりろ思案していましたが、1月27日横山さんから電話があり「壊す蔵があり、ほしい材料があれば
持っていっていい、という人がいるので見てきます。武田さんの床材に使えそうな板があればもらって来ます」
と連絡が入りました。ラッキー・・・これがもらえれば全て解決
仮においた床材をどのように止めるか、床板はさねを切ってあるわけではありません。まったく四角の
1枚いたです。和釘を使って上からとめるか、ダボを彫ってビスで止め、ダボ栓で穴をふさぐか、または
接着材で貼り付けるか、いろいろ迷いましたがダボ止めにすることとしました。
置いた床は、やはり荒床がすべて真っ直ぐではなく、若干高くなっているところもあり、そこは電気のこぎりで
高さを調整しました。(根太が1分高いとこるが一箇所ありました。1分高くても床はがたがたします)
ダボ穴は、「ダボ穴あけ用」の「6角軸ダボきり」を購入しました。これは、ドリルドライバーに
付けて回すと、直径10ミリ・深さ10ミリの穴をあけそれ以上の深さにはなりません。そこに、ビスで床を
とめ、上からダボ栓で穴をふさぎます。若干段差のあるところもありましたが、後はサンドペーパーで調整します。
仮に置いた厚さ1寸の床板。
節がありますが足ざわりは最高。
着色がなやみの種、どんな色にしようかな・・・
囲炉裏」まわりをどうするか悩みなした。
荒床に段差がありますカンナで削って調整さいました。
ダボ穴をあける「6角軸ダボきり」。
ダボ穴にダボ栓を入れのこぎりできります。
床板の途中は横から釘で止めました。
ここまで貼れました左側は床板不足。
これから調達して張ります。
2004年5月
古材を製材して不足の5坪を貼ろうとしましたが、結局製材した床材がいたんでいたり、曲がっていたりで
まだ2坪分足りませんでした。材木屋にもこのサイズの床材はありますが、完全に乾燥しているものは
なく、使用できません。JMRAの仲間の新木場で古材を扱っている「ひでしな商店」の小林さんに電話をして厚さ
1寸以上の古材の板を探してもらい2坪分購入しました。幅も大きい物で1寸7分あり見ばえも最高でした。
これで、床材はすべてそろいました。半年以上かかった床張りも最後の工事になりました。
後は、着色しワックスを塗れば完了です。しかし色を決めるのとワックスがけが大仕事です。のんびり
やります。
購入した床材で貼りました。
土間の間はこれで完了。
後は、着色とワックスかけです。いい古色がでると最高。
土間の間の床は解決しなしたが、2階の床約13坪の床材を調達しなければなりません。2階の床は
厚さは5分で十分です。「ひでしな商店」の小林さんに相談したところ、青森ひばの枕木がある、(200mm
×200mm×2400mm)これを6分に製材しプレーナーでカンナをかけ、5分にしたら床材として使える
とアドバイスを受けこれを15本(約13坪分)購入しました。製材は小林さんの知っている
、いつも使っている東京の製材屋は、1時間25,000円、白州の私がいつも頼んでいる製材屋は、いままでの
経験では約1時間10,000円位、頭の中でざっと計算して白州で頼むことにし、枕木を白州まで運んで
もらい白州で最材してもらうことにしました。これが失敗でした。製材して6分の板にしてもらいましたが、
お金を払いにいったら、見える釘はすべて抜きましたが中に隠れていた釘が沢山あったこと、太いボルトが
隠れて1本入っていた事で、これらの処理等を含めて製材に約1日かかってしまい、また製材機の刃を欠いてしまった
等で製材費は35000円かかりました。かつ、枕木の1/3は、20ミリのボルトの穴が2個ぐらい空いていました。
このくらいは、ダボ栓で埋めれば十部使えますが後の2/3は、穴が10個以上、多いのは20個近く空いていて
とてもダボ栓で埋めることはできません。やはりなれた東京の製材屋に頼み、床材とした物を購入すれば
よかったと後悔しなしたが後の祭り、結局小林さんに話し、10本分は返品と言うことでお金を返して
もらいました。小林さんにも悪いことをしたと、後悔しています。
購入した枕木と床材。
6分に製材した2階の床材。
右の2列は使用可。左の4列は穴が多すぎて使えませんでした。
黒いところが20mmの穴。
多いところで1枚20ぐらい空いています。
(4)床の着色(拭き漆塗り)
2003/12月21日〜24日
(2004年10月1日記載)
1階の壁塗りも終り、いよいよ床の着色です。土間の上がり縁の床は大月から持ってきた床を
使いました。これはケヤキの板で赤黒く光っています。光沢もあり最高の見栄えです。
1階の板の間も同じ色にしたいと考えていましたが、なかなかいい塗料が見つかりません。
いつも使う「漆調古色」では赤がでません。どうしても黒い色になってしまいます。かみさんに
言わせると台所の床の色だそうです。
塩山でセルフビルドで古民家を建てているハルダムさんが、一部「拭き漆」で床を塗ったと聞きましたので
見学にいきました。見せていただきましたら、まさしく大月から持ってきたケヤキの色でした。
早速、東急ハンズに行き、「生漆」を購入し施行方法を聞いてきました。今回試し塗りをしてみました。
「漆}はよくかぶれると言われます。顔がかぶれるとお岩さんみたいになるそうです。装備をしっかりして
挑戦しました。顔と首にはクリームをぬり、長袖のシャツ、首と顔にタオルを巻き、ゴム手袋をしました。
はじめは「生漆」をそのまま塗りました。クリーム状でやや硬く、固めの刷毛で延ばして塗ります。
塗って後すぐに専用の紙で拭き、しばらくすると赤黒い濃い色になりました。硬く塗りにくいので、その後は
テレピン油で2倍に薄めて使いました。色が薄くなるかと心配しましたが、それほどでもありませんでした。
値段は、1チューブ(100グラム)1680円、約1坪半塗れました。技法書には、5〜6回塗れと書いて
ありますが、とても高くてそんなには塗れません。様子をみながら回数を決めたいと思っています。
ここに塗ります。
大月から持ってきたケヤキの床材。
これと同じ色が出るか心配です。
完全装備の仮面ライナー。
いい色に仕上がりました。
しかし、大月から持ってきたケヤキ(左側)の方が。
光沢があります。もう少し研究します。
もう一度塗るといいのでしょうか。
それとも木が違うのでしょうか。(私の木は松です。)
(2005年6月10日記載)
神田の漆屋で拭き漆を1本買ってきました。(2100円)これで2回目を塗ります。1回塗りでは
なかなか光沢が出ませんでしたが、2回目を塗ったところ光沢が出てきました。いろいろ試しましたが
1回目は漆をテレピン油で(10%)薄め刷毛で塗り、2回目は生のままでタンポンで塗り、拭き取ります。これで光沢が出てきました。残りはこの方法で仕上げていきます。
漆塗りの用具等。左から生漆・へら・タンポン
拭き取りようの紙(東急ハンズで購入)ゴム手袋
手前3枚が1回目、奥が2回目を塗ったもの
いい色に仕上がりました。
木目、色、光沢とも満点です。
写真で見ると黒いですが、前の写真の色です。
あと10坪、同様に塗っていきます。
(2006年7月1日記載)
1年ぶりの「漆塗り」です。去年は漆でかぶれ、ひどいめにあったので、今年は完全装備で作業をします。上下の合羽を着て、
足には、ビニールの買い物袋を巻き、タオルでマスクをして作業をしました。1日目は3坪塗りました。次の日起きたら手足が少し痒く
なりました。また「漆かぶれ」かと思いながら、東京に帰りましたら、3日目に手にぼつぼつが出てきて、痒くなってきました。
早速医者に行って注射・塗り薬・飲み薬をもらいましたが、なかなかなおりません。今回は漆を直接さわったこともなく、また靴下に
付いたり、洋服に付いたこともなかったのにどうしてなったか判りませんでした。1週間たって少し良くなったのでまた白州に行き、漆塗りを
しました。今度は長靴を洗ってそれを履いて、もちろんビニールの上下の合羽を着て作業をしました。どうせかぶれるなら医者に通っているときに
なったほうが治療は一回ですむと、破れかぶれで連続2日間作業をして、とりあえず下塗りを全て完了させました。
まいった、また出てきました。
絶対に漆にはさわっていません。どうしてかぶれるのか、いろいろ考えた結果、漆を塗っているときの、漆のにおいは強烈です。漆が気化するときに
その中にかぶれの要因が入っているのではないかと思います。それを吸ったために、それが体内をまわり、手足に出てくるのではないでしょうか?
一箇所よくなると、また数日後他のところがかぶれています。体内の毒素が消えないと、体の表面のかぶれた皮膚だけを治療しても完治しないのです。
今日で(7月1日)最初にかかってから2週間になりますが、なだ出てきます。また明日から白州に行って「拭き漆」の仕上げをやるぞ。漆にかぶれて
死ぬ人はいないだろう。今回は大きなマスクを買ってそれを付けよう。
漆かぶれの講釈がながくなりましたが、本題にもどります。1年ぶりに漆塗りをしたので塗り方をわすれてしまいました。
テレピン油で薄めたほうがよかったのか、そのまま塗っても良かったのか、取り合えずそのまま塗ってみましたがきれいにぬれていました。
「良し」と言う事で半分塗って休憩、2時間後に見たら真っ黒になっていました。そうだ漆は時間がたつと濃くなるのだ、また、松材は特に黒く
なるのだと、気がつきました。失敗です。次の日もう一度昨年の塗り方を思い出して、やってみました。成功です。
忘れないようにここに「拭き漆」の塗り方を記録しておきます。
@まず、かぶれないように完全装備をする。マスクもする。漆かぶれは漆が付いてもかぶれるが、漆が気化するときの匂いも注意すること。
A皿に漆を入れ2(漆)対1(テレピン油)の割合で薄める。(松材以外の時は薄めなくとも良い?=要研究)
Bこれを刷毛でうすめに塗る。塗ったらすぐにぼろきれで拭く。
これで下地は完了です。
2度目の仕上げは、薄めずに塗ってぼろきれで拭けばよいと思いましたが、今回行ってやってみます。乞うご期待
足にはビニール袋をまき、ビニールの上下の合羽を着ました。
写真の奥が前日塗ったところ、真っ黒でしょう。
ここは去年を思いだして塗ったところ
いい色に仕上がりました。木目、色もまずまず。もう一度塗ります。
失敗の塗りです。後でサンダーで削ってやり直します
左から失敗・成功・これから・・・
大黒柱の周りはうまく塗れていますが、手前は失敗
全て完了しました。黒いところはやり直します.
全体的には、いい雰囲気です。古民家らしくなりました。
(2006年11月7日記載)
3ヶ月ぶりの「漆塗り」です。前回も漆でかぶれ、ひどいめにあったので、いろいろ原因を探しましたところ、漆にさわればもちろん
かぶれますが、どうも漆を塗っているとき漆が気化して匂いが出ます。それを吸い込むと体内から毒素が廻り、かぶれることに気がつきました。
そこで今回は、「防毒マスク」を購入し付けることにしました。もちろん上下の合羽を着て、足には、今回は長靴を履き完全武装で作業をしました。
しかし、「防毒マスク」の隙間から若干匂いが入ってきます。このくらいならと作業を2日やりましたがやはり次の日起きたら手足が少し痒く
なり、「漆かぶれ」になりました。これで3回目の漆かぶれです。東京に帰り早速医者に行きましたが、医者から「こりずにまたやったの」とあきれられました。
しかし、今回は前回ほどひどくはならず、両手と両腕だけで済み、今日で1週間になりますが大分なおってきました。後少し漆塗りが残っていますが、
もう大丈夫でしょう。
やはり漆は2回塗ると光沢も出て、いい色に仕上がります。
漆塗りが完了して板の間も綺麗になりましたので、友達の市川さんが持ってきてくれた書画を飾り、室内も清掃、レイアウトの変更等をしました。
貧しい年貢も納められない百姓家をイメージして施工した古民家が、立派な料亭になってしまいました。
完全武装の姿です。これでもかぶれてしまいました。
いい色に仕上がりました。
コナーには、屏風とお蚕さんの糸巻きで作った行灯。
サイドボードは暖簾で隠しました。
市川さんの書画。迎えるの意味の字だそうです
よくわかりませんが感激してます。
床にかかった材料費等
断熱材 @1,100円(1u)×40u=45,631円
調整炭 @9,000円(1坪 送料込み)×24坪=226,800円
根太唐松 2寸×3寸×12尺 @1332円×20本=26,640円
2寸×3寸× 9尺 @ 999円×10本= 9,990円
不足分(2坪) 厚さ1寸以上 @坪15,000円×2坪=30,000円
枕木(10本は返品) @3,500円×5本=17,500円
生漆(1本200g) @2000円×10本=20000円
製材にかかった費用(製材と電気カンナかけ)
蔵の解体での床板製材費(カンナ) 約70枚 40,000円
古材の製材(1寸2分に製材) 約20本を60枚の床材に 20,000円
同上床材を製材(カンナ) 約60枚 5,000円
枕木製材(1寸2分に) 15本 35,000円
床板製材(カンナ) 2坪(18枚) 3,000円
材料費 376,561円
製材費 103,000円
合計 479,561円
(5)ストーブの設置
2003/12月21日〜24日
白州はやはり冬は雪も降り、寒いです。暖房をどうしようか考えましたが、やはり囲炉裏だけでは
とてもしのげません。裏の別荘の人がときどき散歩をしています。ある日工事をしていたら、見学に
立ち寄りました。その時ストーブが1台あるが使わないかと、声をかけてくれました。ただで
いただける物はなんでももらい利用するのが、私の主義です。さっそくこれを暖房として使うことと
しました。
置く場所もいろいろ考えましたが、結局、囲炉裏の間の隅に置くことにし、検討しました。
まず、耐火をするためにタイルか、レンガを床と壁に取り付けることを検討しました。
古民家にあう物がないかホームセンターで探しましたが、ほとんど洋風なものばかりで、
なかなかいい物がありませんでした。ある日ホームセンターで「枕木風のコンクリート版」を
見つけ、これで施工しようと決めました。厚さ5センチ・幅22センチ・長さが61センチと
91センチこれを組み合わせて施工することにしました。壁側は、ラスボードの上にラスネットを
張り、その上から耐火コンクリートを塗り「枕木風のコンクリート版」はりました。
また、壁から煙突を出すために「めがね石」を買いにいきましたが、これを売っているところが
なかなかありませんでした。やっとみつけて購入しましたが、土で出来ているものはなく、石綿の
ものでした。
煙突は、ストーブと一緒に沢山もらいました。ちょっと痛んでいましたが十分使えます。
煙突の施工は外は梯子で高いところの工事です。やはり一人はたいへんでした。
「枕木風コンクリート版」を床と壁に取り付けました。
「めがね石」を取り付け煙突を出しました。
高いところは怖いし一人はたいへんです。
なかなか雰囲気もいいです。
火入れ式をしました。
よく燃えます。
ストーブにかかった材料費
| めがね石 | 1個 @4,500円
| | 枕木風コンクリート版 | 5cm×22cm×91cm | @1,980円
1980×16本=31,680円
5cm×22cm×61cm | @1,680円
1680×5本=8,400円
| | ラス網 | 1坪 未払い
| | 耐火セメント | 1袋 未払い
合計 40,080円
(6)南側柱の補修工事
2004/12月25日完成
2005/1月1日掲載
南側には、1間半の軒が出ています。それをささえるために、腕木があります。その腕木は母屋の柱に
ボルトで固定されています。この工事は業者に(虹梁建設)頼みました。ボルトは家の内側の柱で
固定されていますが、家の内側の柱にむきだしになっています。ひどいところは、建具の障子がぶつかる
柱にも出ているところがあり、これでは障子がしまりません。これを全て柱の中に埋め込み栓をすることに
しました。この工事は八木沼さんと上野さんに頼みました。一度ボルトをはずし、柱にホゾ穴を彫り
ボルトを埋め、其の上に木で栓をし、平らにします。1日で5箇所すべて完成してくれました。
柱から腕木のボルトが出ています。
これでは障子がしまりません。
ボルトのナットの大きさにホゾ穴を彫り埋め込みます。
作業中の上野さん。
作業中の八木沼さん。
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