金属バンドのサイズ調整と工具
 金属バンドの長さを手首まわりのサイズに合わせて、バンドの駒、三つ折れ部などで調整します。
 調整方法は、バンドのデザイン・種類によって、それぞれの構造に合った方法が必要です。

  バンド調整の注意点 

 @新品のバンドは、通常の場合、長すぎるので短くして、使用します。アジャスト駒(調整用駒)を外して調整する場合は、12時側、6時側双方同じように、均等に外すことが基本です。
 ただし、奇数個の駒を外す場合は、6時側を多く外します。
A駆の接続にネジを使用しているものは、ネジのゆるみがないか、確認してください。
 もしゆるみが発見された場合には、ゆるみ止めとして「バンドアジャストねじ用接着剤S−312」をつけて締めてください。
Bネジ類は、全て締め直してください。
Cピン類は、軽く押して固定具合を確認してください。
D中留の固定具合、食い付さ具合を確認してください。
E駒が足りない場合は、時計ケースの裏ブタに刻まれている、番号とバンドの端に記入された番号、バンドのメッキや、色などを伝えて、必要な駒を取り寄せます。
F長年使用したバンドは、サビの為アジャスト駒が外れない場合があります。その場合は、浸透性のあるオイルをつけ、適当な時間が経過してから、再度外す作業に掛かります。
G長年使用したバンドは、ヒビが入っていて、ちょっと力をかけると、壊れる場合があります。
H輸入バンドの粗悪品は、調整が不可能なものや、駒がかたくて外れないものが、あります。

金属バンド調整一覧表(SEIKOのサービスセンターの資料を参考にしています)
 方  式     調整方法イラスト   使用工具
カット方式 S-908
S-914
S-917
小型ドライバー
バネ外し
ニッパー
Cリング方式 S-918
S-922
ピンセット
バネ棒方式 バネ棒外し
ヤットコ
板バネ方式 S-919
目打ち
ネジ方式 小型ドライバー
中駒方式 目打ち
ピン方式 S-918
S-922
ヤットコ
ネジピン方式 小型ドライバー
スライド方式 S-914
小型ドライバー
バイプ方式 S-918
S-922
ピンセット
S字方式
エバー方式 小型ドライバー
ピンセット
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