たらい舟の歴史
 タライ舟が考案されたのは明治の初めごろで、洗濯桶から改良に改良を
重ね現在のたらい舟になったと言われています。
 見え隠れする岩礁の多い小木海岸で、小船より安定感があり、小回りが
利いて自由に操作できるように考案されたのが始まりです。

 たらい舟は磯ねぎ(下写真)と呼ばれる漁で、サザエ・アワビ・ワカメなど
を獲るのに使用されました。

 現在でも小木海岸では、たらい舟を使った磯ねぎ漁が行われています。

 運がよければ、当社の観光船やモーターボートで遊覧中に、磯ねぎ漁で
サザエやアワビを獲っているたらい舟に遭遇する事もあります。
(注:必ず見られるわけではありません。)

 観光用のたらい舟は実際に漁で使うたらい舟よりも一回り大きく作って
あります。

たらい舟を使った磯ねぎ漁


 たらい舟の材料
樹齢約60年の杉、長さ10m以上の真竹


 たらい舟の大きさ
縦180cm横140cm深さ55cmで楕円形をしています。


 磯ねぎ漁道具
写真中央が箱めがね、左からタモ、次の3本がサザエをつくヤス、
アワビを引っかけて岩からはがすケイカギ、ワカメを刈るカマ
磯ねぎ漁
箱めがねで海底のサザエなどを探し、ヤスなどの道具を使って獲ります。


 水中から見たタライ舟   
(写真提供:小木町ダイビングセンター


 たらい舟の注意事項
写真@ 写真A
写真B 写真C
1.たらい舟乗船前
・切符売り場で切符をお買い求めください。(写真@)
・桟橋では係員の指示に従ってください。
・桟橋では2列ぐらいで並んでお待ちください。(写真A)
・桟橋先端のたらい舟乗り場は狭いので係員の指示があるまで階段を
 下りないでください。(写真B)

2.たらい舟乗船時
・係員がカギでたらい舟を固定し、指示するまで乗船しないでください。
 (写真C)
・乗船したらすぐにイスに座ってください。立ったままだとバランスを崩
 て危険です。


3.乗船中
・危険ですのでむやみに立ち上がらないでください。
・たらい舟を漕いでみたい方は、船頭に言ってください。
 その際は、船頭の指示に従ってください。


4.たらい舟下船時
・桟橋についてカギでたらい舟を固定するまで立たないでください。
 (写真C)

・桟橋手前の方から順番に下船してください。
・前の人が下船するまで立たないでください。

5・その他注意事項
・救命胴衣はありませんので、決して落ちないでください。
 落ちるとすれば、乗下船時が一番可能性が高いです。
 ですが、係員指示に従って乗下船していただければ、
 まず落ちることはありません。
・乗船中はむやみに立ち上がらないよう、くれぐれも御注意ください。
 たらい舟はひっくり返りませんがお客様がバランスを崩して、
 人だけ落ちるという事もありえます。    




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