東は御前崎から西は伊良湖まで、120Km余の白砂の浜、風が年中強く、したがって波も荒く、急激に深くなるので水泳には適さない。逆にサーファー天国である。浜はほぼ直線状であり、かつ砂浜の幅も広いため、地平線のかなたまで見渡せる。砂は砂時計に使えるほど目が細かい。したがって四季を通じての強風により砂が流されてしまう。昔から遠州灘沿いの人々は砂との戦いで、全海岸線に防砂林が設けてある。
首都圏からも中京圏からも離れているため一部の観光地(伊良湖、御前崎、中田島砂丘、浜岡砂丘)を除けば訪れる人も少ない。見渡す限りの海岸に人影まばら。風紋も美しい。日本離れした絶景の中で瞑想にふけることができる。
謎がふたつ
● 1997.06.20 台風7号 豊橋上陸
●打ち上げ貝とは
貝の採集にもいろいろ方法はある。(1)購入する〜最も簡単は方法。世界中の貝が手にはいる (2)干潮時の磯で採集〜磯の貝に限られる。残念ながら美しい大型貝は少ない (3)底引き網に掛かった貝を漁港で拝借する〜深海の貝は入手できるが期間、場所が限定される (4)打ち上げ貝の採集〜今回の採集方法である。荒波により浜に打ち上げられた貝を拾う。波の荒い海岸でのみ可能。大波(台風など)の後が好機である。深さ50mまでのものが入手できる。なお、波に打ちつけられるので欠けているものが多い。
●採集地マップ
新居付近の航空写真。浜名湖と海がつながっているところを今切(いまぎれ)という。この西側を新居(あらい)、東側を舞阪(まいさか)という。今切の西側外海に波防テトラポットが3条ある(写真では浜が扇状になっている部分)。ここにしばしば打ち上がる。波は年中強く、ボディーボードのメッカである。
●調査メンバーと役割分担
採集 全員(Nさん、お母さん、ひで君、みぃさん)
洗浄 全員(Nさん、お母さん、ひで君、みぃさん)
同定 Nさん、ひで君
表作成 Nさん、ひで君
分析 Nさん、ひで君
●調査すること
打ち上げ貝の採集により遠州灘の浅海底に棲む貝の地域差、海岸形状の違いによる打ち上げの種類差を調査する。また以下の謎も解き明かしたい。
1. この広い遠州灘で大量に貝が打ち上がるのは御前崎
周辺と新居周辺の2ケ所だけ。なぜ?
2. 新居は砂浜であるにも関わらず岩礁に棲む貝が打ち
上がる。なぜ?
●関連気象記録
● 1997.06.28 台風8号 日本縦断
● 1997.07.26 台風9号 四国上陸
● 1997.08.xx 台風13号が九州西を通過
● 1997.09.03 台風18号、本州に沿って太平洋を北上
● 1997.09.16 台風19号、九州に上陸
● 1997.09.19 台風20号、本州に沿って太平洋を北東に通過
● 1998.02.08 春一番、東海地方を吹き抜ける
● 1998.xx.xx エルニーニョのため年間通して天候穏やか、台風の上陸少ない
● 1999.09.24 台風19号が日本縦断(九州から日本海に抜け北海道再上陸)
● 2001.08.21 台風11号が遠州灘を西進
● 2001.09.11 台風15号が遠州灘を西進
● 2003.08.07 台風10号が四国に上陸、大阪を経由して北陸に抜ける
● 2004.10.xx 台風の上陸数が日本記録となったが、打ち上げには貢献しなかった