参議院選挙について
伊藤おさむ
7月11日の投票日に向けて、ここ越谷市でも参議院選挙の熱い戦いが繰り広げられており、私も
自民党公認候補の必勝を目指して駆けずり回っています。しかし、世間の反応はいまいち盛り上が
りにかけていることが、日を増すごとに感じられます。
今回は、何故盛り上がらないのか?その要因には何があるのか?について、人々の意見を踏まえ私
なりに考えて見ました。
それには、参議院の知名度があまりにも低すぎることが考えられると思います。それは、憲法の
規定により、3年に一度参議院定数(242名)の半数が改選し任期が6年あるということや、立候補でき
る年齢が衆議院は25歳以上であるのに対し参議院は30歳以上ということ、或いは参議院には任期の
途中で解散が無いことなどを知らない市民があまりにも多いことだと思います。また、衆議院で審議
したことを参議院で審議し決めるという、いわゆる「良識の府」といわれる二院制の意味が理解され
ず、単なる衆議院のコピーとして考えている人がいることにより、参議院自体に疑問を持ち、関心が
無くなるというケースも考えられるのではないでしょうか。更に、越谷市の場合、衆議院選挙(小選挙
区)は、越谷市・草加市の2市で一つの選挙区になるのに対し、参議院選挙は、埼玉県全体で一つの選
挙区となり、あまりにも広すぎるため候補者と顔を合わす機会が限定されてしまうことが考えられま
す。また、比例では政党名か個人名を記入するとなっていますので、比例区で立候補している候補者
の応援団は、大々的に比例候補者個人をアピールすることにより、選挙区の候補者の存在が薄れてし
まい何がなんだかわからなくなってしまいます。私達選挙に携わっている人間ですらこの様な状況を
把握するのに時間がかったのに、それを市民に説明するには、かなりの時間と労力が必要になってき
ます。
一つの例としてこんなことがありましたのでご紹介します。ある日、近所のお婆さんが私のところに
来て、「選挙では誰を入れたらいいの?」と尋ねられました。私は、「埼玉選挙区では○○さん、比例
区は○○さんか自民党の候補者にお願いします。」と答えました。しかし、何度いっても理解してもら
えません。説明不足もあろうかと思いますが、そんなこんなで15分位費やしてしまいました。この様な
ことを鑑みると、参議院に対する理解のみならず、選挙方法すらわからない市民が多くいるように感じ
られます。
私達政党所属の議員は、政党の勝敗を賭けて選挙戦を戦いますが、その前に選挙の投票率を高めると
いう、民主主義の根幹を考えて行動しなければならないことに改めて気がつく思いがしました。
今回の参議院選挙の投票率アップに向けて、様々な自治体で創意工夫をしていますが、私の周りでは
猛暑にもかかわらず、いまだに寒い風が吹いています。