番外48
蕎麦処深山(01/05/05)
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コメント ゴールデンウィークは、毎年八千穂高原の駒出池キャンプ場に行く。今年は、雪が積もったりといろいろがあったが、それももまた楽しいものである。 昼前にキャンプ場を出て、麦草峠を越えて蓼科に入った。今回は食事については全く下調べをしていなかったのだが、まあ、蕎麦屋の一軒ぐらいあるだろうと、くねくねと坂を下って行くと、道の角に小さな看板。 どうやら別荘街の中にあるみたい。なんとなくこう言うの期待できそうなので、行ってみることにした。本当に別荘街の中。角毎に、看板を探した進む方向を決めないと、どこにあるかさっぱりわからない店。 店の前まで来ると駐車場には車が多い。ところがお店がどこにあるかわからない。人の出入りを見ているとどうやら駐車場を回り込んで一段下にあるようだ。みんなで坂を下って行くと、あったあった。作りは新しいが、趣のある構え。多少期待する。 駐車場や店の前には順番待ちの人が何人かいる。でも、GW真っ最中の1時過ぎ。これなら、まだ人は少ない方かもしれない。 20分ほど待って、店の中に入れた。客が多いと言うよりは、回転が悪いようである。 テーブル席が7つで28人程度の収容力。中央には花が生けてあったり、雰囲気はいいのだが、なかなか注文を取りに来ない。お茶も出てこない。通常の人数でGWの対応をしているのでしょうね。沢山の客に店員のオペレーションが付いて行ってない感じです。 のんびり待っていたら注文の順番を飛ばされてしまった(^^; メニューはいたってシンプル。冷たいそばはもりのみだし、温かいものも山菜と花巻(海苔を散らしたもの)くらい。あとは、ご飯や総菜とのセットである。つまりは天ぷらがないのだ。かわりに店の売りは豚の角煮の様である。前日に自作の角煮を食べた後だったの、興味がなかった。値段も確認してない(^^;。 事前に連絡すれば、夕食のコースがあるようだが、どんな物かは不明。 注文してから、出てくるまでにも時間がかかった。 さーてと。じっと待ってやっと出てきたそばの感想です。私が食べたのはもり蕎麦です。 つゆ しっかり出しを取っていることがわかるいいつゆである。出しの中心は昆布。香りも味もこれが中心。鰹節はの昆布の味を引き立てるために使っている様な感じである。返しは味醂が強く甘めの味付け。色は薄めである。関西系の感じ。 東京のそばを食べ慣れる者にとっては、ちょっと違った感じを受けるが、これはこれで、しっかりしたものだった。 麺 手打ちのものではあるが、蕎麦の太さが不均一。また、つなぎの量がかなり多い。その割には期待するほどの腰がなかった。つなぎが多いために蕎麦の香りや味も弱い。 つゆや薬味がしっかりしているのに、肝心の蕎麦がこれではもったいない。非常に残念。 薬味 ワサビとネギ。ワサビは、辛さをしっかり引き出しているが、甘みも感じさせるもので、香りもいい。レベルの高いワサビを使って、しっかりした手順でおろしていると思う。ネギは、地元産のものかな?水にさらしていると思うのに、まだネギの辛さを出しているもの。 営業期間が、4月中〜11月中と言う。つまりは新蕎麦の時期をすっぽりはずしているのである料理としての、つゆや薬味がいいのに、蕎麦のことおろそかになっている。非常に残念。たぶん、角煮はいいんだろうな〜。今さらながら、角煮をたべてみたくなっている。 この店の目的に、わざわざ蕎麦を食べに行くと言う事はしないだろうな。 |