番外46
そば勝(00/8/18)
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コメント 夏の旅行の最終日。そば勝と言うこの店に行った。旅行の詳細は、マンボウの独り言に書いてますので、そっちを見て下さい。 この店の前、何度となく通っている。松本、大町間の道路が整備されていない頃は、この店の前を通る山麓線が、抜け道であった。店の前は通ったが、何となく怪しい雰囲気でここに入る事はなかった。今回が初めて。 お店の情報が、本に載っていたので、言ってみる気になった。そばと豚カツのお店なのである。そばも食べたいが、ソースカツ丼も食べたいななどと思っていたので、ここに行くことにした。 写真で見ると、結構綺麗に見えるが、外観はかなり古い建物である。店の裏が駐車場になっているが、住居が横にあって、洗濯物が干してあったりする。どちらかと言うと、地元向けの定食屋に近いものかと思いながら、店に入る。 店内はかなり広い。テーブルと座敷で40人程度の収容力。ちょっと雑然としている感じはあるが、田舎の昔からのそば屋の雰囲気がある。お店のご主人の子どもが、店内をうろちょろしている(2歳前くらい)。こんな雰囲気も許せるものがある。我が家の子ども達がまだあんな頃を思い出してしまった。そう言えば下の子が2歳になった年に、この近所のキャンプ場に来たのが、我が家のファミリーキャンプの始まりだった。 脱線してしまった。そんなファミリーな感じのお店。でも、客の大半は観光客でした。意外に知名度高いんだな〜〜〜なんて思ってしまった。 私はソースカツ丼もそばも食べたかったので、一の沢定食を食べました。通常のもり蕎麦にソースカツ丼、漬け物が付く。 さて感想です。 まずは食べたかったソースカツ丼から。 ソースカツ丼。ご存じない方もいるかも知れないので、一応解説。 カツ丼の起源は、ソースカツ丼であったと言う説もあります。アツアツのご飯の上に千切りのキャベツを乗せ、その上に揚げたての豚カツをおいて、ソースをかけて食べるのがソースカツ丼。そばつゆベースのタレで豚カツを煮込んで、卵とじにする通常のカツ丼とは、別の食べ物です。 初期の(原始カツ丼とも呼ばれる)ソースカツ丼は、ウースターソースをかけていたそうです。長野県内の広い地域で食べられているソースカツ丼の場合は、豚カツソースにさらにリンゴなどのフルーツを加えて甘めで粘性のあるソースを使っています。各店オリジナルのものも多い。 長野では、スタンダードな食べ物だと思う。ご飯と豚カツの熱でしんなりした、キャベツに甘めのソース、ジャンクかもしれないけど、私は好きです。 このお店のソースカツ丼も長野スタイルのスタンダードなもの。 タイミングが良かったのか、ご飯は炊き立て。豚カツは、肉が薄いが硬めで厚めの衣をまとったもので、粘性の高いソースを適度に吸い込んでも、まだカリッとした食感を残してくれる。 オリジナルと思われるソースは、甘めでご飯との相性良し。適度にソースが染み込んだご飯は、カツがなくても美味しい。 意外に当たりでした。 そば 通常のもり一人前がついてきます。この店のそば、手打ちとしては値段が安いが、量はちょっと少ない。成人男性なら大盛そば(せいろ2枚)がちょうどいい量。カツ丼とそばでも量的にはそんなに多くない。 十割そばの手打ちのものです。そば粉は、地元の物を使っているようです。この夏の時期においても、十割とは思えない食感を感じさせてくれました。そばの香りのちゃんとある。 つゆ つけ汁。鰹、昆布、椎茸かな?鰹のみのだしに比べるとシャープさはないが、このあたりのものとしては、出来のいいものだと思う。甘めの味付けも、このあたりとしては標準。 返しに使っている醤油がいい。香りが強い。どの醤油なのだろうか?これももしかすると地元産? そばだけを食っても満足したかもしんない。意外にいいお店だった。かみさんの食べていた天盛の天ぷらもうまそうだった。 夏休みの旅行の最後に、いいお店にあたりました。値段安いし、混雑もない。お勧めですね。 |