番外37
香庵(00/3/4)
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コメント 八ヶ岳山麓の林の中、別荘街の一角にあるお店です。道から奥まった所にあるので、道沿いにある小さな看板を見逃すと見つけられません。 このお店を知ったのは、ご主人の四方さんからメールを頂いたのきっかけでした。西東京拉麺探検隊のみなさんの元同様の方です。 趣味でやっていた珈琲の自家焙煎。それが高じて今のお店を始めたそうです。私も何か、商売になるような趣味があればなあ〜。今頃サラリーマンなどやっていないのに(^_^;) 師と仰ぐのは、国立の珈琲実験室の関三夫さん。直営店 ”コフィア”が国立にあるそうなんで、ここも試してみたい。 外観は、可愛いペンションの様なお店。看板が小さくて最初はどれが香庵かわかりませんでした。店内は、お店と言うより、工房と言った感じ。コンクリート張りのフロアの入口脇に珈琲豆が並べられています。簡素なテーブルと椅子がテスティングコーナー。窓際の一番いい場所に、焙煎機が置かれていました。 美味しい珈琲を頂きながら、小一時間ほどお話をさせてもらいました。最後に頂いたウーロン茶も非常に美味しかった。 豆の種類は少なめ。1つの銘柄に対して、ローストが一種類。豆の種類については、香庵さんのHPをご参照ください。価格については、非常に良心的だと思います。 さて、豆の感想。 モカ・マタリ、マンデリンの2種を買ってきました。マンデリンはかみさんのリクエスト、モカ・マタリは私の好みであります。 自宅に戻って、かみさんに入れてもらいました。手前味噌になっちゃうけど、珈琲の入れ方に関しては、うちのかみさんはかなりレベル高いのです。ミルなども道具もそれなりにそろえたし。珈琲豆の感想は自宅でやってみないと条件が一定にならない。 まずは豆の感想。見た目の色は浅めです。呑み慣れた南方郵便機系のシティーローストに比べるとずいぶん薄い。ハンドピック(不良の豆を手で取り出す作業)は、非常にしっかりしてあって、質のいい物になってます。手間が大変だろうな。 ハンドピックって知ってますか?香庵さんのHPにも書かれていますが、未成熟の豆やエレファントイヤーと呼ばれるような不良の豆を取り除く作業です。これをちゃんとやっていないと、美味しい珈琲になりません。 我が家の御用達のお店のものでも、一度大変な思いをした事があります。なぜだかわからないけど、珈琲に胡椒が混入している事があって、それに気づかず珈琲を入れてしまってどんでもない味の物になったことがあります。 このお店のなら、そんな心配はなさそう。安心して良質の珈琲が楽しめそうです。 味の感想は、一言で言うとシンプル。奇抜な事もやっていないし、各銘柄が持つ特徴を最大限に生かす焙煎をやっているという感じ。冒険がない分、味はおとなしいものです。裏返せば、一年365日、毎日毎朝飲み続けても、飽きないもの。そんな感じでした。 通販もありますので、珈琲好きの方なら、一度お試しくいださい。 |