番外36
時遊庵あさかわ(00/3/4)
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コメント 穂高温泉郷の中にあるお店。温泉郷の中心からは、ちょっと離れており、周囲は別荘地と思われる場所。この近辺には、天満沢、車屋、大梅、常念など有名なそば屋が並ぶ。そんな中に、このお店が開店したのは、一年半ほど前だと言う。 ガイドブックには、200年前の土蔵を利用したお店となっていたが、かなりの改装が入っている。店の作りは近代的で和風の作りではあるが、大きなガラスをふんだんに使って開放感があるものになっている。テーブルや椅子、座布団などにもセンスの良さを感じさせる。 メニューのわさびの花芽、ふきみそ、ねぎみそは、ざるそばとのセット。白雪そばは、そば粉100%となっていたので、たぶんさらしなそば? ざるそばの大盛を食べました。 麺 細目に仕上げられた蕎麦は、挽きぐるみと思われるが、甘皮の部分は少ない。つなぎに多少の小麦粉が入っている。盛りは多く、食べた気にさせてくれる量。 ただ、蕎麦の出来としては、それほど高いレベルではない。しっかりした腰はあるは、舌触りがよくない。甘みはあるが、香りは弱かった。また、盛り方がよくない。蕎麦が絡んでしまって、思った量をつまみ出せない。 つゆ 鰹だしで本返しを使った物。味は甘め。ちょっとしまりのない感じがした。つゆの出来としては、標準的なものであろう。 薬味 本わさび、大根おろし、白ネギ。 大根おろしの大根は、普通のものだった。辛味大根食べたかった。 薬味以外に野沢菜がついてきた。菜沢菜漬けもすでに終わりの時期ですね。色が変わって多少酸っぱくなったもの。春の訪れを感じさせてくれます。もう少しすると油炒めになって出てくるのかもしれません。 そば湯は、打ち粉が多量に混ざったドロドロのもの。私の好きなそば湯だったので、一升全部呑んでしまった。 蕎麦に関しては発展途上であると思った。今後に期待する。店の雰囲気は非常にいい。落ち着いた空間を作りだしている。 雪景色の安曇野を見るにもいい店であったが、夏にも訪れてみたいと思った |