番外35
弁天本店(00/3/3)
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コメント 久々の番外です。長野に行ったついでに、食べて来ました。場所は松本市の中心を流れる女鳥羽川のほとり。デリーのあたりから女鳥羽川に出て、橋を渡った対岸にある。創業は明治10年。老舗のそば屋で、今は5代目がやっている。 私が初めて訪れたのは20年前。今も変わらぬたたずまいである。店内も20年前とかわらない。20年前でもかなり古いと思われたテーブルや椅子がそのまま使われている。内装に関しては、高級感はまったくなく、町の食堂といった感じ。3月。それも平日と言うこともあって、観光客の姿もなく近所の人がいつもの昼飯を食っていると言う感じであった。 食べたのは大盛。普通のもりに対して、250円プラスはちょっと高いと感じた。まあ、手打ちの蕎麦なんだから、仕方のないところか。 さて、感想です。 麺は、2,3番粉を使った普通の蕎麦に多少のつなぎの小麦粉が入ったもの。蕎麦の刻みの幅は均一で丁寧な仕事である。茹で加減は柔らかめ。香りは薄く甘みもあまりないのが残念。 大盛りとしては、普通の量だった。 つゆは、鰹ダシに本返しを使ったしっかりしたもので、標準的な辛さ。つゆに難点の多い長野のそば屋の中では、しっかりした方である。 薬味は、水にさらした白ネギ、本わさび、大根おろし。大根おろしは、青首大根のものだった。 飛び出た特徴はないが、老舗として安定した物を出しているという感じ。ぱっと入って、ぱっと食べられるので、時間が無いときには、いいお店です。 |