番外31
手打ちそばきさらぎ(99/10/16)
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コメント 一週間、岩手の雫石の方に出張だった。 レンタカーを準備できなかったので、宿に缶詰状態。食べ歩きは出来なかった。帰る前に、盛岡の駅周辺でちょっと食べてきました。 このお店は、岩手日報が出している、「岩手のそばうどん100選」に載っていたお店です。本は、店の紹介をさらっとしている程度。盛岡だけでも50軒くらい載っているので、どこがいいのかわからない。駅から一番近いお店に行ってみました。 場所はホテルメトロポリタンの隣の大きな駐車場の向かい側です。行ってみればすぐにわかると思います。 入口に立ったときの想像より店内は広い。行ったのは12時前。客数は0。カウンタに座る。カウンタの内側では、オヤジさんがそばを打っている最中。もうちょっと近くの手元の見えるところに座れば良かった(^_^;) 3たてを守っているいるとの事。雰囲気はなかなかよかった。 もう一軒、冷麺を食べてみようとおもっていたので、シンプルにもりそばを注文。 さて、感想です。 そば そばは、引きぐるみ。地粉のみを使っていると言うそばは、引きぐるみらしい黒いもの。艶があり、見た目からも、なかなかのそばであることがわかる。 細目に打たれたそばは、腰がしっかりしており、蕎麦らしい食感ある。小麦粉のつなぎを使っているようである。香りが薄いのは、たぶんまだ新蕎麦ではないからでしょう。蕎麦のしっかりした味はあった。蕎麦を打つ技術はしっかりしている感じ。新蕎麦で食べてみたかった。 つゆ だしは、たぶん鰹節のみ。化調の味はない。返しは甘さを控えたもの。でも、醤油が前面に出てくると言う物ではなく、だしを生かして、かえしは控えめ。 雑味がなく、しっかりしたつゆでした。 東北の蕎麦と言うと、もっと濃いつゆを想像していたので、意外でした。でも、蕎麦をつゆにどっぷり漬け込んで食べても、蕎麦の味が生きる、こういうつゆはいいと思う。 薬味は、ネギと紅葉おろしでした。わさびはなし。でも、結局なにも入れなかった。 地粉を使って、この値段。素朴ではあるが、蕎麦を生かすつゆ。しっかりした技術にささえられた蕎麦。なかなか良かった。駅の近所って、あんまり期待出来ない店が多いのだが、ここは合格点です。 でも、これと言って秀でたものはなかった。感動をすると言うほどのものではない。 |