番外29
ラーメン喜夢良 (江平支店)(99/9/8)
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コメント 仕事は午前中で終わる。打ち合わせの場所から徒歩で20分ほどなのだが、同行者がいたのでタクシー。今回の出張は贅沢だ。タクシーから降りると、トンコツの香りが漂っている。 朝のうち雨が降ったので、蒸し暑い。時刻は12時半。店の前に行列はない。店内は、カウンターと座敷。ほぼ満席である。テーブル席にした方が収容人数は増えるのであろうが、昔ながらと言った座敷の雰囲気もいい。 そうそう、このきむら。以前に書いた栄養軒とここは、宮崎ではかなり古くからある店。きむらの本店は、前後まもなくの開店らしい。 テーブルの上には、みじん切りにしたニンニクを醤油につけ込んだニンニク醤油と、タクワン、胡椒がある。 ラーメンを頼んだのが、周りを見回すと、ほとんどの人が、おにぎりとラーメンを頼んでいる。おにぎりは、海苔ではなく、白胡麻が周りに着いているもの。なんだか、うまそうだった。 メニューにある卵ラーメン。ラーメンに生卵が入っています。インスタントラーメンに生卵入れて食べる私には、興味あり。次回はこれを試してみましょう。 さて、感想です。 スープ トンコツベースの白濁した九州系のスープ。粘性はそれほど高くありません。元だれは醤油ベース。表に立ったときは強く感じたトンコツの臭いは、スープでは、あまり感じませんでした。 味は、しつこくないが深みのあるものです。醤油の味がけっこう強い。 化調も感じないし、食べたあとも、すっきりした感じがあって、好感が持てました。 途中でニンニク醤油をかけたのですが、これが、味が引き締めてくれて、非常時良かったです。丸のままのニンニクを漬け込んだニンニク醤油より、ストレートなニンニクの香りと味が強く引き出されている。ティースプーンより小さな木製のさじ1杯を入れるだけで、味がずいぶん変わりました。 麺 ストレートの白っぽいもの。普通の太さのストレート麺です。茹で加減は柔らかめ。麺が軟らかいのは栄養軒でも感じたもの。麺の茹で方に注文を付けている人はいなかったから、これが標準なんだと思います。jもしかしたら、これが宮崎ラーメンの最大の特徴?東京でこの茹で加減の麺が出てきたら、文句を言う人が多いと思う。 味は、それほど強くないです。 柔らかめの麺は、スープに良くからんで、こんなのも、いいかなと思い直しました。 具 チャーシュー、メンマ、モヤシとアサツキ。 チャーシューは。バラ肉を醤油ベースのたれで煮込んだものです。チャーシューと言うより、しょっぱい角煮と言った感じのものでした。豚の味は良く出ていたが、臭みがちょっとあった。スープに麻痺した舌をリセットするのに、一役買ってくれました。 メンマは、ちょうど良い固さ。味は薄めでしたが、ちょっとだけ臭みがあった。 長い間作られてきた、完成されたラーメンと言う感じがしました。トータルバランスもかなりいい。 宮崎に観光で行くなら、宮崎神宮にも行くことになるでしょう。帰りがけに、よっても損した気分にはならない店だと思います。 そうそう。栄養軒と同様に、レンゲがありませんでした。これも宮崎ラーメンの特徴? もう一つ。大盛りが300円増しと言うのは、ちょっと高くないですかね? |