番外22
仏跳麺 (99/6/16)
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コメント 鹿児島出張中です。宿に着いたのは、夜の9時過ぎ。近いところで、1杯はラーメンを食べようと思って、ジャンボさんのページに書いてあったお店に行って来ました。 鹿児島市は、火山灰の降る町。道はきれいに掃除してあるのですが、それでも革靴で歩くと、ジャリジャリと音がします。 今日行ったお店は繁華街の中。パブみたいなのがいっぱいある。男一人で歩いていても、何となく怖い。(なんて言っても、私の実体を知る人は絶対信じないな) 本当は、2軒ぐらいは梯子してみようと思っていたのですが、昼の3時過ぎから、ビール飲んじゃったりして、何となく調子がよくなかったので、1軒にとどめました。明日もう一日ありますから、まあいいか。 お店は、改装後なのでしょうか、非常にきれいな作りでした。店は空いていて、カウンタ30席くらいあるのに、客2人。お店には、各メニューの写真がある。チェーン店なのかなと思わせる雰囲気がありました。宿に帰って、インターネットタウンページで検索してみたら、鹿児島に6軒あった。 店は、おばちゃん2人でやっていた。 ジャンボさんが7点を付けたラーメンはどんなものなのか。仏跳麺(しょうゆ)と言う、一番スタンダードなやつを頼みました。 さて、感想。 スープ。 トンコツベースに、昆布、椎茸、鶏ガラ。野菜の味もある。店に張ってあった能書きには、他に秘密のものがあるって書いてあった。秘密のものって、化学調味料か?? って事で、化調も入ってます。 この前、「のり一」と言うお店に行って、長浜のトンコツとは全く別のラーメンを体験したが、ここで食べて、何となく鹿児島のトンコツと言うのがわかった様な気がする。 長浜なんかに比べると、非常にあっさりしてます。表面に油は浮いていますが、トンコツ特有の混濁は弱く、透明感がある。透明な「のり一」とは別の味ですが、スープのあっさり感には共通のものがある。 コショウは多めでした。 「しょうゆ」となってましたが、家系なんかとは違って薄口のしょうゆを使っています。色は薄いが塩味はきつい。表面の脂も多い。 麺 普通の太さの麺で、かん水は少ないので、白っぽい麺。腰は弱いのですが、つるっとした食感があり、なかなかいい。味もまあまあ。 これも、長浜とは、異質のものですね、歯ごたえを大切にするあっちとは、ずいぶん違う。これも「のり一」と共通するものがあるな〜〜〜。 具 チャーシュー、生のキャベツ、ネギ、揚げネギ。 チャーシューはもも肉。味はそんなについていない。ただ豚本来の味は強い。これが鹿児島の黒豚と言うやつなのでしょうか。東京の丸い形に整えたものではないく、適当(本当にてきとうなのだ。大きさバラバラ)な大きさに切ったものがかなり大量に入っている。何枚って数えられないの。うまかった。 塩味のあるスープに、キャベツが口をすっきりさせてくれる。 揚げネギはアクセントに良かったです 化調は気になるが、まとまりのいいラーメンで、なかなか美味しかったです。 そうそう。ここでも大根の漬け物が出てきた。鷹の爪が利いたちょっと辛いやつ。どうもこの辺では、これがデフォルトらしい。 99/6/17 追加のコメントです。 地元の人に仏跳麺の話を聞きました。元々は、そば、うどんのお店で、ラーメンもやっていたとのこと。 3,4年前に、コンサルタントを入れて、今のお店になったそうです。ラーメンもそのとき作られた新しいものらしい。 その方の話だと、ここのが薩摩ラーメンの標準的な味ではないかと言っていました。 |