番外21
ひもの鳥沢商店 (99/6/13)
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コメント 沼津に行って来ました。淡島の方まで足を延ばして、ひものを買ってきました。 このお店は、昔、NHK養育テレビでやっていた「この町大好き」と言う番組で、地球を知るために来た宇宙人が、1年間住んでいたお店です(^^; dancyuにも、紹介されています。97年7月号126ページから。 ここへ最初に行ったのは、2年前の6月。近海物のアジが捕れる時期。うまくて安かったので、今回も来てしまった。 現在のアジの干物は、国産のものを使っているの少ない。ここのは、この時期、目の前の海でとれる近海物。脂の乗りの悪い時期は、他の産地(島根などの国内)のものを使っているそうです。 製法は、昔ながらの天日干し。ほとんど手作業でやっているみたい。 アジを開いて、真水で綺麗に洗った後、飽和状態の塩水につけ、その後真水で洗ってから、天日干し。 塩水に漬ける時間と、干す時間。この2つに職人の勘が生きる。 また、塩水に漬けたあと、真水で洗うのは、表面の塩は落とすけど、中はしっかり塩をなじませるため。 使う水も重要な要素になるそうです。沼津の水道はあの柿田川の水。すべての条件が揃っている。 お店の方では、これらのひものが冷凍になってます。(生のものもある)。カチンコチンのまま、発泡スチロールのケースに詰めてくれます。東京まで持ち帰っても凍ったままなので、おみやげ物にも出来ます。 アジ以外でも、干せるものは何でも干すそうです。 今回のアジはちょっと小振りのものでした。冷凍されたアジの表面に白く小さく固まるものは脂だそうで、霜降り肉の様になっている事を示しているって、教えてくれました。 他に一夜干しのイカと、サンマの幼魚の丸干しを買っていました。サンマとイカは店頭に干してある。自分でいいやつを選びました。イカは、2時間も干さないそうです。 味醂干しその他いろいろあるので、お店で聞いて、そのときあるものを買うことになります。 食べた事ないのですが、イワシの醤油干しと言うのもうまいらしい。 アジは、100円、イカは350円、サンマは1本50円。安いです。前日、沼津の港で買ったイカの一夜干しは400円だった。 さて、今日の朝、まずアジを食べました。 寝坊したので焼きたてと言うわけには行かなかったけど(^^; 「おかーちゃん。こりゃ焼きすぎだよ」と思いつつ、眺める。表面には脂。いいねー。 食いつくと、臭みがない。これは、最初にしっかり水洗いしているため。塩味はきつい。なんだか、懐かしい味です。昔の干物ってこんな味。減塩だなんだと言って、干物の塩味も薄くなっていますが、ご飯の友には、これくらいの味がいい。 脂の乗り、味わい文句なし。 もうちょっと大きければ、もっとよかった。←結局文句を言っている(^^; 「焼き方がもったいないぞ。かーちゃん。表面が固くなってしまった」 イカとサンマの幼魚は、食べたときにまた感想を書きますが、自宅で冷凍にしたので、ちょっと味が落ちているかもしれません。 ある程度の量以上なら、通販出来るそうです。お店に電話してみてください。 そうそう。ご主人が言ってましたけど、干物を作ることより、近海物の魚を手に入れることの方が、大変な苦労なんだそうです。港に荷が上がると大変な状態になるらしい。 話し込んでいたら、値引きしてもらった上に、ビワをもらってしまった(^^; 駿河湾の近海物。一度お試し下さい。 写真撮るの忘れてしまった。まあ、綺麗な店じゃないから ((((((((((((((^^; 金太郎君見てくれている??スキューバの帰りによってみてね。 |